ぼくね、日の暮れるころが、だいすきなんだよ。
だって・・・かなしいときって、入り日がすきになるものだろ・・
花はいじわるしたいから、トゲなんかつけるんだ。
うそだよ、そんなこと!花はよわいんだ。むじゃきなんだ。
できるだけ心配のないようにしているんだ。トゲをじぶん
たちの、おそろしい武器だと思っているんだ。
ぼくは、どんなことになっても、花から逃げたりしちゃ
いけなかったんだ。ずるそうなふるまいはしているけど、
根は、やさしいんだということをくみとらなけりゃ
いけなかったんだ。
いろんな大人のいる星を回って、花の はかない ことを
知って、やがて地球へとやってきました。
天国からの使者か?ヘビに出会う。
あんたみたいに弱い人が、こんな、岩でカチカチの地球
にやってくるなんて、かわいそうだな。
三つの花は、人間?どこであえるか、わかりませんねえ。
風に吹かれて歩きまわるんです。根がないんだから、
たいへん不自由していますよ。
なんて、へんな星だろう、からからで、とんがりだらけで、
塩気だらけだ。それに、人間に味がない。ひとのいうことを
オーム返しにするきりだ・・・。
そしてキツネと出会います。
あんたが、おれを飼いならすと、おれたちは、もう、おたがいに
、はなれちゃいられなくなるよ。
あんたは、おれにとって、この世でたったひとりのひとになるし
、おれは、あんたにとって、かけがえのないものになるんだよ・
・。
別れの時刻が近づいて・・ともだちになったって、
泣いちゃうのに、なんにもいいことないじゃないか?
いや、ある。麦ばたけの色があるからね。
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目には見えないんだよ。
人間っていうものは、このたいせつなことを忘れているんだよ。
だけど、あんたは、このことを忘れちゃいけない。めんどう
みたあいてには、いつでも責任があるんだ。まもらなきゃ
ならないんだよ、バラの花との約束をね・・。
人間ってやつあ、いるところが気に入るなんて、ありゃしないよ
。
星があんなに美しいのも、目に見えない花が一つあるからなんだ
よ・・・。
砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ・・。
ぼくの家には、そのおくに、一つの秘密をかくしていたのです・
・。
みんなは、特急列車に乗り込むけど、いまではもう、なにを
さがしているのか、わからなくなっている。だからみんなは、
そわそわしたり、どうどうめぐりなんかしてるんだよ・・。
きみの住んでいるとこの人たちったら、おなじ一つの庭で、
バラの花を五千も作っているけど、・・・じぶんたちが
なにがほしいか、わからずにいるんだ。
だけど、さがしているものは、たった一つのバラの花のなか
にだって、すこしの水にだって、あるんだがなあ・・・。
ラストシーンは、ただストレートに心に染みわたります。
何も書くことはありません・・・。
だって・・・かなしいときって、入り日がすきになるものだろ・・
花はいじわるしたいから、トゲなんかつけるんだ。
うそだよ、そんなこと!花はよわいんだ。むじゃきなんだ。
できるだけ心配のないようにしているんだ。トゲをじぶん
たちの、おそろしい武器だと思っているんだ。
ぼくは、どんなことになっても、花から逃げたりしちゃ
いけなかったんだ。ずるそうなふるまいはしているけど、
根は、やさしいんだということをくみとらなけりゃ
いけなかったんだ。
いろんな大人のいる星を回って、花の はかない ことを
知って、やがて地球へとやってきました。
天国からの使者か?ヘビに出会う。
あんたみたいに弱い人が、こんな、岩でカチカチの地球
にやってくるなんて、かわいそうだな。
三つの花は、人間?どこであえるか、わかりませんねえ。
風に吹かれて歩きまわるんです。根がないんだから、
たいへん不自由していますよ。
なんて、へんな星だろう、からからで、とんがりだらけで、
塩気だらけだ。それに、人間に味がない。ひとのいうことを
オーム返しにするきりだ・・・。
そしてキツネと出会います。
あんたが、おれを飼いならすと、おれたちは、もう、おたがいに
、はなれちゃいられなくなるよ。
あんたは、おれにとって、この世でたったひとりのひとになるし
、おれは、あんたにとって、かけがえのないものになるんだよ・
・。
別れの時刻が近づいて・・ともだちになったって、
泣いちゃうのに、なんにもいいことないじゃないか?
いや、ある。麦ばたけの色があるからね。
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目には見えないんだよ。
人間っていうものは、このたいせつなことを忘れているんだよ。
だけど、あんたは、このことを忘れちゃいけない。めんどう
みたあいてには、いつでも責任があるんだ。まもらなきゃ
ならないんだよ、バラの花との約束をね・・。
人間ってやつあ、いるところが気に入るなんて、ありゃしないよ
。
星があんなに美しいのも、目に見えない花が一つあるからなんだ
よ・・・。
砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ・・。
ぼくの家には、そのおくに、一つの秘密をかくしていたのです・
・。
みんなは、特急列車に乗り込むけど、いまではもう、なにを
さがしているのか、わからなくなっている。だからみんなは、
そわそわしたり、どうどうめぐりなんかしてるんだよ・・。
きみの住んでいるとこの人たちったら、おなじ一つの庭で、
バラの花を五千も作っているけど、・・・じぶんたちが
なにがほしいか、わからずにいるんだ。
だけど、さがしているものは、たった一つのバラの花のなか
にだって、すこしの水にだって、あるんだがなあ・・・。
ラストシーンは、ただストレートに心に染みわたります。
何も書くことはありません・・・。