日本の天気予報は的中率が高いようです。テレビに映る天気図は、気圧配置、前線の動き、雲の動き、発雷、などなどがコンピューターのおかげで、素人にもおよその予想がつくほどです。いきおい、予報官もいわゆる予報からやや離れた、雑談をする時間が出てきます。昨日、面白い言葉が出てきました。高気圧が張り出してきて、秋晴れの日になるという予想に加えた雑談です。
「一円晴れ」・・・崩そうにも崩せない上天気。間違いない晴天の日のこと。
「万札晴れ」・・・これ以上はない晴れ。
どこの国の話だったでしょうか、電車が脱線して、線路から飛び出してしまった。運のいいことに、そこにあったオブジェに支えられて、空中に浮かんだように止まった。
これだけなら、その画像を見て、へ~え、よかったね。けが人もなかったんだって、で胸をなでおろして終わるところ。
なんとそのオブジェが、クジラの尾を形にしたようなもので、名付けて「クジラの尾びれに救われて」だったと言います。何というぴったりの名前でしょう。思わず拍手しました。
私は、あまり混んでいない道路を歩く時は、マスクは外しています。混んできたり、立ち話をしたり、スーパーなどお店に入るときにはつけるようにしています。
マスク不足の時、マスクをつけ始めましたから、自作のものやら、友人が縫ってくれたものを使っています。使い捨てではなく帰宅後に洗って何度も使います。
先日、マスクを洗っていて、ふっと自由律句が浮かびました。
マスク洗うどこまで続くぬかるみぞ
この句の中七以下の表現は、私の年代ほどの人しかお分かりにならないのでしょう。
戦争中、召集令状で駆り集められた陸軍の兵隊たちの敗戦の色濃い行軍の様子を詠んだ言葉なのでしょう。国民学校一年生だった私の頭から零れ落ちてきた言葉でした。