おせっちゃんの今日2

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演じることはできるだろう。…山中伸弥さん

2020-11-16 13:30:33 | 言葉

お昼時、家にいる時は・・・最近はほとんど毎日いますが・・・徹子の部屋を見ることにしています。

何日でしたか忘れましたが、山中伸弥さんがゲストで出ていらっしゃいました。ノーベル賞受賞者でいらっしゃいますけれど、高ぶったところの少しもない、お人柄が好ましく思えました。

学生時代は、ラグビー部で、トップ選手ではなかったけれど、ずいぶん激しい練習もしたのだそうです。今は、マラソンに力を入れていて、大会にもたびたび参加しているとのこと。4時間を切ることを目標に頑張って達成し、今は記録を伸ばし3時間40分ほどになっているとのことです。

「それでは随分活発な青年でいらしたのでしょう」と徹子さん。
「いえ、それが人見知りをする性質で、意見発表もはかばかしくできない人間でした」
「アメリカに留学して、ついた教授がこんな忠告をしてくれたのです。君は真面目だし、成績もいい。でもそれだけでは認められないよ。目立たなければダメだ、と。それはできません。これは持って生まれた性格なので変えられるものではありません」と言ったのです。その時教授は
「性格は変えられなくても、演じることはできるだろう。目だって研究を世に出すように活発な研究者を演じてごらん」とおっしゃったのです。

「少しずつ、性格が変わってきました。ついには意見などを発表することが好ましいことに思えてきました。あの教授の励ましの言葉がなかったら、今の私はないと思います。専門の研究の世界外の、徹子の部屋でお話するなんてとても出来なかったと思います」

そうか、そのものになれなくても、演じていれば、その人間になってくるのですね。良き母親、優しい賢い母親も演じればよかったのかもね。
ああ、もっと早くこの言葉を聞きたかった。