<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
1月17日、通常国会が開かれ▲ 岸田首相が施政方針演説をした。
最初に取り上げたのは新型コロナ対策についてだった。
しかし、今回のオミクロン株の感染拡大の原因ともなっている米軍基地からの感染について、米軍は入管手続きもなく、日本の基地に自由に出入りできることを定めた日米地位協定の見直しなどにはまったくふれなかった。
そのため、海外からの入国禁止をしたものの、米軍基地は抜け穴になり、そこから市中感染が広がった。
沖縄県は17日、米軍基地で感染者が計4808人確認されたと発表した。
米軍基地には日本の法律が及ばず、実質的に日本の領土をアメリカが奪っているようなものだ。
次に岸田首相が述べたのは「新しい資本主義」についてだった。
そこで彼は、「新自由主義的な考え方が生んだ」という「格差や貧困の拡大」や「気候変動問題」等の弊害は認めた。
が、以前述べていた企業や金融所得者への課税強化などは一言も述べなかった。
また、低賃金の大きな原因になっている非正規雇用問題についても一言も述べなかった。
そして強調したのは、またしても「成長戦略」であり、「デジタル都市構想」や「マイナンバー」の普及、「経済安全保障」、「科学技術イノベーション」だった。
これらは他でもなくアベ・スガ政権がすすめてきものである。
そうして彼は、「未来への投資である賃上げが原動力となって、更なる成長につながる。こうした好循環を作ります」などと述べている。
しかし、最低賃金を1000円に引き上げたところで、40%にも上る非正規雇用を解決しないで、どうしてそうした好循環ができるだろうか。
むしろその間に大合理化が進み、貧富の格差はさらに拡大するだろう。
したがって、彼の言う「新しい資本主義」は結局のところ、アベノミクスの延長ということになる。
また、彼は「気候変動問題への対応」に述べているが、その対応というのは世界が注目する「2050年カーボンニュートラル」実現にむけての投資を「新しい時代の成長を生み出すエンジン」とするということだ。そのため、原子力を利用しようとしている。
つまり、気候変動問題を金儲けの手段にし、原子力発電復活の口実にしようというのである。
しかし、そもそも、その金儲けのために気候変動が起こったのであり、原発の増設と大事故が起きたのではないか。
したがって、これも結局同じことを繰り返すことになるだろう。
岸田首相は、また外交・安全問題にふれて、「新時代リアリズム外交」などと言いだした。
そこで彼は「普遍的価値の重視」として、「自由、民主主義、人権、法の支配」と述べ、あたかも日本などはそうしたことが守られているかのように描いている。
しかし、本当にそうか。日本には天皇制が残っているが、天皇家にはどんな自由や人権が有るだろうか。
最近彼らの中から一人の女性がそれに耐えきれず飛び出した。
これが日本の「自由、民主主義、人権、法の支配」の現実、つまりリアリズムなのである。
しかも、岸田政権はこうした天皇制を守るために天皇家の拡大のようなことを模索している。
ああ、何たる非民主的なことか。まるで人身〇〇ではないか。
したがって彼の言う「新時代リアリズム」というのは普遍的価値とは全く別に、米中対立の狭間にあって、これまで通りアメリカについて行くか、それとも日本にとって非常に大きな市場である中国と仲良くするか、考えているということであろう。
しかし、一方では露骨に中国を「敵国」と見なし「敵基地攻撃」などと言って、アメリカと一緒に戦争するため「平和憲法」を変えようとしている。
こうしたリアリズムはいずれ大きな矛盾をはらむことになるだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ところで、昨日、「戦争をさせない杉並1000人委員会」で、▲ 改憲反対の街宣署名活動をやっていたら、現職の比較的若い自衛官がやってきて署名をしてくれた。
新聞などを読み危険だと思っている、とのことだった。
そして、「頑張ってください」と言ってくれた。
「平和憲法」が今では自衛隊員たちの命も守っているのだ。
若者を再び戦場に送ってはならない。
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(お知らせ)
〇 都教委包囲首都圏ネットワーク
★ 「2022年2・6総決起集会」
~改憲情勢下での教育の国家支配と闘おう!~
講演:高嶋伸欣さん(琉球大学教授・横浜教科書裁判原告・五輪読本裁判原告)
防衛省が8月に発行した『はじめての防衛白書』の批判もされています。
演題:戦争へ向かう時代と教育現場での闘い
他に、現場からの報告もあります。
2022年2月6日(日)13:15開場 13:30開始
東京しごとセンター・地下講堂
(資料代:500円)
==================
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.
http://hinokimi.web.fc2.com/
1月17日、通常国会が開かれ▲ 岸田首相が施政方針演説をした。
最初に取り上げたのは新型コロナ対策についてだった。
しかし、今回のオミクロン株の感染拡大の原因ともなっている米軍基地からの感染について、米軍は入管手続きもなく、日本の基地に自由に出入りできることを定めた日米地位協定の見直しなどにはまったくふれなかった。
そのため、海外からの入国禁止をしたものの、米軍基地は抜け穴になり、そこから市中感染が広がった。
沖縄県は17日、米軍基地で感染者が計4808人確認されたと発表した。
米軍基地には日本の法律が及ばず、実質的に日本の領土をアメリカが奪っているようなものだ。
次に岸田首相が述べたのは「新しい資本主義」についてだった。
そこで彼は、「新自由主義的な考え方が生んだ」という「格差や貧困の拡大」や「気候変動問題」等の弊害は認めた。
が、以前述べていた企業や金融所得者への課税強化などは一言も述べなかった。
また、低賃金の大きな原因になっている非正規雇用問題についても一言も述べなかった。
そして強調したのは、またしても「成長戦略」であり、「デジタル都市構想」や「マイナンバー」の普及、「経済安全保障」、「科学技術イノベーション」だった。
これらは他でもなくアベ・スガ政権がすすめてきものである。
そうして彼は、「未来への投資である賃上げが原動力となって、更なる成長につながる。こうした好循環を作ります」などと述べている。
しかし、最低賃金を1000円に引き上げたところで、40%にも上る非正規雇用を解決しないで、どうしてそうした好循環ができるだろうか。
むしろその間に大合理化が進み、貧富の格差はさらに拡大するだろう。
したがって、彼の言う「新しい資本主義」は結局のところ、アベノミクスの延長ということになる。
また、彼は「気候変動問題への対応」に述べているが、その対応というのは世界が注目する「2050年カーボンニュートラル」実現にむけての投資を「新しい時代の成長を生み出すエンジン」とするということだ。そのため、原子力を利用しようとしている。
つまり、気候変動問題を金儲けの手段にし、原子力発電復活の口実にしようというのである。
しかし、そもそも、その金儲けのために気候変動が起こったのであり、原発の増設と大事故が起きたのではないか。
したがって、これも結局同じことを繰り返すことになるだろう。
岸田首相は、また外交・安全問題にふれて、「新時代リアリズム外交」などと言いだした。
そこで彼は「普遍的価値の重視」として、「自由、民主主義、人権、法の支配」と述べ、あたかも日本などはそうしたことが守られているかのように描いている。
しかし、本当にそうか。日本には天皇制が残っているが、天皇家にはどんな自由や人権が有るだろうか。
最近彼らの中から一人の女性がそれに耐えきれず飛び出した。
これが日本の「自由、民主主義、人権、法の支配」の現実、つまりリアリズムなのである。
しかも、岸田政権はこうした天皇制を守るために天皇家の拡大のようなことを模索している。
ああ、何たる非民主的なことか。まるで人身〇〇ではないか。
したがって彼の言う「新時代リアリズム」というのは普遍的価値とは全く別に、米中対立の狭間にあって、これまで通りアメリカについて行くか、それとも日本にとって非常に大きな市場である中国と仲良くするか、考えているということであろう。
しかし、一方では露骨に中国を「敵国」と見なし「敵基地攻撃」などと言って、アメリカと一緒に戦争するため「平和憲法」を変えようとしている。
こうしたリアリズムはいずれ大きな矛盾をはらむことになるだろう。
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ところで、昨日、「戦争をさせない杉並1000人委員会」で、▲ 改憲反対の街宣署名活動をやっていたら、現職の比較的若い自衛官がやってきて署名をしてくれた。
新聞などを読み危険だと思っている、とのことだった。
そして、「頑張ってください」と言ってくれた。
「平和憲法」が今では自衛隊員たちの命も守っているのだ。
若者を再び戦場に送ってはならない。
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(お知らせ)
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★ 「2022年2・6総決起集会」
~改憲情勢下での教育の国家支配と闘おう!~
講演:高嶋伸欣さん(琉球大学教授・横浜教科書裁判原告・五輪読本裁判原告)
防衛省が8月に発行した『はじめての防衛白書』の批判もされています。
演題:戦争へ向かう時代と教育現場での闘い
他に、現場からの報告もあります。
2022年2月6日(日)13:15開場 13:30開始
東京しごとセンター・地下講堂
(資料代:500円)
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