つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

赤ギンガムとカフェオレの濁流

2012-05-04 15:18:17 | 日記
こんなにすぐにもう一度吉祥寺までくると思わなかった。
沿線に住んでいるとはいえ、遠い。
でも見たいものや聴きたいものがそこにあったからやむを得ない。

会場の狭さや暗さ、小綺麗さがちょうどよく、バンドの裏側の席だったけれど十分に楽しめた。
ワインにも乗せられて、異空間に誘われる。
彼らは昼間の太陽の下ではその身が一般の目には見えないのではと思うほど、夜の人、だ。

南さんの自虐的なMCも類家さんのくぐもったトランペットもいつものように良くて、でも、今日はドラムが良かった。
巧いかどうかは相変わらず分からないわけだが、とても楽しそうに演奏する人だった。

人が本当に心から楽しそうにしている姿ってなんて美しいのだろう。
時にどうしても泣いてしまうようなことが起こるから、だから、楽しむことや笑うことをやめてはいけない。
きれいごとでもそうありたい。
そういえば、ベンフォールズのライブ映像を見てもっと好きになってしまったのは、彼がとても楽しそうに演奏しているからだ。

何度でも言うが、やっぱりジャズは生が一番いい。

どんな芸術の世界も、お金が潤沢なのはごく一部だけで、おそらく思う以上に厳しいだろう。
彼らがどのくらいの報酬でどのくらいの生活をしているのかしらないが、ファンとしてできることはお金を払うことだとつくづく思う。
一つの正しい対価としてのお金のあり方だ。

タクシーの中で、プラスマイナス=マイナス、の話を聞いて異空間からは割に早く脱した。
早くまたプラスに戻れることを願う。

一人掛けのソファとスツールの上で、おかしな体勢で4時まで寝てしまう。
当たり前に体が痛い。

晴れると言うからシーツやカバー類を全部剥がして洗濯をする。
そして玄関からトイレ、排水溝、床の水ぶきまで、一生懸命掃除をする。
着古した冬用のパジャマを捨てて、夏用の部屋着を出す。

晴れるどころか雨が降ってきた。
部屋中洗濯物だらけにして。

ずっと前からほしくて買ったエキゾチックなマグカップでコーヒーを淹れる。

さて。