ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
すべての友人の皆さんへ。
ぼくが所属するか曖昧な千葉高教組「日の丸・君が代」対策委員会の機関誌『ひのきみ通信』用に以下の雑文を書いたので、紹介します。
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☆ 「供出金女性委除外問題」雑感
T.T.0673(ひょうたん島研究会)
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1月31日(金)の『朝日』に、「国連機関拠出/女性委除外は筋が違う」という「社説」が載っていた。ぼくも読んだが、少なくともぼくには、全く面白くなかった。
いかにも『朝日』が書きそうなことが書いてあるだけなので、読まなくても内容は分かるような気がする。
同じ問題について報じた記事が、同日午後発売の『日刊ゲンダイ2/1号』の2面にも載っていた。見出しは「皇室典範の改正勧告に抗議/国連女性委への拠出金除外~外務省が実行した『トランプ流』」。
さすが『ゲンダイ』、こちらは面白かったーーと書きたいところだが、残念ながらぼくにはそうは書けない。この記事には、例えば次のように書いてある。
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│ 外務省がここまでの”実力行使”に出るのは「近年では珍しい」(外務省関 │
│係者)という。元外務省国際情報局長の孫崎享氏は「皇室は国家の制度に関│
│わること。内政不干渉という点では、本来国連が立ち入るべきではない」と │
│の立場を示したうえで、こう話す。 │
│ 「政府の対応には疑問符が付きます。今回はあくまで『勧告』レベルの話。 │
│日本の伝統的な制度として皇室典範の正当性を説明していくなど、言論には │
│言論で対抗すべきです」 │
└────────────────────────────────┘
「皇室は国家の制度」だから「国民ーーという言葉は好きではないがーーが決めるべき」という意味だろうと勝手に推測するが、ぼくなら次のように言いたい。
「国民が未だに天皇制を無くしていないから国連等にいろいろ言われる余地があるのだ」と。
「皇室典範の正当性」については、そんなものは元々ないのだと、少なくともぼくは思っている。
最後に蛇足を一つ加えれば、この問題の本質は「差別」についてどう考えるのか?ーーだと思う。
「女性天皇を認めれば『ジェンダー平等』に近づく」と考える『リベラル派の人』もいるようだが、ぼくには正直、そういう発想は分からない。
「差別が悪い」と思うなら、単純に天皇制を無くした方が『タイパ』ーーこの言葉も嫌い!ーーがいいと、これも少なくともぼくは思う。
(25/02/01早朝)
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