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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

地裁今治支部判決を伝える新聞記事

2016年08月05日 | こども危機
  =市民団体の教科書会議傍聴拒否=
 ★ 今治市に賠償命令
(愛媛新聞)


 今治市教育委員会の会議傍聴を拒否されたのは違法として、市民団体「えひめ教科書裁判を支える会」の奥村悦夫共同代表が2日までに、市に慰謝料3万円の支払いなどを求め松山地裁今治支部に提訴。2日に判決があり、古市文孝裁判官は「傍聴の自由を違法に侵害した」として市に1方円の賠償などを命じた。
 判決によると、奥村共同代表は2014年8月29日、市教委が開始10分前に傍聴受け付けを締め切った教科書採択会議を傍聴しようと会場の波方公民館に開始5、6分前に到着。席も空いているとして受け付けを求めたが拒まれた
 古市裁判官は、住民が会議を傍聴する自由は尊重されるべきだとする一方、円滑な運営のための制限は正当と認定。
 ただ市教委は、ほかの会議では開始まで受け付けをしているほか、29日の会議は傍聴希望者が席数を下回り、受け付けは容易で、傍聴の制限は必要やむを得ない限度といえないと指摘し「一律に受け付けを制限すれば傍聴の自由を侵害すると認識せねばならない職務上の義務にも違反した」とした。
 市教委は、11年の教科書採択の会議に傍聴希望者が多数押し寄せて開始が遅れたとして、同内容の会議の傍聴は開始10分前に締め切ると定めている。
 高橋実樹教育長は「主張が認められず残念。判決文を十分精査し、対応を検討したい」どコメント。
 奥村共同代表は「今回の判決で市民の傍聴機会が広がる。より開かれた傍聴制度を市に求めたい」と話した。
『愛媛新聞』(2016年8月3日)

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