来年の干支・丑を、木目込みで作るというコミュニティー講座を、火曜日・今日木曜日、各3時間開催しました。牛さんの見本は先日既にお目にかけましたがなかなか可愛い新年の主役です。
コロナ禍最中ですからマスク・アルコール消毒・体温測定・をきちんと守って、机も普通の講義のように並べました。いつもは、4つくらいの島を作って、教えられたり教えたり、にぎやかに人の輪ができるのですが、声も小さめでと言い渡しました。
それでも定員いっぱいの応募者がありました。お家籠りの生活で人恋しさ、何かしたいという欲望があるのか、初めて参加の人が多いのも今年の特徴でした。
リピーターの方も多く、そういう人は、特に難しい所だけ教えれば作業は進みます。初めての方にだけ、基礎の基礎から教えます。桐の木の粉を固めた牛には、切込みが入っています。そこに生地を入れ込んでいくのです。専用のへらで切った布端が外に出ないように押し込むのですが、ほつれてくる糸くずが入りきらず、ぼさぼさになるのが初めての方の特徴です。自分にも経験のあること、コツを教えて、なおダメな時は目をつぶります。
どう見てもいい仕上がりとは思えないものでも、皆さん大満足。来年もやりますか、また応募しますと喜ばれました。
中に男性が二人。お一人は最初から欠かさず来てくださっています。むしろ私たちに変わって講師をしていただければと思うほどの手際のよさです。もう一人の方は今回で4回目だとのこと。今までは女房にプレゼントして喜ばれていましたが、今回は私の年、自分に作りました、とのこと。
委員で講師をしますので、疲れますが、皆さんに喜んでいただけてほっとしました。来年の今頃は寅が勢ぞろいするのですね。
私の年です。私は干支が10体溜まりました。あと寅と兎で十二支が揃います。生きていればですが。