坂本「燃えた」V打!長嶋さん大興奮 ― スポーツ報知
◆巨人6―2横浜(23日・東京ドーム)
巨人が、鮮やかな逆転勝ちを見せた。1点を追う7回2死一、二塁から谷が左前へ同点打。そして19歳の切り込み隊長・坂本が勝ち越しタイムリーを左前へ運んだ。さらに代打・木村拓の中越え二塁打で一挙4点のビッグイニング。まさに「ラッキー7」となった。
観戦した長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督(72)=報知新聞社客員=も、前夜に続きアーチではなく小技、連打でもぎとった白星を高く評価した。
自然と体が震えた。坂本が今季初の決勝打を放った直後だ。右翼席から割れんばかりの「坂本コール」が起こった。「しびれましたね」と振り返った若武者は、一塁ベース付近で、左手でヘルメットを取り、高々と掲げて応えた。
昨季は一度もなかったイニング途中の“カーテンコール”。バックネット裏で見守っていた長嶋茂雄・終身名誉監督もほほ笑み、喜びを表した。
坂本 ミスター大興奮のV打で決めた ― スポーツニッポン(gooニュース)
谷で同点!努力で決めた代打8の5 ― スポーツ報知
「おとりんの一言」
グライシンガー、寺原の投げ合いで迎えた6回表、横浜が2点を先取したが、巨人もその裏、代打の谷がヒットで出塁、坂本の犠打で2進したあと、小笠原のタイムリーで1点を返した。
7回表は西村が横浜打線を三者凡退に退けた。
7回裏、巨人に願ってもないチャンスが訪れた。それまで好投していた寺原が、四球とデッドボールで二死一、二塁の走者を残して降板したのである。
まさに、"野球は二死から"を地で行く逆転劇だった。
二番手の木塚から谷が同点タイムリーを放ち二死一、三塁、続く坂本も三遊間を破って3―2と逆転した。
ここで横浜はマットホワイトを投入したが、西村の代打、木村がセンターオーバーの2ベースで更に2点を加え、5―2と試合の主導権を握った。
8回表は山口も三者凡退に抑え、9回表にはクルーンも繰り出して三者凡退と、横浜につけ入る隙を与えなかった。
先発のグライシンガーが8奪三振、2失点、西村、山口、クルーンはすべて三者凡退と、投手陣が踏ん張り、打線も9安打で6得点と久々に投打のかみ合った試合であった。