TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 184

2018年09月23日 | エッセイ
 今年は蚊が非常に少なかった。全く刺されなかったと云う人もいる。ゴキブリの出没も少なかった。異常な暑さのせいだ。それを何とか頑張って耐えていたのであるから、このぐらいの恩恵はあって当然である。

昨夜、久し振りにゴキブリにお目にかかった。かなり大きかった。殺虫剤をかけて殺した。最初の一撃では死なず、敵は逃げようとした。追撃ちをかけた。勝負がついた。毎度のことだが、憎い敵でも苦しそうに死ぬのを見ると、可哀そうな気分になる。

 ビルマ(現ミャンマー)の旧首都のラングーン(現ヤンゴン)にある由緒あるホテルのバーでゴキブリと出会ったことがあった。踏みつぶしてやろうと一歩出ると、バーの従業員が手でゴキブリを外に追い出した。それも、「どうか出て行って下さい」と云っているような仕草だった。街のあちこちにパゴダを建てるほどに信心深い仏教徒の国であると実感した。

 その殺生を好まぬ同じ仏教徒がどうしてロヒンギャ族に危害を加えるのか。今日のように国際的な話題になる前に、ミャンマー西部のロヒンギャ族が多く暮らすラカイン州で僧侶が蛮刀を振るってロヒンギャ族を追いかけている写真を見た事がある。イスラム教徒のロヒンギャを仏教徒が殺し、追い払う。どう解釈すれば仏教の教えに通ずるところがあるのか。ビルマの民主化を長い間唱え続けてきたスー・チー女史が裏でロヒンギャいじめを容認していたのはどうしたわけか。

 宗教が違えば無条件で相手を攻撃していいと、どの宗教でも教えているのか?「汝の敵を愛せよ」とイエス・キリストは説いている。キリスト教は愛の宗教であると信者は唱えている。だが、クリスチャンを非常に冷たいと感じる人は少なくない。それは、彼らが自分と神様との間さえ旨くいっていれば、周囲の人間との関係はどうでもいいと考えているからである。全てのクリスチャンがそのように考えているとは思いたくない。非常に心の豊かな、慈愛に満ちたクリスチャンを何人も知っているし、殆どのクリスチャンがそうであると信じたい。だが、他の宗教との溝は深いようである。

 世界の宗教と宗教の溝は縮まらないものであろうか?仏教、イスラム教、キリスト教の根っこは同じである筈だが、、、。

 渋谷区の、同じ写真クラブに所属していた一歳上の人と行った時の写真である。本来は彼の友人が経営する横浜の中華街にあるレストランの厨房を撮るのが目的であったが、そのレストランの厨房は汚く活気がなかった。必然的に料理はまずく、客は殆どいなかった。撮影を諦め、エリスマン邸に行くことにした。


キヤノンEOS5Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:1600、 f4、 1/25秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 途中で雨に降られたが、大降りになる前にエリスマン邸に着いた。入って真っ先に目についたのがこの彫刻だった。


キヤノンEOS5Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:3200、 f11、 1/8秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 木造の洋館の手入れは良く、階段は光り輝いていた。何かにつかまらなければ、滑るように感じた。


キヤノンEOS5Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f11、 1/25秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 横浜双葉小学校のお嬢さんたちの下校風景。雨だと云うのに、とにかく楽しそうだった。


キヤノンEOS5Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f11、 1/30秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


キヤノンEOS5Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:800、 f11、 1/40秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


1/25秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 雨がやみ、外人墓地を通り越して山下公園に向かった。