会うたびに、今にも死にそうなぐらいに体の調子が悪いと云う友人がいる。どこが悪いのかと聞くと、その度に悪い箇所が違っている。以前に云ったことを忘れてしまったのか、悪い箇所が増えたのかは不明だ。そして、「俺の葬式には必ず来い」。ここまではいい。その次が問題だ。「半端な香典を持ってきたら承知しねぇぞ。棺桶から手を出して数えるからな!」と続く。体のあちこちが悪いくせに未だにピンピンしている。高額な香典を要求されているのは私だけではない。我々の仲間全員に云っているようだ。
別に金に困っている様子はない。一部上場企業に定年まで勤めていたので多額の退職金を貰い、結構な年金迄受け取っている筈だ。その上、定年前に家を建て、ローンも残っていないと聞いている。
最近は我々の集りに顔を出さなくなった。電話をしてみると、「足が弱って、歩くのが困難になった。俺は外に出れないので、お前が会いに来い」と云う。彼が埼玉県に家を建ててからは、車で写真を撮りに行った帰りに寄るのが常だった。私が車を手放してからは、彼が駅まで迎えに来てくれていた。歩けば駅から20分ほどかかる。「来いよ」と云われても、この暑さの中を歩くことを考えると行きたくなくなる。バスもない。タクシーは駅に停っておらず、いつやって来るかわからない。この炎天下に20分も歩くことを考えると、どうしても足が遠のいてしまう。
我々の仲間で長男はいいが、次男や三男はどうしても便利なところに家を建てられない。都心のマンションに住んでいる友人は、老朽化でマンションの建て替えを迫られて頭を痛めている。中にはちゃっかり奥さんの実家の庭の片隅に家を建ててしまった奴もいる。
香港やマカオほど酷くはないとしても、自分の好きな場所に家を建てられないものか。土地の高さは異常である。アメリカやオーストラリア、その他の充分に土地のある国々が羨ましい。前にも述べたように、日本の国土の1.6倍もあるマダガスカルの人口は日本の一割程だ。彼らはマダガスカルより経済的に潤っている日本を羨んでいる。だが、広大な土地、豊かな自然と豊富な食料、それに南国の果物に不自由しないマダガスカル人は如何に幸福であるか。それに引き換え日本の土地の狭さや物価の高さ、その他の住みにくさを話すと、私を「気の毒な日本人」として同情してくれた。
久しぶりの竹寺(報国寺)であった。北鎌倉で電車を降り、気に入ったお寺の撮影をしながら鶴岡八幡宮に行ったり、化粧坂(ケワイザカ)を通って佐助稲荷に向かうことも多かった。今回は初めから竹寺に目的を定めて鎌倉駅からバスで竹寺のある浄明寺に向かった。バスは報国寺に行く人たちでほぼ満員であった。

キャノンEOS5DMkⅣに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f5.6、 1/45秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
以前は午前中にこの竹の庭に入ると打ち水がしてあり、石がしっとりと濡れていた。人手不足で打ち水をしていなかったのか、暑さのせいで乾いてしまったのか風情のある写真が撮れなかったのは残念だった。それでも、他の客がいなくなるまで待ち、やっと撮った。

キャノンEOS5DMkⅣに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f5.6、 1/20秒、 露出補正:-1、 WB:オート。

キャノンEOS5DMkⅣに24-105mm、4Lを装着。 ISO:400、 f5.6、 1/90秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
抹茶を頂きながらの撮影。滝のように水が流れていることに今回初めて気が付いた。

キャノンEOS5DMkⅣに24-105mm、4Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/15秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
お昼を食べに行く途中で見かけた廃屋。人が住まなくなってかなりの年月が経っている様子。今までは全く気が付かなかった。

キャノンEOS5DMkⅣに24-105mm、4Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/90秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
バスを「八幡宮」で降りた。8月の熱中症が心配な時期であるのに参拝客の多さに驚いた。日本人ばかりではなく、色々な国や地域から多くの人たちがお参りに来ていた。

キャノンEOS5DMkⅣに24-105mm、4Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/180秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
別に金に困っている様子はない。一部上場企業に定年まで勤めていたので多額の退職金を貰い、結構な年金迄受け取っている筈だ。その上、定年前に家を建て、ローンも残っていないと聞いている。
最近は我々の集りに顔を出さなくなった。電話をしてみると、「足が弱って、歩くのが困難になった。俺は外に出れないので、お前が会いに来い」と云う。彼が埼玉県に家を建ててからは、車で写真を撮りに行った帰りに寄るのが常だった。私が車を手放してからは、彼が駅まで迎えに来てくれていた。歩けば駅から20分ほどかかる。「来いよ」と云われても、この暑さの中を歩くことを考えると行きたくなくなる。バスもない。タクシーは駅に停っておらず、いつやって来るかわからない。この炎天下に20分も歩くことを考えると、どうしても足が遠のいてしまう。
我々の仲間で長男はいいが、次男や三男はどうしても便利なところに家を建てられない。都心のマンションに住んでいる友人は、老朽化でマンションの建て替えを迫られて頭を痛めている。中にはちゃっかり奥さんの実家の庭の片隅に家を建ててしまった奴もいる。
香港やマカオほど酷くはないとしても、自分の好きな場所に家を建てられないものか。土地の高さは異常である。アメリカやオーストラリア、その他の充分に土地のある国々が羨ましい。前にも述べたように、日本の国土の1.6倍もあるマダガスカルの人口は日本の一割程だ。彼らはマダガスカルより経済的に潤っている日本を羨んでいる。だが、広大な土地、豊かな自然と豊富な食料、それに南国の果物に不自由しないマダガスカル人は如何に幸福であるか。それに引き換え日本の土地の狭さや物価の高さ、その他の住みにくさを話すと、私を「気の毒な日本人」として同情してくれた。
久しぶりの竹寺(報国寺)であった。北鎌倉で電車を降り、気に入ったお寺の撮影をしながら鶴岡八幡宮に行ったり、化粧坂(ケワイザカ)を通って佐助稲荷に向かうことも多かった。今回は初めから竹寺に目的を定めて鎌倉駅からバスで竹寺のある浄明寺に向かった。バスは報国寺に行く人たちでほぼ満員であった。

キャノンEOS5DMkⅣに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f5.6、 1/45秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
以前は午前中にこの竹の庭に入ると打ち水がしてあり、石がしっとりと濡れていた。人手不足で打ち水をしていなかったのか、暑さのせいで乾いてしまったのか風情のある写真が撮れなかったのは残念だった。それでも、他の客がいなくなるまで待ち、やっと撮った。

キャノンEOS5DMkⅣに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f5.6、 1/20秒、 露出補正:-1、 WB:オート。

キャノンEOS5DMkⅣに24-105mm、4Lを装着。 ISO:400、 f5.6、 1/90秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
抹茶を頂きながらの撮影。滝のように水が流れていることに今回初めて気が付いた。

キャノンEOS5DMkⅣに24-105mm、4Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/15秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
お昼を食べに行く途中で見かけた廃屋。人が住まなくなってかなりの年月が経っている様子。今までは全く気が付かなかった。

キャノンEOS5DMkⅣに24-105mm、4Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/90秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
バスを「八幡宮」で降りた。8月の熱中症が心配な時期であるのに参拝客の多さに驚いた。日本人ばかりではなく、色々な国や地域から多くの人たちがお参りに来ていた。

キャノンEOS5DMkⅣに24-105mm、4Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/180秒、 露出補正:-1、 WB:オート。