◎ 再任用合格取消の撤回へ闘います!
● なにが「非行」ぞ!「非行」を犯したのはいずれか?
定年前の2012年3月の卒業式で、高槻市教委が校長を通して「君が代」を立って歌えという職務命令を出してきました。
しかし、子ともたちに「いいことか、悪いことか、しっかり自分で考えて発言したり行動したりするように」と日々言ってきたのに、「日の丸」「君が代」とは何なのか?を考えず、職務命令だからといって、ユダヤ人虐殺の責任者=ナチスのアイヒマンのように「私は命令に従っただけだ」と言うことは、人間として、教師として絶対できませんでした。
「奴隷の思想」では、子どもたちの前に立てないと、私は卒業式で「君が代」と同時に50秒間静がこすわりました。すると、大阪府教委は「非行だ」「信用を失墜させた」と、急転直下、合格していた再任用まで取り消しました。
侵略と戦争に血ぬられた「日の丸」と「君が代」が今なおあって、卒業式・入学式に職務命令まで出して強制することこそ、「非行」であり、侵略と戦争というまちがった歴史を反省しない大阪府・高槻市教育委員会のこの愚行こそ、教育の「信用を著しく失墜させる」行為であり、歴史に対する犯罪だと、私は考えます。
過去の歴史から学ばないと、未来はありません。教師が「真理と正義」の立場に立たないと、子とも達の未来は、切り開かれません。「君が代」で静かに座ったのは、教師として、人間として、絶対に譲れない一線であり、ささやかな抵抗でした。
● 大阪府人事委員会に不服申立⇒戒告処分は取り消された
それで、戒告処分の取り消しと再任用合格取消の撤回をもとめて、2012年3月30日、大阪府人事委員会に不服申立をしました。2013年8月6日から、大阪府人事委員会で、3回、口頭審理が開かれ、2014年3月24日、大阪府人事委員会の「裁決」が出されました。
その「裁決」は、
①高槻市教委の「違法な内申」により「戒告処分を取り消す」
②「再任用合格の取消しの撤回を求める不服申立ては、これを棄却する」
というものでした。
● 再任用合格取消の撤回をもとめと裁判に!
私の「戒告処分」は、人事委員会の『裁決』によって天下晴れて取り消されました。しかし、人事委員会は、「処分」が取り消されても、職務命令に違反して「君が代」で不起立した事実は消えないと言って、再任用合格取消は撤回しませんでした。
「戒告処分」は取り消されたのですから、原状回復、つまり、再任用に合格していた時点に戻し、直ちに再任用すべきです。
それで、私は2014年8月、グループZAZAの3人とともに、再任用取消の撤回をもとめて、大阪地裁に提訴しました。
● この裁判は勝てます!勝ちます!
2015年5月25日、卒・入学式で「君が代」で起立しなかったことを理由に定年退職後に再雇用されなかったのは不当だと東京都に賠償を求めていた裁判で、東京地裁の吉田徹裁判長は、素晴らしい判決を下しました。
判決は、「個人の思想信条に従った行為を理由に、大きな不利益を科すことには慎重な考慮が必要だ。式の進行は混乱しておらず、都の教育委員会が起立しなかったことだけを不当に重く扱ったのは、裁量権の範囲を超えるものだ」と判断し、都に対し、一人当たり200万円余りの賠償を命じました。
私たち4人の裁判にも、大きな光明がさしてきました。勝てます!私たちも勝ちます!次回、第5回裁判は、9月9日(水)10時から大阪地裁809号法廷です。引きつづき、ご支援をお願いします。
「麦のように」(300円)という冊子を販売しています。
2013年8月~14年3月、大阪府人事委員会での3回の
口頭審理の記録と裁決への批判を一冊にまとめました。
山田 肇〔(元)高槻市立南平台小学校 教員〕
● なにが「非行」ぞ!「非行」を犯したのはいずれか?
定年前の2012年3月の卒業式で、高槻市教委が校長を通して「君が代」を立って歌えという職務命令を出してきました。
しかし、子ともたちに「いいことか、悪いことか、しっかり自分で考えて発言したり行動したりするように」と日々言ってきたのに、「日の丸」「君が代」とは何なのか?を考えず、職務命令だからといって、ユダヤ人虐殺の責任者=ナチスのアイヒマンのように「私は命令に従っただけだ」と言うことは、人間として、教師として絶対できませんでした。
「奴隷の思想」では、子どもたちの前に立てないと、私は卒業式で「君が代」と同時に50秒間静がこすわりました。すると、大阪府教委は「非行だ」「信用を失墜させた」と、急転直下、合格していた再任用まで取り消しました。
侵略と戦争に血ぬられた「日の丸」と「君が代」が今なおあって、卒業式・入学式に職務命令まで出して強制することこそ、「非行」であり、侵略と戦争というまちがった歴史を反省しない大阪府・高槻市教育委員会のこの愚行こそ、教育の「信用を著しく失墜させる」行為であり、歴史に対する犯罪だと、私は考えます。
過去の歴史から学ばないと、未来はありません。教師が「真理と正義」の立場に立たないと、子とも達の未来は、切り開かれません。「君が代」で静かに座ったのは、教師として、人間として、絶対に譲れない一線であり、ささやかな抵抗でした。
● 大阪府人事委員会に不服申立⇒戒告処分は取り消された
それで、戒告処分の取り消しと再任用合格取消の撤回をもとめて、2012年3月30日、大阪府人事委員会に不服申立をしました。2013年8月6日から、大阪府人事委員会で、3回、口頭審理が開かれ、2014年3月24日、大阪府人事委員会の「裁決」が出されました。
その「裁決」は、
①高槻市教委の「違法な内申」により「戒告処分を取り消す」
②「再任用合格の取消しの撤回を求める不服申立ては、これを棄却する」
というものでした。
● 再任用合格取消の撤回をもとめと裁判に!
私の「戒告処分」は、人事委員会の『裁決』によって天下晴れて取り消されました。しかし、人事委員会は、「処分」が取り消されても、職務命令に違反して「君が代」で不起立した事実は消えないと言って、再任用合格取消は撤回しませんでした。
「戒告処分」は取り消されたのですから、原状回復、つまり、再任用に合格していた時点に戻し、直ちに再任用すべきです。
それで、私は2014年8月、グループZAZAの3人とともに、再任用取消の撤回をもとめて、大阪地裁に提訴しました。
● この裁判は勝てます!勝ちます!
2015年5月25日、卒・入学式で「君が代」で起立しなかったことを理由に定年退職後に再雇用されなかったのは不当だと東京都に賠償を求めていた裁判で、東京地裁の吉田徹裁判長は、素晴らしい判決を下しました。
判決は、「個人の思想信条に従った行為を理由に、大きな不利益を科すことには慎重な考慮が必要だ。式の進行は混乱しておらず、都の教育委員会が起立しなかったことだけを不当に重く扱ったのは、裁量権の範囲を超えるものだ」と判断し、都に対し、一人当たり200万円余りの賠償を命じました。
私たち4人の裁判にも、大きな光明がさしてきました。勝てます!私たちも勝ちます!次回、第5回裁判は、9月9日(水)10時から大阪地裁809号法廷です。引きつづき、ご支援をお願いします。
「麦のように」(300円)という冊子を販売しています。
2013年8月~14年3月、大阪府人事委員会での3回の
口頭審理の記録と裁決への批判を一冊にまとめました。
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