つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

生もの

2011-12-02 20:01:10 | 日記
秋の初めごろ、いつも夏の終わりを憂えて憂えて悲しくてしょうがなかったけれど、今年は寒いのも少し受け入れられるような気がしていた。
寒いのも楽しめるような気がしていた。

が、この2日間の寒さで寒さにいら立っている自分がいる。
寒さを楽しめるような気がしていたのは、本当に寒いということをその時点で感じていなかっただけのことであって、秋の少し肌寒いくらいの心地よい空気に浮かれていただけだ。
今まではその心地よい初秋の空気さえも憂えていたのだから、自分の許容の幅は広まったのだが、急に寒さが強まった今、やはり冬が嫌いだと改めて言いたい。


ハワイで初めて、口紅を買った。
色のついたグロスではなくて口紅。
艶があるタイプではなくわりとマットな口紅。

CHANEL ルージュ アリュール

真っ赤な口紅もいつか、と思うが最初なので無難な、でも口紅をつけているという感じは出る色合いを選んだ。

夏につける気にならなくて、まだ一度も使っていない。
色好きな私は服やらバッグやら爪やら、どこかに差し色をしていないと気が済まない。
それに元の唇の色がない方でもないし顔のつくりが派手な方だし、アイシャドウが好きなので、一応、メイクは引き算、と聞いたことがあるのでチークすら一度も持ったことがない。
色好きな私も顔をパレットにするのはどうかと思うし、一番の理由は化粧が面倒だからという理由かもしれない。

紅をさす

なぜだかわからないけれど、私はこの雅やかな表現が昔から好きで、口紅に対しては恐れ多いものを感じていた。
実際には口紅だけでなく、頬紅やアイシャドウなど紅い色でお化粧をすること一般にこの表現は使うようだが、私は特に口紅には憧憬にも似た思いを持っている。
今は分不相応だけれど、紅をさす、その行為をしてもいい年齢と雰囲気を持てたら、紅をさそう、と思ってきた。

ルージュをひく

なんて言い方も、おめかしする女の子が背伸びしたい程度ですることではない感じのする言葉である。
おままごとでは、口紅は塗れるけど、紅はさせないしルージュもひけない。

最近、赤みが通わなくなってきたような気がする。
そろそろそんなことをしてもよいお年頃なのかもしれない。