電子レンジを使ったらいきなりそのあたり一帯の電気が落ちた。
ブレーカーを落ちたのかと思って見てみるとそうはなさそうで、しかも照明は消えてはいない。
雪の日の停電もあったし、この建物の古さからすると電気系統の不具合は突然でもあまりビックリはしない。
どうやらコンセントから電気を取っているものが全てダメなようである。
テレビも、冷蔵庫も電気ひざ掛けも、IHクッキングヒーターもお風呂のガスのスイッチも点かない。
常についているお風呂の換気扇と、消し忘れたアンプから出る空気音が消えて部屋は途端に真静かになった。
さて、と東京電力のHPで検索して状況と原因と対策を見てみるものの、ブレーカーの問題でない場合に私に何かが分かるとは思えなくてカスタマーセンターに電話する。
すでに夜9時を過ぎていて、インフラ系は17時までの対応かと思ってぞっとする。
お湯も沸かせず、暖も取れず、冷凍庫のご飯も解凍できず、シャワーも浴びれず、そのうちに携帯もPCの充電も切れて世界との交信も断絶され・・・お腹を空かせた私が電気を使わずに食べられるものと言えば焼かない食パンと、鯖の缶詰、クッキーくらいしかない。
翌朝には電気の入っていない冷凍庫から水が滴り床はびしょ濡れ、冷凍してあったあれこれはだめになって、増税前に買い物に行かなかった私は8%の消費税に酷く落胆しながら食材を買い足すのか。
しかも私の夜は長いから、使えないアンプにシールドをつないだままエレキギターの蚊のような生音で朝まで暇を潰すのか。
とかなんとか、ちょっと思考はふざけつつ、カスタマーセンターに電話がつながると60~90分で伺いますとのことだった。
部屋の照明は点いていることをいいことに読み止しになっていた漫画を読みながら待つ。
やはり原因は配線が古くて劣化してヒューズが飛んだ、のようなことだった。
いくらリノベーション物件とはいえ大元の設備は変わっておらず、おそらくそういう不具合はこれからも起こるだろうなと思う。
とりあえず私の夜の楽しみには影響はなく、温かいご飯も食べられた。
iTunesに入っている音楽を片っ端から聴いていく。
YouTubeをサーフィンしていたら、結局私はブルーハーツやハイロウズにすぐに行きついてそこから出られなくなってしまうので、これまでに漁って借りた大量のアルバムをもう一度冒険したくなった。
ブルーハーツやハイロウズが好きなことは別になくなるものではないから、ストレッチしに外に出なければと思う。
アーティストのアルファベット順に上からアルバムの曲をランダムに聴いていく。
借りて取り込んで、あまり聞いていないものもいっぱいあるのだ。
案外これが面白くて、夜明けまでそうしていた。
PCとiPhoneを使いながら、途中ウィキペディアでバンドの年代やら成り立ちやらエピソードを読みつつ。
ジェフベックがまさに今来日しているとは…、でもチケットはもうない、とかもしつつ。
途中、ロバートジョンソンまで来たとき、あまりにも音が古めかしいというかギター一本のブルースで、以前ギターの先生に聞かせてもらった「現存している最も古いブルースの音源」を思い出す。
「あれってなんでしたっけ?」と聞いてみると、「ロバートジョンソン」と返ってきた。
私がロバートジョンソンのアルバムを借りたのはその時ではなくつい最近だから、1年ほどをかけて自分でそこまで掘ってきたことになる。
私が少し興奮気味で、ギターの先生が苦笑している感じがLINEの短い会話で見て取れる。
そう、私今嬉しいんです。すみませんね。と心の中で思う。
すごく簡単にまとめると、私はやっぱり明るいロックが好きだ。
そもそも私が集めたアルバムたちだからそのようなものは多いわけだけれど。
あと、作り手の存在感が圧倒的に出ているもの。
あと、どことなく恥ずかしくて気持ち悪い感じがするもの。
あと、バカさが出ていてお茶目な感じがするもの。
あと、ボーカルの声が高いのは好きではない。
キンクス、イーグルス、ザ・バンド、レッド・ツェッペリン、ドクターフィールグッド、パールジャム、マンドゥディアオ、ハイヴスのあたりは今日の収穫。
私が一番大事にしているロックンロールの概念も含みつつ、少しそれを脇において、私にとっての音の心地よさの在り処を探す。
以前、そのアルバムを初めて聞いたときあまり良くないと思ったものも、良くなっていたりもする。
しかし、基本的な私の音の在り処は2年前くらいとあまり変わってはいない。
今回も過去の記憶とアルバムの数曲を拾っただけなので、もう少しこれをやってみたい。
そしたら、私よりも断然音楽に詳しい人とそういう話がしたい。
春だから、お花を見に行こう。
ブレーカーを落ちたのかと思って見てみるとそうはなさそうで、しかも照明は消えてはいない。
雪の日の停電もあったし、この建物の古さからすると電気系統の不具合は突然でもあまりビックリはしない。
どうやらコンセントから電気を取っているものが全てダメなようである。
テレビも、冷蔵庫も電気ひざ掛けも、IHクッキングヒーターもお風呂のガスのスイッチも点かない。
常についているお風呂の換気扇と、消し忘れたアンプから出る空気音が消えて部屋は途端に真静かになった。
さて、と東京電力のHPで検索して状況と原因と対策を見てみるものの、ブレーカーの問題でない場合に私に何かが分かるとは思えなくてカスタマーセンターに電話する。
すでに夜9時を過ぎていて、インフラ系は17時までの対応かと思ってぞっとする。
お湯も沸かせず、暖も取れず、冷凍庫のご飯も解凍できず、シャワーも浴びれず、そのうちに携帯もPCの充電も切れて世界との交信も断絶され・・・お腹を空かせた私が電気を使わずに食べられるものと言えば焼かない食パンと、鯖の缶詰、クッキーくらいしかない。
翌朝には電気の入っていない冷凍庫から水が滴り床はびしょ濡れ、冷凍してあったあれこれはだめになって、増税前に買い物に行かなかった私は8%の消費税に酷く落胆しながら食材を買い足すのか。
しかも私の夜は長いから、使えないアンプにシールドをつないだままエレキギターの蚊のような生音で朝まで暇を潰すのか。
とかなんとか、ちょっと思考はふざけつつ、カスタマーセンターに電話がつながると60~90分で伺いますとのことだった。
部屋の照明は点いていることをいいことに読み止しになっていた漫画を読みながら待つ。
やはり原因は配線が古くて劣化してヒューズが飛んだ、のようなことだった。
いくらリノベーション物件とはいえ大元の設備は変わっておらず、おそらくそういう不具合はこれからも起こるだろうなと思う。
とりあえず私の夜の楽しみには影響はなく、温かいご飯も食べられた。
iTunesに入っている音楽を片っ端から聴いていく。
YouTubeをサーフィンしていたら、結局私はブルーハーツやハイロウズにすぐに行きついてそこから出られなくなってしまうので、これまでに漁って借りた大量のアルバムをもう一度冒険したくなった。
ブルーハーツやハイロウズが好きなことは別になくなるものではないから、ストレッチしに外に出なければと思う。
アーティストのアルファベット順に上からアルバムの曲をランダムに聴いていく。
借りて取り込んで、あまり聞いていないものもいっぱいあるのだ。
案外これが面白くて、夜明けまでそうしていた。
PCとiPhoneを使いながら、途中ウィキペディアでバンドの年代やら成り立ちやらエピソードを読みつつ。
ジェフベックがまさに今来日しているとは…、でもチケットはもうない、とかもしつつ。
途中、ロバートジョンソンまで来たとき、あまりにも音が古めかしいというかギター一本のブルースで、以前ギターの先生に聞かせてもらった「現存している最も古いブルースの音源」を思い出す。
「あれってなんでしたっけ?」と聞いてみると、「ロバートジョンソン」と返ってきた。
私がロバートジョンソンのアルバムを借りたのはその時ではなくつい最近だから、1年ほどをかけて自分でそこまで掘ってきたことになる。
私が少し興奮気味で、ギターの先生が苦笑している感じがLINEの短い会話で見て取れる。
そう、私今嬉しいんです。すみませんね。と心の中で思う。
すごく簡単にまとめると、私はやっぱり明るいロックが好きだ。
そもそも私が集めたアルバムたちだからそのようなものは多いわけだけれど。
あと、作り手の存在感が圧倒的に出ているもの。
あと、どことなく恥ずかしくて気持ち悪い感じがするもの。
あと、バカさが出ていてお茶目な感じがするもの。
あと、ボーカルの声が高いのは好きではない。
キンクス、イーグルス、ザ・バンド、レッド・ツェッペリン、ドクターフィールグッド、パールジャム、マンドゥディアオ、ハイヴスのあたりは今日の収穫。
私が一番大事にしているロックンロールの概念も含みつつ、少しそれを脇において、私にとっての音の心地よさの在り処を探す。
以前、そのアルバムを初めて聞いたときあまり良くないと思ったものも、良くなっていたりもする。
しかし、基本的な私の音の在り処は2年前くらいとあまり変わってはいない。
今回も過去の記憶とアルバムの数曲を拾っただけなので、もう少しこれをやってみたい。
そしたら、私よりも断然音楽に詳しい人とそういう話がしたい。
春だから、お花を見に行こう。