2008.131撮影
アメリカの初の女性の最高裁判事、サンドラ・デイ・オコナー氏は 中道派で手
腕を発揮し、三年ほど前に辞意を表明しましたが、その理由は、主にはアルツハ
イマー病を患う夫と過ごす時間を優先させることと言われてます。
その最愛の夫が、施設で、同じアルツハイマーの別の女性を愛してしまいまいま
した。彼のアルツハイマーの症状は重いようで、オコナーさん(妻)の事もよく
解らないようなのです。
そのオコナーさんは、彼らを’見守っていく’と声明を発表したそうです。すな
わち、私の愛している人が誰かを愛して幸せになっているのなら、私は、彼を
’本当に愛している’のだから、それを見守っていきたいと・・・。
まさに究極の愛の選択といえましょう。菩薩のような慈愛の持ち主です。
’ア・ウエイ・フロム・ハー 君を想う’という映画がロードショーで上映され
ているようですが、 まさに、このオコナーさんの状況とニアミスのような映画
だそうです。かつて人類が体験したことのない高齢化社会の中で、精神的、霊的
な面での魂の成長が促されていくのかもしれませんね・・・。