<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
==================
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
==================
東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
======================
弱い者いじめのデマゴギー政治家・橋下徹を倒そう!
==================
1951年、▲ 「教え子を再び戦場に送るな!」のスローガンを掲げて、日教組全国教研は始まりました。第1回は栃木県日光市でした。
その後、これまで一貫して「教え子を再び戦場に送るな!」のスローガンを(現場組合員の力で降ろさせず)掲げて開かれ、来年(2015年)1月には山梨で第64次全国教研が開かれます。
1995年、日教組中央が多くの現場組合員の反対を押し切って、文部省との「パートナー路線」を歩みだしました。あれから20年。
多くの現場組合員の危惧の通り、1999年には「日の丸・君が代」法制化、2006年には「教育基本法」改悪(愛国心の明記)、最近では「道徳の教科化」、「教科書の右傾化」、「教育委員会の行政機関への下請け機関化」などなど、まさに戦前回帰の「国家主義教育」が確立しつつあります。
「パートナー路線」の行き着く先です。
そうした中で、日教組や他教組の心ある組合員たちを中心に、こうした動きに反対するための様々な運動がこの間、各地で粘り強く地道に続けられてきました。
その一つが、日教組全国教研に合わせて、2000年より続いている▲ 自主教研「『日の丸・君が代』問題交流会」です。
来年1月で、第15回になりますが、以下の要領で開かれます。
日教組以外の方も、市民の方も参加できます。
全国からの参加を歓迎いたします。
『高校生をリクルートする自衛隊・自衛隊の手法を取り入れる教育行政』から。
(編集委員会発行、800円+税、(株)同時代社、電話03-3261-3149、FAX03-3261-3237)
「5、沸き上がる自衛隊の「宿泊防災訓練」への抗議・反対運動の取り組み」
(ここでは三つの団体の取り組みが紹介されています。)
<「自衛隊をウォッチする市民の会」の取り組み>
・有志59名で東京都に監査請求を行った
「2014年7月25日、東京都監査委員に対し、都教委(短縮)が自衛隊と連携して2013年7月に都立田無工業高校の生徒をして陸上自衛隊朝霞駐屯地で二泊三日の宿泊防災訓練を実施したことに関し、防災訓練とは名ばかりで、実態は自衛隊の広報活動ひいては募集広報であるので、不当かつ違法だとして、都教委が同訓練に支出した費用の返還を求めて、住民監査を申し立てました。
これに対し、東京都監査委員会は、不当かつ違法だとする理由が具体的でないし、客観的でもないとして、却下する決定を行いました。」
・監査請求「却下」は違法である。
「・・『却下』は請求の要件をみたしていない場合に行われるもの・・しかし、一般的に不当・違法だとする理由が具体的かつ客観的であるという点が住民監査請求の要件に挙げられてはいないため、今回の却下決定は違法です。・・請求者に権利として認められている意見陳述の機会や証拠の提出といった手続きを経なければ、そもそも判断できないものであります。それにもかかわらず、今回はそれらの手続きも一切経ていません。・・」
「・・今回の『却下』決定に対する異議申し立ては、裁判所に住民訴訟を提訴することしか途はありません。しかし、当会は運動的にみて、この時期に裁判を起こすよりも、さらなる世論換起をうながして、直近で予定されている大島高校の武山駐屯地での宿泊訓練に対する反対運動の声を強めていくことが、平和憲法を護り、決して子どもたちを戦場に送らない歩に資すると判断しました。」
<都教委包囲首都圏ネットワークの取り組み>
・学校への抗議行動を開始しました。
「2013年9月17日に学校に出向いて抗議の申し入れ・・・10月2日に学校宛の『公開質問書』を提出して話し合いを要求・・この件も含めた都教委の攻撃に対する抗議ならびに闘いの方針提起の集会(「もう黙っていられない10・27集会」)を開催・・」
・田無工業高校の校長に自衛隊訓練中止を迫る
「11月19日、・・学校を訪れ、校長と話し合ったのは7人・・池上信行校長(同席・経営企画室長)が対応しました。当日は、すでに提出していた『質問書』に対する『回答』とともに、二時間近く意見を交わしました。・・しかし校長は、『自衛隊がなぜ問題なのか全く理解できない』し、『整列、行進』なども常々学校でもやっているものだから、『なぜいけないのか』というだけでした。せいぜいが『非常呼集』が軍隊用語をいうなら、今後検討すると答えただけで、まさに『糠にくぎ』の状態でありました。・・田無工業高校は、11月23日にあきる野市で開催された東京都防災訓練に、遠方にもかかわらず特例的に参加を許され、生徒たちは、またしても『避難経路』を示す地域のジオラマ展示などに再動員されました。・・・・私たちは、・・その後も学校説明会や卒業式にあわせて校門前でのビラまきを続けました。しかし今年(2014年)2月、・・二年生全員を対象に、・・(BumBでの)・・自衛隊指導による宿泊訓練を強行しました。」
<ふぇみん婦人民主クラブの取り組み>
・新聞報道で知り、ただちに行動
「・・新聞報道を見た私たちは、ただちに防衛省と都教委に抗議文を出しました。都教委からの回答を受け、再度の請願書と質問書をだし、直接面会の申し入れも行いました。今回の都立大島高校の場合を含め、これまでに四回の請願書をだしています。また、教育系労組、市民団体やマスコミにもその旨を知らせ、取り組みを要請してきました。」
・語り継がれてきた戦争体験と平和への思い
「ふぇみん婦人民主クラブは、敗戦の翌年の1946年に結成され、平和問題を柱に女性の人権、環境危機などの活動に取り組み、新聞『ふぇみん』を発行し続け今日に至っています。・・・この7月1日に、集団的自衛権行使容認の閣議決定が行われたことに対して、ふぇみん定例句会で『集団的自衛権 また若ものを 死地へと煽る』と、その胸の内を詠んでいました。」
・「防災訓練」の名のもとで行われていること
「2000年9月、石原都知事(当時)は『ビッグレスキュー東京2000~首都を救え~』と題した総合防災訓練を自衛隊7000人以上の参加で行ったのです。この時、多勢の迷彩服の自衛隊員が銀座の街にあふれました。そして、四丁目の交差点を『首都の防衛を担う』役割を持つとされる陸上自衛隊第一師団(練馬駐屯地所属)の装甲車が走り抜ける光景を見ました。・・」
「2014年3月5日号の『ふぇみん』には、『フィリピンを襲った台風の災害支援に1000人の自衛隊が派遣されたが、支援に乗じて比・日・米三軍による軍事演習も同時に行った』とあります。・・・自衛隊の主任務は国家の防衛ということになっており、・・・災害支援はあくまでも付随的な任務という位置づけ・・・『防災訓練』『災害支援』でも、『軍事組織』という本来の役割が顔をだしがちなことには注意が必要ではないでしょうか?」
・なぜ自衛隊?都教委の回答が示すもの
「都教委は『なぜ連続して自衛隊を訓練場所に選ぶのか』との私たちの質問に『災害発生時に中核的な役割を担うから』と答えています。さらに『なぜ駐屯地で行うのか』には『自衛隊員から防災に係わる知識や技術を体験的に学ぶだけでなく、集団での規律やルールを学び・・・』と回答しました。『訓練の評価は?』の回答にも『集団の秩序とリーダーシップの在り方について学習した。このことはまさに災害復旧の中心となって活動した自衛隊員から指導を受けたからこそできたものといえる』と述べました。
このように都教委は、この防災訓練で『集団行動』を重視しているのです。これはかつての軍国主義教育でみられたことと変わりません。
・・・『自衛隊は都教委側からの働きかけで宿泊防災訓練を行ったと聞くが、これが事実だとすれば教育の政治的中立性をみずから逸脱したものと考えるがどうか』の質問には、・・『インフラが壊滅した状態でも、物資や燃料等を独自に調達し、その能力を大いに発揮し、被災者住民から感謝されたことは周知の事実である。災害発生時に中核的役割を担う自衛隊から、生徒が学ぶことは有意義である』と、あたかも自衛隊の宣伝隊のような回答ぶりでした。
しかし、自衛官の自殺は一般公務員の1・5倍と高いことが伝えられています。・・・・こうした事実を、都教委はどう受け止めているのでしょうか。・・『日の丸・君が代』の強制に始まる都教委の思想・信条を侵害するふるまいは、今も記憶に新しいものです。そして今回、自衛隊への急接近にも広範な市民による注視と批判は不可欠だと思います。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このように、反対行動が起きる中で、前回のメールで紹介した「彼らの真の狙い」と同時に、今回のメールの<・なぜ自衛隊?都教委の回答が示すもの>に見られるように、都教委が「防災訓練」の名目の下に、自衛隊での「宿泊防災訓練」を正当化している、こともよくわかります。
行き着くところ、自衛隊における全都立高校の「宿泊訓練」であり、学校における「自衛隊員による指導と訓練」、ということさえ否定できません。
次回は、「6、都立大島高校の『宿泊防災訓練』」です。
みなさん、良い年を!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネット(準)では、来春の卒業式・入学式に向けて、▲「都教委は『君が代』不起立・不伴奏教員を処分するな 思想改造を強要する『服務事故再発防止研修』をするな」の団体署名の取り組みを始めました。
「君が代」起立・斉唱の職務命令は、子どもたちに対し、国家の価値観を刷り込むことであり、ひいては社会の自由度を奪うことです。
「君が代」不起立は、仕事に対する教員としての責務(良心)からの行為です。
不起立での、戒告処分ももちろん許すことはできませんが、最高裁判決に反して、東京都教委は不起立を続けるTさんには減給1ヶ月処分を出していますし、今後さらに重い処分を科してくる危険があります。
今年の入学式処分では、Iさんに減給6ヶ月処分も出しています。
何としても、「戒告を超える重い処分」をまずは止めたいです。
また、処分とセットで行われている思想転向を強要する「服務事故再発防止研修」は半年間、20回近くにのぼります。
拷問と言っていいほど。これも止めさせねばと考えます。
どうぞ、お力をお貸しください。
つきましては、皆さんの関係する労組、市民団体に団体署名取り組みの提起、お願いをしてください。上部団体や支部・分会等での署名も歓迎です。
団体署名取り組みのお願い、団体署名用紙はこちらから開いてください。
↓
http://homepage2.nifty.com/kaikosasenaikai/
「最近の記事」にあります。
■今のところ、ネット署名の用意はできておりません。
お手数ですが、用紙にご記入のうえ、「署名用紙」に記した住所にお送りください。
また、お送りくださるよう、お願いしてください。
どうぞ、よろしくお願いします。
送付先:〒185-0033 東京都国分寺市内藤2-38-1田中コーポ105
多摩島嶼地区教職員組合気付
許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネット(準)宛
締め切り:第一次2月18日 第二次3月末日
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なお、署名用紙を送るのが大変な団体は、当日提出する「許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊全国ネット(準)」の署名用紙に、連名で団体名を載せることもできますので、直接私の方まで、メールでご連絡下さってもかまいません。
その際、メールで<団体名>と<連絡者>を教えて下さい。
「全国ネット」(準)では、この団体署名をもとに、卒業式前の2月23日(月)に▲ 都教委要請行動を行います。
(こちらにもたくさん参加していただきたいと思います)
この取り組みは、<「日の丸・君が代」問題等全国ネット>の形成にむけての新たな一歩です。
全国の皆さん、よろしくお願いします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「2・8総決起集会」
<集会名>
「日の丸・君が代」強制反対!教育の国家支配を許すな!2.8総決起集会
<集会の位置付け>
A「日の丸・君が代」強制に反対する。
B自衛隊と学校教育との連携を糾弾する。
C国家主義的な思想教育としての「道徳の教科化」に反対する。
<講師> 斎藤貴男さん
<日時>2015年2月8日(日) 午後1時30分より
<場所> 南阿佐ケ谷の杉並産業商工会館講堂
<主催>都教委包囲首都圏ネットワーク
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
==================
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
==================
東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
======================
弱い者いじめのデマゴギー政治家・橋下徹を倒そう!
==================
1951年、▲ 「教え子を再び戦場に送るな!」のスローガンを掲げて、日教組全国教研は始まりました。第1回は栃木県日光市でした。
その後、これまで一貫して「教え子を再び戦場に送るな!」のスローガンを(現場組合員の力で降ろさせず)掲げて開かれ、来年(2015年)1月には山梨で第64次全国教研が開かれます。
1995年、日教組中央が多くの現場組合員の反対を押し切って、文部省との「パートナー路線」を歩みだしました。あれから20年。
多くの現場組合員の危惧の通り、1999年には「日の丸・君が代」法制化、2006年には「教育基本法」改悪(愛国心の明記)、最近では「道徳の教科化」、「教科書の右傾化」、「教育委員会の行政機関への下請け機関化」などなど、まさに戦前回帰の「国家主義教育」が確立しつつあります。
「パートナー路線」の行き着く先です。
そうした中で、日教組や他教組の心ある組合員たちを中心に、こうした動きに反対するための様々な運動がこの間、各地で粘り強く地道に続けられてきました。
その一つが、日教組全国教研に合わせて、2000年より続いている▲ 自主教研「『日の丸・君が代』問題交流会」です。
来年1月で、第15回になりますが、以下の要領で開かれます。
日教組以外の方も、市民の方も参加できます。
全国からの参加を歓迎いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~▲ 自衛隊での宿泊訓練パンフの続きです。
(日時)2015年2月7日(土)18:30~
(場所)山梨県韮崎市民交流センター3F多目的ホール
韮崎駅より2~3分のところです
(内容)
基調報告
大阪・東京からの報告
全国各地からの報告(千葉・神奈川・・・)
「日・君」全国ネット(準)
市民団体他
まとめ・連絡
(資料代)500円
(連絡先)多摩教組 042-574-3093
<当日連絡>090-9016-8775
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『高校生をリクルートする自衛隊・自衛隊の手法を取り入れる教育行政』から。
(編集委員会発行、800円+税、(株)同時代社、電話03-3261-3149、FAX03-3261-3237)
「5、沸き上がる自衛隊の「宿泊防災訓練」への抗議・反対運動の取り組み」
(ここでは三つの団体の取り組みが紹介されています。)
<「自衛隊をウォッチする市民の会」の取り組み>
・有志59名で東京都に監査請求を行った
「2014年7月25日、東京都監査委員に対し、都教委(短縮)が自衛隊と連携して2013年7月に都立田無工業高校の生徒をして陸上自衛隊朝霞駐屯地で二泊三日の宿泊防災訓練を実施したことに関し、防災訓練とは名ばかりで、実態は自衛隊の広報活動ひいては募集広報であるので、不当かつ違法だとして、都教委が同訓練に支出した費用の返還を求めて、住民監査を申し立てました。
これに対し、東京都監査委員会は、不当かつ違法だとする理由が具体的でないし、客観的でもないとして、却下する決定を行いました。」
・監査請求「却下」は違法である。
「・・『却下』は請求の要件をみたしていない場合に行われるもの・・しかし、一般的に不当・違法だとする理由が具体的かつ客観的であるという点が住民監査請求の要件に挙げられてはいないため、今回の却下決定は違法です。・・請求者に権利として認められている意見陳述の機会や証拠の提出といった手続きを経なければ、そもそも判断できないものであります。それにもかかわらず、今回はそれらの手続きも一切経ていません。・・」
「・・今回の『却下』決定に対する異議申し立ては、裁判所に住民訴訟を提訴することしか途はありません。しかし、当会は運動的にみて、この時期に裁判を起こすよりも、さらなる世論換起をうながして、直近で予定されている大島高校の武山駐屯地での宿泊訓練に対する反対運動の声を強めていくことが、平和憲法を護り、決して子どもたちを戦場に送らない歩に資すると判断しました。」
<都教委包囲首都圏ネットワークの取り組み>
・学校への抗議行動を開始しました。
「2013年9月17日に学校に出向いて抗議の申し入れ・・・10月2日に学校宛の『公開質問書』を提出して話し合いを要求・・この件も含めた都教委の攻撃に対する抗議ならびに闘いの方針提起の集会(「もう黙っていられない10・27集会」)を開催・・」
・田無工業高校の校長に自衛隊訓練中止を迫る
「11月19日、・・学校を訪れ、校長と話し合ったのは7人・・池上信行校長(同席・経営企画室長)が対応しました。当日は、すでに提出していた『質問書』に対する『回答』とともに、二時間近く意見を交わしました。・・しかし校長は、『自衛隊がなぜ問題なのか全く理解できない』し、『整列、行進』なども常々学校でもやっているものだから、『なぜいけないのか』というだけでした。せいぜいが『非常呼集』が軍隊用語をいうなら、今後検討すると答えただけで、まさに『糠にくぎ』の状態でありました。・・田無工業高校は、11月23日にあきる野市で開催された東京都防災訓練に、遠方にもかかわらず特例的に参加を許され、生徒たちは、またしても『避難経路』を示す地域のジオラマ展示などに再動員されました。・・・・私たちは、・・その後も学校説明会や卒業式にあわせて校門前でのビラまきを続けました。しかし今年(2014年)2月、・・二年生全員を対象に、・・(BumBでの)・・自衛隊指導による宿泊訓練を強行しました。」
<ふぇみん婦人民主クラブの取り組み>
・新聞報道で知り、ただちに行動
「・・新聞報道を見た私たちは、ただちに防衛省と都教委に抗議文を出しました。都教委からの回答を受け、再度の請願書と質問書をだし、直接面会の申し入れも行いました。今回の都立大島高校の場合を含め、これまでに四回の請願書をだしています。また、教育系労組、市民団体やマスコミにもその旨を知らせ、取り組みを要請してきました。」
・語り継がれてきた戦争体験と平和への思い
「ふぇみん婦人民主クラブは、敗戦の翌年の1946年に結成され、平和問題を柱に女性の人権、環境危機などの活動に取り組み、新聞『ふぇみん』を発行し続け今日に至っています。・・・この7月1日に、集団的自衛権行使容認の閣議決定が行われたことに対して、ふぇみん定例句会で『集団的自衛権 また若ものを 死地へと煽る』と、その胸の内を詠んでいました。」
・「防災訓練」の名のもとで行われていること
「2000年9月、石原都知事(当時)は『ビッグレスキュー東京2000~首都を救え~』と題した総合防災訓練を自衛隊7000人以上の参加で行ったのです。この時、多勢の迷彩服の自衛隊員が銀座の街にあふれました。そして、四丁目の交差点を『首都の防衛を担う』役割を持つとされる陸上自衛隊第一師団(練馬駐屯地所属)の装甲車が走り抜ける光景を見ました。・・」
「2014年3月5日号の『ふぇみん』には、『フィリピンを襲った台風の災害支援に1000人の自衛隊が派遣されたが、支援に乗じて比・日・米三軍による軍事演習も同時に行った』とあります。・・・自衛隊の主任務は国家の防衛ということになっており、・・・災害支援はあくまでも付随的な任務という位置づけ・・・『防災訓練』『災害支援』でも、『軍事組織』という本来の役割が顔をだしがちなことには注意が必要ではないでしょうか?」
・なぜ自衛隊?都教委の回答が示すもの
「都教委は『なぜ連続して自衛隊を訓練場所に選ぶのか』との私たちの質問に『災害発生時に中核的な役割を担うから』と答えています。さらに『なぜ駐屯地で行うのか』には『自衛隊員から防災に係わる知識や技術を体験的に学ぶだけでなく、集団での規律やルールを学び・・・』と回答しました。『訓練の評価は?』の回答にも『集団の秩序とリーダーシップの在り方について学習した。このことはまさに災害復旧の中心となって活動した自衛隊員から指導を受けたからこそできたものといえる』と述べました。
このように都教委は、この防災訓練で『集団行動』を重視しているのです。これはかつての軍国主義教育でみられたことと変わりません。
・・・『自衛隊は都教委側からの働きかけで宿泊防災訓練を行ったと聞くが、これが事実だとすれば教育の政治的中立性をみずから逸脱したものと考えるがどうか』の質問には、・・『インフラが壊滅した状態でも、物資や燃料等を独自に調達し、その能力を大いに発揮し、被災者住民から感謝されたことは周知の事実である。災害発生時に中核的役割を担う自衛隊から、生徒が学ぶことは有意義である』と、あたかも自衛隊の宣伝隊のような回答ぶりでした。
しかし、自衛官の自殺は一般公務員の1・5倍と高いことが伝えられています。・・・・こうした事実を、都教委はどう受け止めているのでしょうか。・・『日の丸・君が代』の強制に始まる都教委の思想・信条を侵害するふるまいは、今も記憶に新しいものです。そして今回、自衛隊への急接近にも広範な市民による注視と批判は不可欠だと思います。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このように、反対行動が起きる中で、前回のメールで紹介した「彼らの真の狙い」と同時に、今回のメールの<・なぜ自衛隊?都教委の回答が示すもの>に見られるように、都教委が「防災訓練」の名目の下に、自衛隊での「宿泊防災訓練」を正当化している、こともよくわかります。
行き着くところ、自衛隊における全都立高校の「宿泊訓練」であり、学校における「自衛隊員による指導と訓練」、ということさえ否定できません。
次回は、「6、都立大島高校の『宿泊防災訓練』」です。
みなさん、良い年を!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネット(準)では、来春の卒業式・入学式に向けて、▲「都教委は『君が代』不起立・不伴奏教員を処分するな 思想改造を強要する『服務事故再発防止研修』をするな」の団体署名の取り組みを始めました。
「君が代」起立・斉唱の職務命令は、子どもたちに対し、国家の価値観を刷り込むことであり、ひいては社会の自由度を奪うことです。
「君が代」不起立は、仕事に対する教員としての責務(良心)からの行為です。
不起立での、戒告処分ももちろん許すことはできませんが、最高裁判決に反して、東京都教委は不起立を続けるTさんには減給1ヶ月処分を出していますし、今後さらに重い処分を科してくる危険があります。
今年の入学式処分では、Iさんに減給6ヶ月処分も出しています。
何としても、「戒告を超える重い処分」をまずは止めたいです。
また、処分とセットで行われている思想転向を強要する「服務事故再発防止研修」は半年間、20回近くにのぼります。
拷問と言っていいほど。これも止めさせねばと考えます。
どうぞ、お力をお貸しください。
つきましては、皆さんの関係する労組、市民団体に団体署名取り組みの提起、お願いをしてください。上部団体や支部・分会等での署名も歓迎です。
団体署名取り組みのお願い、団体署名用紙はこちらから開いてください。
↓
http://homepage2.nifty.com/kaikosasenaikai/
「最近の記事」にあります。
■今のところ、ネット署名の用意はできておりません。
お手数ですが、用紙にご記入のうえ、「署名用紙」に記した住所にお送りください。
また、お送りくださるよう、お願いしてください。
どうぞ、よろしくお願いします。
送付先:〒185-0033 東京都国分寺市内藤2-38-1田中コーポ105
多摩島嶼地区教職員組合気付
許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネット(準)宛
締め切り:第一次2月18日 第二次3月末日
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なお、署名用紙を送るのが大変な団体は、当日提出する「許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊全国ネット(準)」の署名用紙に、連名で団体名を載せることもできますので、直接私の方まで、メールでご連絡下さってもかまいません。
その際、メールで<団体名>と<連絡者>を教えて下さい。
「全国ネット」(準)では、この団体署名をもとに、卒業式前の2月23日(月)に▲ 都教委要請行動を行います。
(こちらにもたくさん参加していただきたいと思います)
この取り組みは、<「日の丸・君が代」問題等全国ネット>の形成にむけての新たな一歩です。
全国の皆さん、よろしくお願いします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「2・8総決起集会」
<集会名>
「日の丸・君が代」強制反対!教育の国家支配を許すな!2.8総決起集会
<集会の位置付け>
A「日の丸・君が代」強制に反対する。
B自衛隊と学校教育との連携を糾弾する。
C国家主義的な思想教育としての「道徳の教科化」に反対する。
<講師> 斎藤貴男さん
<日時>2015年2月8日(日) 午後1時30分より
<場所> 南阿佐ケ谷の杉並産業商工会館講堂
<主催>都教委包囲首都圏ネットワーク
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます