パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

☆ 本の紹介『お笑い維新劇場 大阪万博を利用する「半グレ」政党』

2024年10月20日 | 暴走する都教委と闘う仲間たち

  佐高 信 (著), 西谷 文和 (著)
 ☆ 『お笑い維新劇場 大阪万博を利用する「半グレ」政党』(平凡社新書):2024/8/17
https://books.rakuten.co.jp/rb/17919500/?msockid=39656b98262d63d91b7179fe27c76213

 利権真っ黒の正体、「公」を切る改悪、セクハラ、ストーカー、ネコババ、さらに殺人未遂まで……?!
 そのやりたい放題の実態から、大阪と日本を揺るがす万博問題、さらにそれに連なるカジノ利権まで、
 百戦錬磨の評論家と維新ウォッチャーのジャーナリストが語り合う。

 維新のあきれはてた本性を、
 笑いながら怒る!!

 辛口評論家・佐高信と、『万博崩壊 どこが「身を切る改革」か!』の西谷文和による対談である。

 冒頭と終わりに2回、「維新不祥事ワースト10」が登場する。つまり、維新は不祥事だらけだ。

 冒頭のワースト10では、10位が北方領土問題でお騒がせの「丸山穂高」、9位は猪瀬直樹、8位は監禁事件を引き起こした守口市議、7位は松井一郎、6位はイソジン吉村、5位は嘘つき橋下徹、4位は愛知県知事リコール署名偽造事件だ。
 トップ3は本書を見てほしい。

 とにかく維新は酷い。
 信じがたい嘘と犯罪の維新を、佐高と西谷は実名告発する。
 見出しの一部を引用する。

松井一郎――口利きビジネス・裏口入学

「ネコババ」代表・馬場伸幸

「うそ」が得意の中条きよし

ストーカー・不適切発言

人権侵犯・ヘイトの多い維新

 嘘と税金無駄使いの万博も悲惨だ。

 そこに吉本興業がからんでくる。社長はダウンタウンの元マネージャー。万博とカジノがからんでいる。
 吉本のタレントは維新の悪口は言わず、忖度する。
 いまはメディアから消えている松本人志もその一員だ。

 佐高と西谷は維新を笑い飛ばす。

 これを読んで、大阪のお笑いの変質が、よくわかった。
 かつて、大阪のお笑いは、自分をさらけ出しながら、東京の権力を笑い飛ばした。
 しかし、ダウンタウンの笑いは、弱い者いじめの笑いだろう。
 下を向いて、他人を貶めて、笑う。いつのまにか、それが大阪の笑いになってしまった

 人志と吉本が、維新にコバンザメのようにくっついたのも、よくわかる。
 吉本が、大阪の笑いを取り戻す日は来るだろうか。

 悪質な維新が、なぜ関西でいまだに人気なのか。
 その答えは、佐高と西谷によると、関西メディアが維新の提灯持ちに成り下がっているため、事実がきちんと報じられないからだと言う。本書の随所で語られている。

 最後に、ワースト10がもう一つ紹介されている。

 笑えない悲劇だが、とにかく笑って、維新を撃ち落とすしかない。

 

『前田朗blog』(Wednesday, October 16, 2024)
https://maeda-akira.blogspot.com/2024/10/blog-post_46.html

 


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