姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

中四国肛門疾患懇談会で発表 岡崎外科 姫路の肛門科ブログ

2013-09-10 12:46:52 | リアル
9月7日(土)は広島で開催された、第61回中四国肛門疾患懇談会(大腸肛門病学会の中四国地方会に相当)で発表してきました。今回のテーマは「痔瘻術後開放創管理の工夫」として、当院で使用しているビスマス製剤の、皮膚炎予防効果、止血効果について報告しました。なかなか数字には現れにくい事柄ですが、手術後に少しでも患者さんに快適に過ごしていただくための工夫の一環です。よいことは遠慮なく他院にもまねしていただいてほしいので、情報提供をしています。肛門の手術後は「開放創」という傷をお尻のまわりに作ることがあります。その際に、傷がべたべたしたり、ひりひりしたりしない様にする工夫です。会の後の懇親会や二次会にも参加しました。今年は既に学会研究会で今回ふくめて4回も発表しています。「よーやっとるなー」と森谷外科の森谷先生に声をかけていただきました。今回は私も含め近畿からの参加も多く、大阪肛門診療所の佐々木先生、京都洛和会音羽病院の加川先生もご参加でした。特にうれしかったのは、香川・前田病院の香山先生が、前回近畿での私の発表を聞き、論文をみて麻酔前の冷却法を実際にやって頂いているとのことでした。これまで使用されていたやり方よりも効果があるとの手応えを教えていただきました。とてもうれしいことです。自分のやっている工夫が、論文、発表になり、それが医学の現場を変えて行っている!医者として科学者として一番うれしい瞬間です。またがんばろう、と力も湧くというものです。写真は姫路駅にはいってくる「さくら号」です。指定席がグリーン車なみに広いのでよく乗っています。(LF1 200mm相当)

医療情報をご希望の方へ。携帯でアクセスの方は「アーカイブ」、PCの方は左の「カテゴリー」から項目を選んで読むことができます。アーカイブ、カテゴリーはいっぱいあるので、下の方まで見てくださいね。携帯向けHPはこちらです。パソコン向けHPはこちらです
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中学の同級生来訪+本日のぽ... | トップ | ニトログリセリン軟膏(個人... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

リアル」カテゴリの最新記事