６．２５に再雇用拒否二次訴訟の最高裁弁論

　　＝再雇用拒否撤回第２次訴訟＝
　◆ 最高裁弁論にご支援を！

　「日の丸・君が代」処分を理由に０７・０８・０９年に再雇用を拒否された者が原告となり、再雇用拒否に対する損害賠償を求めた裁判の最高裁での弁論が下記の通り行われます。
　６月２５日（月）３時～最高裁
　　傍聴希望者、２時南ロ集合（抽選）
　　最高裁での弁護士による陳述
　報告集会：参議院議員会館Ｂ１０４（Ｂ１Ｆ）１６時～
　　議員会館入りロで１５時半から入館証を配布
　＊最高裁…東京メトロ「永田町」下車５分

　最高裁は、私たち再雇用拒否第２次裁判原告団に対し、４月１９日に弁論の開始を通知してきました。１次・３次の嘱託採用拒否裁判が敗訴する中、２次だけが地裁・高裁とも勝利判決を得て、都側が最高裁に上告受理申立をしていました。
　私たちは、１０・２３通達による卒業式等での起立斉唱の強制に不起立で抗った者たちに、都が懲戒処分に加え退職時に再雇用を拒否したことに対して、２００９年にこの裁判を提起しました。
　私たちは、再雇用に対する時代の流れや裁判官にも恵まれ、他の採用拒否裁判とは違い画期的な勝利判決を勝ち得てきました。
　具体的には、

　① 職の継続性があり、都側の広範な裁量が認められる新規採用とは異なる
　② 都は職務命令違反のみで不合格としたが、不合格にするほどの重大な非違性はなかった
　③ 思想信条の自由の間接的な制約となるため、採否判断でも懲戒処分を科す場合と類似した状況であり、大きな不利益を課すことには慎重な考慮が必要
　④ 採用拒否は懲戒処分に加えての事実上の不利益処分になっている
　など、職務命令違反への過大な不利益や現状の運用自体にも憲法上の疑義を表明しています。
　さらに、ほぼ全員採用の採用実績からも、裁量権の逸脱濫用のない公正な選考と雇用の機会が得られる期待権を侵害したとしています。

　私たちは、原判決の正当性と最高裁での勝利への確信をもって、口頭弁論に臨みたいと思っています。６月２５日（月）１５：００の最高裁弁論に際しては、傍聴・報告集会など、ご支援をよろしくお願いします。

２０１８．５．２５
「日の丸・君が代」強制反対・再雇用拒否撤回を求める第二次原告団代表：泉健二（元目黒高校）