2004.8.16 星の王子さまミュージアムでサン=テグジュペリに出会う。
・・・・・大切なものは目に見えない・・・・・
・・・・・大人はだれも、はじめは子供だった。しかし、そのことを忘れずにいる大人は、いくらもいない・・・・・
サン=テグジュペリの人生の投影であろうこの童話は、まさに大人のための童話ですね。
彼の生まれ育った子供の頃に、一番の安らぎが、あったことを思い出すんですね。
大事な人をたくさん失って、トゲのあるバラに出会って、自らも死にそうになって、戦争という
大人のエゴに巻き込まれて・・・。空を飛んでいる時が、ほんのちょっとの安らぎだったんですね。
王子さまが倒れて、星へ帰っていったことと、
サン=テグジュペリが、偵察飛行飛び立った地中海で消息を絶ったことが、だぶってしまいますね。
彼も星になったんですね・・・。
誰の人生にも関わるような人物を登場させ、心優しきサン=テグジュペリの愛と平和への願い
や、悟りにも通じるようなステキな物語ですね。ミスター・ビーンに似た、貴方には、とても
近親感が持てました。
星の王子さまミュージアム
http://www.lepetitprince.co.jp/
頂いたThe color of energyはHex={FF,99,FF}
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星の王子さま
ものわかりのよさそうな人にでくわすと、
ゾウを飲み込んだウワバミの絵を見せて、
本当にもののわかる人かどうか知りたかったんだ。
でも、その人の返事はいつも帽子だった。
王子さまのことが、判るまでとても時間がかかった
のは、操縦士が大人の世界に慣れすぎちゃって、
子供の頃のことを忘れかけていたのでしょう。
星の王子さまのふるさとの星は、小惑星B-612。物語
では、1909年にトルコの天文学者が一度見たきりの星。
火星と木星の間には多数の小天体があって、地球のような
大きな惑星とは区別されて、小惑星"と呼ばれています。
大きさは最大の ケレス で直径910km(地球の直径の1/14
),小さなものは数キロメートルから数百メートル,あるいは
それ以下というものまであり,総数は3万個以上あるんです。
けれど、ぼくには、あいにく、箱の中のヒツジを見る目が
ありません。ぼくもどうやら、おとなじみているのかも
しれません。年とってしまったにちがいありません・・・。
バオバブの木は、悪魔が根ごと引っこ抜いて逆さまに突き刺し
たと言われているアフリカ固有の落葉樹。マダガスカルの並木
が有名で、カラハリ砂漠には、世界で2番目に大きいバオバブ
が1本だけ立っていて、とても神秘的です。樹齢4,000年。
郵便ポストの変わりにもなっていたらしい。
バオバブの種をネットで売っていました。
バラの木とは似ていませんねえ^^
○バオバブの種(2粒)・紙やすり(発芽補助) 1500円
○鉢ポット・受け皿・培養土・土漏れ防止ネット
◇外箱サイズ:縦140mm×横140mm×高さ140mm
◇鉢サイズ:直径100mm×高さ95mm
バオバブがあまりあり過ぎると、星が破裂してしまう。
見分けがつくようになったら、一つのこさず、引っこ抜かなきゃ
いけない。操縦士がりっぱな絵をかいたのも、
ぼくの友人が、ぼくと同じように、もう長いこと、知らないで
危ない目にあいかけているので、気をつけるんだよ!と
いいたいためです。
ぼくね、日の暮れるころが、だいすきなんだよ。
だって・・・かなしいときって、入り日がすきになるものだろ・・
花はいじわるしたいから、トゲなんかつけるんだ。
うそだよ、そんなこと!花はよわいんだ。むじゃきなんだ。
できるだけ心配のないようにしているんだ。トゲをじぶん
たちの、おそろしい武器だと思っているんだ。
ぼくは、どんなことになっても、花から逃げたりしちゃ
いけなかったんだ。ずるそうなふるまいはしているけど、
根は、やさしいんだということをくみとらなけりゃ
いけなかったんだ。
いろんな大人のいる星を回って、花の はかない ことを
知って、やがて地球へとやってきました。
天国からの使者か?ヘビに出会う。
あんたみたいに弱い人が、こんな、岩でカチカチの地球
にやってくるなんて、かわいそうだな。
三つの花は、人間?どこであえるか、わかりませんねえ。
風に吹かれて歩きまわるんです。根がないんだから、
たいへん不自由していますよ。
なんて、へんな星だろう、からからで、とんがりだらけで、
塩気だらけだ。それに、人間に味がない。ひとのいうことを
オーム返しにするきりだ・・・。
そしてキツネと出会います。
あんたが、おれを飼いならすと、おれたちは、もう、おたがいに
、はなれちゃいられなくなるよ。
あんたは、おれにとって、この世でたったひとりのひとになるし
、おれは、あんたにとって、かけがえのないものになるんだよ・
・。
別れの時刻が近づいて・・ともだちになったって、
泣いちゃうのに、なんにもいいことないじゃないか?
いや、ある。麦ばたけの色があるからね。
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目には見えないんだよ。
人間っていうものは、このたいせつなことを忘れているんだよ。
だけど、あんたは、このことを忘れちゃいけない。めんどう
みたあいてには、いつでも責任があるんだ。まもらなきゃ
ならないんだよ、バラの花との約束をね・・。
人間ってやつあ、いるところが気に入るなんて、ありゃしないよ
。
星があんなに美しいのも、目に見えない花が一つあるからなんだ
よ・・・。
砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ・・。
ぼくの家には、そのおくに、一つの秘密をかくしていたのです・
・。
みんなは、特急列車に乗り込むけど、いまではもう、なにを
さがしているのか、わからなくなっている。だからみんなは、
そわそわしたり、どうどうめぐりなんかしてるんだよ・・。
きみの住んでいるとこの人たちったら、おなじ一つの庭で、
バラの花を五千も作っているけど、・・・じぶんたちが
なにがほしいか、わからずにいるんだ。
だけど、さがしているものは、たった一つのバラの花のなか
にだって、すこしの水にだって、あるんだがなあ・・・。
ラストシーンは、ただストレートに心に染みわたります。
何も書くことはありません・・・。