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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「都立高校の卒業式へのビラまき」(8)

2007年03月19日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」、・「新芽ML」、・前「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」の渡部です。

 本日(3月17日)、東京で、
 「不起立者支援・入学式直前・四者総決起集会」が開かれました。
 ここで四者というのは、・予防訴訟をすすめる会・被処分者の会・被解雇者の会・不採用撤回を求める会です。

 集会では、まずこの間の卒業式における闘いが報告・交流されました。
 その中で、これまで5分の4以上の都立高校での卒業式が終わったが、
 ・「不起立者」は昨年同様の数がでていること、
 ・そのうちの3分の2は、初めての「不起立者」であることが
 報告されました。
 都教委は「9・21判決」後、必死になって現場校長をを締め付けてきましたが、闘いはしっかり堅持されています。
 (「踏み絵」を踏まなくて良くなってきた状況変化も報告されました。)

 また、包囲ネットのビラまきについて言えば、3月3日から15日までの間に、約60校、1万枚以上のビラがまかれました。
 そして、40名の弁護士が早朝からビラ配りをサポートしてくれました。
 その結果、警察による嫌がらせがあった学校もありましたが、配布できなかったところはありませんでした。

 なお、報告の中で、都教委から派遣された者が各学校で読み上げた<挨拶文>が紹介されました。
 しかし、その中身はまるで、①石原の選挙運動、②奉仕活動の強調、③愛国心の強調、のようなものでした。

 ①はオリンピック誘致のことに触れ、
 「東京都は平成28年の第31回オリンピック競技大会の国内立候補地に決定し、オリンピック誘致を目指しています。」
 と述べています。
 ②については次のように述べています。
 「先月、東京マラソンが行われ、4千人近い都立高校生が、大会運営を支えたり、沿道で和太鼓や吹奏楽などで応援したりするなど、大いに活躍されました。
 この4月からは、すべての都立高等学校で『奉仕』が必修化されます。多くの都民は、都立高校生をはじめとする若者が社会貢献活動に取り組んでいくことに、大きな期待を寄せています。」
③については、
 「皆さんには、国際社会に生きる日本人として、郷土や国に対する愛着や誇りをもつとともに、人類の福祉、環境保全や世界平和のために力を発揮することを期待しています。」
 と述べています。
 まさに卒業式を、石原の選挙運動として私物化し、「奉仕活動」(強制労働に他ならない)や、「愛国心」(国家主義教育に他ならない)などの特定のイデオロギー注入の場として、政治的に利用(「日・君」の強制をはじめとして)しているのです。
 「恥を知れ!」、石原・都教委。

 また、集会では、ここには紹介できませんが多くの職場で様々な闘い(本当に感動的な)が展開されたことも報告されました。
 やはり、「強制・弾圧は闘いを生み、広げる」のです。

 なお、養護学校、義務制の卒業式も週明けから始まるようです。
 包囲ネットでは、引き続きビラまきをやります。

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://kenken.cscblog.jp/
 最近の卒業式の校門の様子の写真なども出ています。

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