じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

悩む力

2008年12月09日 | 日々のこと

最近は目がかすんできてめったに本を読まなくなった。Imgp2958

でも談話室で紹介されるmhさんや紅葉さんの読まれた本に興味を引かれます。

尚中(カン・サン・ジュン)さんの「悩む力」を読みました。

書評を書くのは苦手なので、抜粋を

  

最終章の一節

生きる力とは、他社とのつながりが必要なのです、相互承認の中でしか、人は生きられません。相互承認によってしか自我はありえないのです。

  

究極的にに言うと、人間にとって最大の恐怖は「死」です。であるとすれば「老人力」とは「死を引き受ける力」ではないか。

そのためには悩みぬくことが必要、それを避けていてはいつまで経っても怖いでしょう。

そして開き直るのです、「矢でも鉄砲でも持ってこい」、横着者で行けばいいのだ。

  

若いころは武者小路実篤に、次いで五木寛之・・・いずれもちょっと作為的・偽善性?が見えて飽きがきた。大江健三郎は難しすぎる。

初めて読んだ「尚中」ですが、いいかも・・・

コメント
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