パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

第5回全国学習・交流集会 参加団体資料から(5)

2015年08月16日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ◎ 東北から
土屋聡(宮城県小学校教員)


 ◎ どこかに時間泥棒?
 12時間学校にいることが珍しくないこの頃です。明らかにおかしいことです。子どもの教育への関わりを感じられない提出文書の締め切りに追われ、「説明責任を果たすため」のデータ整理のコンピュータにイライラし、「指導力不足」と囁かれることを怖れる毎日。みんなが不満を感じ、不平を口にしていながら、けれども過労は積もり続けています。
 管理職や教育委員会も同様です。みんなで苦しんでいます。終わりが見えない戦争のように感じることがあります。もう既に「子どものため」の範疇を外れています。自分が逃れれば誰かがその分苦しまされることが見えています。法的に道義的に不当であることを訴えますが、基本的に変わらない仕事量。何かがあれば、がらっと変わるのでしょうか。
 ◎ 全国で「君が代」不起立
 小さな町の小さな小学校の入学式や卒業式で、「君が代」不起立する人はとても少ないです。教職員では尚更です。来賓が、入学児童数の二倍以上参加する入学式も稀ではありません。そんな中での不起立はきっと目立っていることでしょう。とりあえず処分されることはまだありません。ささやかな抵抗ですが、続けていきます。きっと全国あちこちに、似たような一人ひとりが闘っているのだと信じています。
 ◎ 女川にいらしてください
 震災復興はまだまだ道半ばです。むしろ、ボランティアが来なくなり、立ち去る人も増え、仕事はなく、状況は苦しいです。人間には、友だちが必要なのです。絆は縛りあうものではなく、繋ぐ手と手。私は「女川から未来を考える会」メンバーとして、たびたびちらしをもって家庭訪問をしています。お話をしたい人、聞き手を待ち望んでいる人、とってもたくさんいらっしゃいます。ぜひあなたも、一緒に歩いていただけませんか。
 ◎ 分断の反対のことを
 私の敵は「分断」です。私は「分断の反対のこと」をしていこうと心しています。人が手を取り合うことを恐怖する者たちは、分断を進めます。私は抵抗します。一人ひとりが、全く同じ考えになることはありません。互いの違いをプラスにして、断ち切られること(誰かが独りぼっちにされること)に、抗していきましょう。そのためにはまず「あっち」とか「こっち」とか、自ら進んで分け隔てられることをやめましょう。あわてずに、大らかに、したたかに、歩んでいきましょうね。
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