ばばの気まぐれ日記

老後の暮らしというものはこういう事だったのかと思う日々
老後を迎えて初めて気が付くことも多い日々

どうなる・回覧板

2023年01月27日 | 雑感

ジャパニーズスタイル・回覧板についてご近所に住まわれておられる中東から来られた方に説明し今日も回覧は回ってきました。

ところがここ数年前からインターネットでメールに情報を添付して回覧板を回さないという流れになって参りました。もちろん回覧で皆様からアンケートでご意見をお聞きして決まったことなのですが。

我が家はあまりにもご近所との関係が疎遠になりかねないのではないかと思いまして、「ネットでも情報をもらい回覧も今までのように回して欲しい」と希望いたしました。回覧に付いてきたものによっては自分のところにプリントとして残したい情報もありますからメール添付だと便利な場合があります。希望して良かったと感じております。

わが班は現在班長を除いて回覧を回す家は3軒になってしまいました。30軒ほどの班なのですが、残念ながら回覧板を煩わしいと考えるのか?共働きで忙しいと考えたのか知りませんが、結果として日本の伝統的な回覧板は廃れてきております。

今日は久子おばあちゃんとお話していて、回覧板の素晴らしさについて「このままでは廃れてしまいますね」と嘆きました。

コロナ禍になって尚更の事でもありますが、ご近所の方と顔を合わせることもほとんどなくなりました。

せめて回覧板を回すときにお隣だったりお向かいだったりお付き合いがないご家庭でもチャイムを押して「回覧です」と言って訪ねます。

そんなことでもなかったらご近所に住んでいながらも何十年も顔を合わすこともなく過ぎて行ってしまいます。ただこれだけの事でも今になってよくよく考えたら、回覧板の素晴らしさを再認識いたしました。

イスラム圏から越してこられたご家族の場合でも、お子供様たちは学校へ行っているので日本語もわかります、「回覧板の内容は、どんなことが書いてあるか、読んでお母さん達に説明してね(ごみの捨て方なども)」とお渡ししています。

お陰様で何かと道ですれ違う時やお庭で姿が見えた時など、会釈する程度の関係が保てています。子供たちは通訳をしてくれるので助かります。子供たちが交流のかなめになっております。

ご近所に住んでいながら全く顔も見たことが無い等という事がこれからはどんどん進んでいくのでしょうね。

マンションなどはどうなのでしょうね?

昔からの日本の習慣で回覧板は今後どうなっていくのでしょうか?

回覧板を行政の都合の良いような使い方で流されることには反対ですが、ネットのメールでも同じことむしろ顔を合わせて何かあればお話が出来る事が大切ではないかしらと嘆いております。

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