あれ?!今日は何曜日? 朝から何度確めたことだろうか。いや、今朝からではないな、昨日のお昼くらいからこの症状は現われていた。
いよいよ認知症? いやいや、原因は解っている。落ち着いてきちんと考えれば正解も分かる。大丈夫。
歳とったら、重いもの、かさばるものなどお買い物がかなりきつくなるというよ。私は生協を利用している。おせっちゃんも入会したらどう、いよいよ弱って来てから急に始めるのも難しいかもしれない。今のうちから慣れておくべきよ。
これは妹・らい太の進言でした。病を発する前2年くらいだったでしょうか、らい太の紹介で入会しました。その配達日(次の配達の申し込みをする日)がずっと火曜日でした。それが昨日から月曜日に変更になったのです。日曜日、申込書を書かなければと思いついたことは上々でした。
でも習慣を変更したことから、頭が混乱してきたのです。おまけに日曜日が新聞が休刊でした。二つの変更で脳神経がサボタージュを始めたのです。決まったことを決ったように几帳面にすることはできます。でも急に変えられると混乱するのです。どうにかこうにか申込書を玄関外に出したところから、頭の中は火曜日の夕方になってしまっているのです。
え、明日は水曜日よね。あれ?!今日火曜日なら、リハビリに行く日だったよね。行くの忘れてた!!・・・しばらく遠回りをして、いやいや今日は月曜日なのよ、リハビリは明日。明日が火曜日。こんな行きつ戻りつを繰り返すのです。
まだ自分が考えて、どうしようもない間違いはしないから、完全な認知症ではないと自らを慰めはするのですが。これも加齢の一症状と思っていいのかしら。イヤハヤ。
思い出してみると、こうした頭脳の不具合はかなり前からあったような気がします。
昭和天皇がお隠れになり、今の上皇様の平成の御代になった時のことです。ニュースなどで皇室が話題になった時、「陛下は・・・」「皇太子さまは・・・」と伝える言葉を聞くと、私の頭には、まず昭和天皇と皇太子さま(今の上皇様)のお姿が浮かぶのです。そして一拍置いて、今の上皇様と天皇様が(勿論その当時のお若さで)思い浮かぶのでした。
そのことを息子Kに言うと「え?!認知機能が鈍ってるなあ。変化に対応する力が弱いんだよ」と切って捨てられたものでした。
その頃から脳味噌の働きは徐々に徐々に鈍って来ているのだねえ。
Kよ、あんたも50半ばに近くなりました。こういう変化対応能力の弱りを自覚することが否応もなくあるようになりますよ~だ。