子供と孫を伴って私の実家の墓参りに行く。
山村である。
老母は寝たきりながら健在、とは言わないか・・。
去年までは記憶もはっきりしていたが、今回は少し朦朧としていた。
無理はない、明治45年生まれ98歳である。
いつも歓待してくれる兄夫婦、懐かしい田舎料理を馳走になった。
ともに70歳を過ぎ揃って足腰が悪いが田畑仕事を続けている。
寝たきり老母の介護はさぞ大変であろうが、施設には入れたくないという。
週2日、デイサービスに行き、入浴させてくれるので助かるとのこと。
高齢化、老老介護を余儀なくされる世の中・・・、申し訳なさもあり複雑な気持ちである。
一昔前までは、盆正月といえば兄弟姉妹が子供達を引き連れて実家に集結?していたものである。
実家の兄嫁さんはさぞ大変だったことだろう。
今ではそれもはばかられるが、母親の健在のうちはそれとなく訪ねるようにしよう。