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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

安倍を倒そう!(552)<『画家たちの戦争責任』(北村小夜著)(1)>

2019年11月29日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 1925年生まれの北村小夜さんは2008年に、
 ▲ 『戦争は 教室から始まる~元軍国少女・北村小夜が語る』
 (編者:「日の丸・君が代」強制に反対する神奈川の会)

 という本を出されました。

 その中で彼女は次のようなことを述べていました。
 「再び軍国少女をつくらないため、まずは。旗と歌に唆(そそのか)されて戦争をして天皇のために費やした私の青春を取り戻そうと生きてきたわけですが、まだ取り戻せていません。耄碌(もうろく)して探し物ばかりしているのに、身に付いてしまっている教育勅語や軍歌はすらすら出てきます。これでは死ぬときに『天皇陛下万歳』と言わない保証はありません。まともな世の中になっていなければ、死んでも反天皇制・反戦の運動を続けなければなりません。」
 それから11年後の2019年9月15日、北村さんは
 ▲ 『画家たちの戦争責任~藤田嗣治の「アッツ島玉砕」をとおして考える』
 (梨の木舎 03-6256-9517、1700円+税)
を出版されました。

 彼女は「はじめに~軍国少女に育った私から10代のあなたへ」で、再び次のように述べています。
 「戦後、天皇の為に費やした青春を取り戻そうとがんばってきたが、いまだに取り戻せていない。振り返ってみれば、音楽・絵画など芸術性の高いものほど戦争推進のプロパガンダとして大きな役割を果たし、私たちを唆した。唆されながらもなぞり、増幅して、親より教師より熱心に戦争をした。唆したものの正体を確かめておかなければと思ってきた。プロパガンダに取り込まれた恨みを晴らすとともに。戦争推進の役割を果たした私の責任も明らかにすることである。」
 そして、次のように述べています。
 「私の中にはその(絵の:渡部注)集大成として藤田嗣治の『アッツ島玉砕』がある。当時の人々に与えた影響を検証しておかなければならない。」
 この本は、
  1、戦争画のゆくえ~隠されたままの戦争責任
  2、そのころ子どもは、親より教師より熱心に戦争をした
  3、戦争画を一挙公開し、議論をすすめよう!
 の3部構成になっています。

 戦後74年も経ち、戦前生まれの方々が少なくなり、「戦争画」についてはよく知らない方々が多いと思われます。
 しかし、この本を読めば、現在もてはやされている藤田嗣治横山大観などが積極的に戦争に加担していたことがよく分ります。
 そして彼らはその責任を問われず、曖昧にされたこともよく分ります。

 また、この本では、彼女自身が「親より教師より熱心に戦争をした」ことについても具体的に述べられています。
 さらに、戦後70年余り、教育が再び戦前と同じようになってきていることについても言及し、「全く戦前と同じ道である」と述べています。
 次回からその内容を簡単に紹介していきたいと思います。

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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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  対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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