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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

ひとりごと通信”20061115

2006年11月17日 | 平和憲法
 ★ 問題噴出の中で、ついに裁決強行
 残念ながら、本日15(水)午後5時18分、与党自民・公明だけで衆議院教育基本法特別委員会の採決を強行しました。(毎日新聞は、選挙への影響を懸念して”沖縄県知事選前の衆院通過を断念”と報じていましたが)、なにがなんでも”今国会中の成立を”という論理が優先したようです。
 何のために改正するのか、噴出している”いじめ”、”高校未履修問題”などの解決にどう繋がるのか「立法事実論」不在のまま、タウンミーティングのヤラセ質問問題、さらには発言者への謝礼の支払い問題まで疑惑が噴出している中での強行は、国民をバカにしたもので、許せません。

 ★ 本日、午前中央公聴会が開かれ、5人の方が意見を述べました。
 残念ながら、傍聴には行けなかったのですが、今はIT時代、居ながらにしてインターネットで、委員会審議の模様をLive中継でも、録画でも見聞きすることが出来ます。
 今日の公聴会の模様は、次のHPから  http://www.shugiintv.go.jp/jp/
 今日の日付11/15をクリックし、”教育基本法特別委員会公聴会”を選択すれば、聞くことができます。
 (クリックして”Real-Player”か、”Windows Media Player”を選択することで、視聴できます)
 特に、下記の日弁連・教育基本法改正問題対策会議議長、出口氏の陳述には胸を打たれました
 http://www.shugiintv.go.jp/jp/rm.ram?deli_id=32414&media_type=rn&time=01:07:09.3

 家庭裁判所の判事、弁護士として長年青少年問題に取り組んできて、「今問題になっている”いじめ”や非行は、今度の「改正」案のように、上からの規範の押しつけや競争を煽ることでは決して解決しない、事態をますます悪化させるだけだ」と、真摯に訴えられたのです。是非、耳を傾けていただきたいと思います。

 ★ 昨日は、日本弁護士連合会、東京の3弁護士会共催の「教育基本法『改正』をとめよう!緊急市民集会」に参加しました。
 全てがお金に動かされて行くような世の中で、全員加盟の日弁連の(もっとも難しいといわれる司法試験に合格した「エリート」なのに)こうした真摯な姿勢には、いつも頭が下がります。
 平山会長自ら開会挨拶し、前記の出口氏が、「改正案」の問題点を縷々指摘して、法律家として看過できないと今までに52ある単位弁護士会の38までもが反対を表明していることを明らかにしました。
 また、東京大学の高橋哲哉氏は、戦後の教育改革に直接携わった南原繁氏の文献から、「教育基本法が、アメリカの強要によってつくられたものであるという憶測、・・・それは著しく真実を誤ったか、強いて偽った論議といわなければならない」を、引きながら、「戦後レジームからの脱却」なる論議が、いかに的はずれなものかを示しました。(地方公聴会での発言を添付)
 日本大学の広田照幸氏は、「目の前の短期の予測で、教育の枠組みを決めようとすれば、すぐに時代遅れになる」と、警告しました。

 ★ なんとか、STOPを!
 明日16(木)に、衆議院本会議でも採決を強行するようですが、今後、教基法改悪反対を公約にしている野党統一の糸数候補を擁する沖縄県知事選、参議院審議と、まだまだ攻防は続きます。
 ○16日(木)「ヒューマン・チェーン」(人間の鎖)第2弾
     午後5時~衆議院第2議員会館前(議事堂の反対側)
 ○17日(金)教育基本法改悪反対。改憲手続き法案反対、国会包囲・集会
    1:00~野外音楽堂 3:00~国会座り込み
    6:30~中央決起集会(野音)  国民運動実行委員会など主催
 ○日教組、都高教の座り込み・集会 15日から13:00~16:00


 今後に禍根を残す教育基本法改悪、なんとかSTOPさせたいものです。

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