念願のピンポン菊。
黄色と白と緑。
ピンポン玉みたいな、満月みたいな、卵の黄身みたいな、ドラゴンボールみたいな、大福みたいな、ヨモギ団子みたいな。
球体に人為的にカットしたかのようなポンポンと丸い花のピンポンさん。
ゴールデンウィーク最終日は思う存分、いろんな細かな用を済ませて、いろんな好きなことをした。
途中あられに降られて足元がずぶ濡れになってしまったけれど、やっぱりこの方がいいやと思うのだった。
少しだけ実家に帰る。
ベンフォールズに影響、などとはおこがましいにも程があるが、少し前から無性にピアノが弾きたくなって、思い立って帰る。
私のピアノはまるで習い初めの小学生のような覚束ない指どりだ。
およそ曲に聞こえるのが5曲くらいなもので、2日間で2時間あまり、なんだか随分と弾きたい欲が満たされた。
それまでキーボードを買ってしまうかもしれない、どこに置くのだ、と自分に聞いていたのだが、買わずに済みそうである。
おじいちゃんとおばあちゃんはまた、私が帰ったことを泣きそうなくらいに喜んでいた。
おじいちゃんはいつも帰り際に私に握手を求める。
長年の友人が、朝起きて来ず奥さんが様子を見に行ったら亡くなっていた、なんていう話も世間話のような年寄りの世界では、まさに次の瞬間に終わってしまうかもしれないということが常に手に触れられる場所にある。
しかしながら、父が死んでもう丸5年、生きながらえていることもまた事実だ。
「またすぐ来るから」と、本当のことを言って昔暮らした家をあとにした。
ピアノが弾きたいのとおじいちゃんとおばあちゃんに顔を見せる以外に私はもう一つ帰った理由があったのだが、それはできなかった。
新緑の山々から吹き抜ける緑の風は、乾いていて涼しい香りがした。
1年前や2年前や3年前、私は本当にこんなに感じやすくなかった。
あれが起こったのは去年だっただろうかと思うほど、色を増してきている。
いろんな素晴らしい興奮に出会えて、手放しに嬉しい瞬間に立ち会えるようになって、悲しさや寂しさもその大きさをその大きさのまま全部受け止めなければいけなくなったようだ。
そんなの全部受け止めてやるよと確かに私はロックに生きてはいるものの、未だその全容が把握できない。
分かろうとすることが間違いだと思ったり、あと少しで突き抜けられるような気がすると思ったり、きれいにだったり汚くだったり、私の中に渦巻いている色々は混迷を続けている。
以前DVDを借りて観た『阪急電車 -15分の奇跡-』がTV放送していた。
私、この映画大好きだ。
5月の終わりにはヒロトに会える。
6月の初めには宮本さんに会える。
なんてスペシャルな初夏のはじまりだろう。
両方とも遠出だからできれば晴れてほしいが、土砂降りだって構わない。
目先の楽しいことに目を奪われ続けていたい。
ELLEGARDENの細美さんもすごい。
私なんかより何百倍も彼を待ち続けている人たちがたくさんいるようだけれど、もしELLEGARDENが再結成なんてことになったら私もライブに是非とも行きたい。
黄色と白と緑。
ピンポン玉みたいな、満月みたいな、卵の黄身みたいな、ドラゴンボールみたいな、大福みたいな、ヨモギ団子みたいな。
球体に人為的にカットしたかのようなポンポンと丸い花のピンポンさん。
ゴールデンウィーク最終日は思う存分、いろんな細かな用を済ませて、いろんな好きなことをした。
途中あられに降られて足元がずぶ濡れになってしまったけれど、やっぱりこの方がいいやと思うのだった。
少しだけ実家に帰る。
ベンフォールズに影響、などとはおこがましいにも程があるが、少し前から無性にピアノが弾きたくなって、思い立って帰る。
私のピアノはまるで習い初めの小学生のような覚束ない指どりだ。
およそ曲に聞こえるのが5曲くらいなもので、2日間で2時間あまり、なんだか随分と弾きたい欲が満たされた。
それまでキーボードを買ってしまうかもしれない、どこに置くのだ、と自分に聞いていたのだが、買わずに済みそうである。
おじいちゃんとおばあちゃんはまた、私が帰ったことを泣きそうなくらいに喜んでいた。
おじいちゃんはいつも帰り際に私に握手を求める。
長年の友人が、朝起きて来ず奥さんが様子を見に行ったら亡くなっていた、なんていう話も世間話のような年寄りの世界では、まさに次の瞬間に終わってしまうかもしれないということが常に手に触れられる場所にある。
しかしながら、父が死んでもう丸5年、生きながらえていることもまた事実だ。
「またすぐ来るから」と、本当のことを言って昔暮らした家をあとにした。
ピアノが弾きたいのとおじいちゃんとおばあちゃんに顔を見せる以外に私はもう一つ帰った理由があったのだが、それはできなかった。
新緑の山々から吹き抜ける緑の風は、乾いていて涼しい香りがした。
1年前や2年前や3年前、私は本当にこんなに感じやすくなかった。
あれが起こったのは去年だっただろうかと思うほど、色を増してきている。
いろんな素晴らしい興奮に出会えて、手放しに嬉しい瞬間に立ち会えるようになって、悲しさや寂しさもその大きさをその大きさのまま全部受け止めなければいけなくなったようだ。
そんなの全部受け止めてやるよと確かに私はロックに生きてはいるものの、未だその全容が把握できない。
分かろうとすることが間違いだと思ったり、あと少しで突き抜けられるような気がすると思ったり、きれいにだったり汚くだったり、私の中に渦巻いている色々は混迷を続けている。
以前DVDを借りて観た『阪急電車 -15分の奇跡-』がTV放送していた。
私、この映画大好きだ。
5月の終わりにはヒロトに会える。
6月の初めには宮本さんに会える。
なんてスペシャルな初夏のはじまりだろう。
両方とも遠出だからできれば晴れてほしいが、土砂降りだって構わない。
目先の楽しいことに目を奪われ続けていたい。
ELLEGARDENの細美さんもすごい。
私なんかより何百倍も彼を待ち続けている人たちがたくさんいるようだけれど、もしELLEGARDENが再結成なんてことになったら私もライブに是非とも行きたい。
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