姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

便秘の論文第三弾出版されました 岡崎外科姫路の肛門科ブログ

2014-06-16 00:01:36 | 便秘
岡崎外科消化器肛門クリニックとして5本目の論文として、「医療用経口便秘薬の刺激性成分についての文献的および臨床的評価 刺激性下剤ランキング表の作成」が臨床肛門病学に掲載されました。便秘関係としては、3本目の論文です。これまで医療用に使用されてきた主な刺激性下剤の強さについて評価したものです。日本で一番たくさん使用されている「プルゼニド」という下剤で、効きすぎて下痢になるとしましょう。そういうときに、どういう「弱い下剤」何錠くらいにするとよいのか?という質問に答えるべくおこなった検討なのです。いつも思うことですが、論文がでると何が楽しいかというと、それによって臨床医として、あるいは研究者として色々な方々と新しくつながりができて行くことなのです。大腸通過時間についての2010年の論文では、高知大学(現在は指扇病院)の味村先生に声をかけていただいたり、また大学の同窓でもある吉備高原リハビリテーションセンターの古澤君と共同研究が始まったりしました(古澤君なんて呼んでいますが、実は脊髄損傷のリハビリ領域では国際的な教科書に名前が載るようなすごいドクターなのですよ!)。今回のテーマについては、昨年11月の近畿肛門疾患懇談会での報告がきっかけとなり、座長の奈良県立医科大学の藤井久男先生とお知り合いになることができました。昨日開かれた第100回近畿肛門疾患懇談会で、藤井先生に論文化の報告ができ、またこれからの研究についての新しいヒントを伺うことができました。世の中では、「開業したら手術は終わり、開業したら研究は終わり」というのが通念ですが、私は幸いに優しい先生がたに教えて頂くことばかりで、なんとか「手術も、研究も」できている状態です。感謝、感謝であります。下の写真は近畿肛門疾患懇談会の発行している雑誌「臨床肛門病学」です。医学中央雑誌にも収載されています。紙も上質で写真もきれいです。巻末には私の師匠チクバ外科の瀧上先生の連載もあります。

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