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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

第70回国際人権に関する研究会

2011年12月04日 | 人権
 = 第70回国際人権に関する研究会 =
 ◎ 「国際人権基準が求める表現の自由」


 日本弁護士連合会では、国際人権諸活動に関する基礎的な調査・研究及び情報交換を行うことを目的に、定期的に「国際人権に関する研究会」を開催しています。
 今回のテーマは「国際人権基準が求める表現の自由」です。
 日本も締約国である国際人権(自由権)規約の履行を監視する自由権規約委員会は、2011年、自由権規約が保障する「表現の自由」について、一般的意見34を発表しました。
 一般的意見34は、「表現の自由」が問題となるさまざまな場合を想定して、どのように保障されなければならないのか、「表現の自由」に対するどのような制約は許されないのか、などを詳しく述べています。
 それらは、自由権規約委員会がこれまで扱ってきた事件や審査を通じた数多くの先例に裏付けられ、その先例には日本のケースも含まれています。
 日本では、ビラや機関誌の配布や候補者の戸別訪問などに対し、安易に刑事罰が適用され、それを最高裁が追認するなど、「表現の自由」をめぐっての多くの問題が存在します。
 近い将来に個人通報制度が日本でも実現すれば、自由権規約委員会の「表現の自由」に対する理解は、日本における事件の解決のためにも必要となるでしょう。
 今回の研究会では、一般的意見34の研究を通じて、「表現の自由」の国際人権基準、そして日本の現状の問題点を検討します。
 なお、本研究会は、弁護士のみによる研究会ではなく、研究者、市民、司法修習生や法科大学院・法学部の学生の方など、どなたでも参加できます。御関心をお持ちの方がおられましたら、お誘い合わせのうえ、奮って御参加下さい。
 日時 2011年12月7日(水) 18時00~20時
 場所 弁護士会館17階1703AB会議室

 (千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸の内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」B1-b出口直結) 
 講師 上柳 敏郎   弁護士(国際人権問題委員会 副委員長)
     永野 貫太郎 弁護士(国際人権問題委員会 委員)
     東澤 靖   弁護士(国際人権問題委員会 委員)

 参加費等 参加無料、
 事前申込制(添付の申込書に必要事項を記載の上、FAXでお申込みください。)

 申込書 (PDFファイル;55KB)
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/event/data/111207_2.pdf
 主催日本弁護士連合会
 お問い合わせ 日本弁護士連合会 企画部国際課
 TEL03-3580-9741/FAX03-3580-2866
 ※御提供いただいた個人情報は、日本弁護士連合会のプライバシーポリシーに従い厳重に管理し、本研究会に関する御連絡以外には使用しません。
『日弁連HP(イベント)』
http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2011/111207_2.html

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