おせっちゃんの今日2

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GOTOに思いは乱れる。

2020-11-06 16:22:59 | コロナウイルス

コロナウイルスが、気温の低下と、湿度の低下にまたまた勢いを増すのか、日々の感染者が増えているようです。心配されたgotoの旅行者の間で感染したという話はあまり聞かないようでほっとする思いもありますが、どんな立場に立つにしろ、基本の注意は個々人が守らなければならないことは言うまでもないでしょう。

旅行好きだった夫も歳をとりました。家に引きこもる生活にも慣れたのか、高齢者が感染すると、自分が苦しみ、死に至ることに加えて医療関係の人々を始め、多くの人に迷惑をかける、と思うのか、よし、行こう!!と飛びつくことはありません。
私も、飯炊き婆さんの日常を離れ、紅葉真っ盛りの旅に惹かれることは勿論ですが、gotoにはなんだか乗っていけない気がしています。

コロナで沈潜した経済を回復するために旅に出て観光業などを盛り上げよう、資金繰りも苦しくなった飲食業などを後押しするために、食べに行こう。経済を回すことが大事なことはよ~く分かります。でも、自分たちが歳とって出かける体力が無くなったことをのぞいても、なんだか心の隅で乗れない気持ちが動きます。

そんな時、「折々のことば」にこんな言葉を見つけました。エッセイストの入江敦彦氏の言葉です。

「経済を回せ、経済まわせと言うけれどさ、無い袖は振れませんがな。倹約しておかないと、それでなくとも先行き不安なのに」。

解説文には、「無駄遣い」はだめと教わったのに、「経済回す」が美徳として語られることは解せない。「始末」や「もったいない」という感覚が「経済」にケチらされるのがよいとは思えない。

戦中戦後の貧乏暮らしも体験した私にはすとんと理解できる感覚です。「欲しがりません勝つまでは」で育ってきたのですもの。

重ねて書きますが、私はやはり経済を回すことは大事なことと思います。国民が無い袖がふれないのなら、公の予算の中から支出しましょう。割安で楽しみながら、盛り上げてください。・・・いいでしょう。

でも、なんだかみんな浮かれていませんか。うまい方法で公の金を使って、この際豪華に旅行、いいじゃない、使わにゃ損よ、考えれば、使った金より割り戻しの方が多くなる手もあるぞ。みんな浮ついていはしませんか。もともとの困窮者に補助という目的はどこかへ行っていませんか。、

考えてみれば、公の金は国民の税金です。堅実に家事費を使っている平凡主婦は、ただその金額の大きさに驚いています。「こんなに使っても大丈夫なの?」と思ってしまいます。予備費からの支出だとも聞きます。そうか予期しない出来事のためにきちんと予備があるのね、と安心するけれど、すぐ、災害はコロナだけではないぞ、今同時に引き続き、地震豪雨その他もろもろも襲ってくるかもしれないぞ。予備費を浮かれ景気にみんな使ってしまってそうなったらどうするの。蛸が自分の脚を食べて満腹満足している図にならなければいいのだけれど。

放蕩息子娘が親に向かって「出せ出せ」とせがんで豪遊しているような気がしませんか。

とよく分からない経済の仕組みを考えると、全く解決法が分からなくなるおせっちゃんです。あ、今日のブログは支離滅裂、失礼しました。