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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

挙手・採決禁止_都教委聞き取り

2008年11月14日 | 暴走する都教委
 挙手・採決禁止
 ◆ 都立5校「発言なくなる」
 都教委聞き取り 教員の自主性奪う?


 都立学校の職員会議で「挙手」「採決」によって教職員の意思を確認することを禁じた東京都教育委員会の通知について、都教委が全都立学校にその影響を聞いたところ、都立高など五校の校長が「職員が意見を言っても仕方がないという雰囲気になり、発言しなくなった」と回答したことが十三日、分かった。

 ヒアリングは、都立三鷹高校の土肥信雄校長が、この通知で「教員の言論の自由が奪われ、学校現場から活気が失われている」と主張、都教委に公開討論を申し入れしたことなどを契機に実施。三鷹高を除く全都立学校二百六十校を対象に六-九月、校長らに聞き取る形で行われた

 五校の校長らは「教員が自分たちでやっていく姿勢がなくなった」「『どうせ校長が決めるのだろう』と言う者もいる」などと、職員会議の現状を話したという。
 九割近い二百二十六校は「そうした雰囲気はない」と答えたことから、都教委は「適正な学校経営がなされていることが確認できた」としている。

 同じ調査で、通知が「教員らの言論の自由に影響を及ぼしたか」との問いに、「及ぼした」と答えた校長はゼロだったが、「一部の年齢の高い教員にはわだかまりがある」「支障にはならないがプラスにもならない」などの意見があった。
 『東京新聞』(2008/11/13 夕刊)

 ◆ <都立学校>95%が「言論の自由に影響なし」


 職員会議で挙手・採決を禁止した東京都教育委員会の06年の通知を巡り、都教委は13日、都立学校に教職員や校長の言論の自由への影響を聞いたところ、9割超が「ない」と回答、「ある」はゼロだったと発表した。都教委は「言論の自由を奪っている実態はない」とし、今後も06年の通知を維持する方針だ。

 通知に対しては、都立三鷹高校(三鷹市)の土肥信雄校長(59)が「言論の自由を奪う」として撤回を求めるなど各方面から批判が出ている。これを受けて都教委は6~9月、三鷹高を除く都立学校260校321課程に担当者を派遣し、校長・副校長に聴取した

 「言論の自由」への影響を認める学校はなかったが、「通知によって教職員が発言しなくなったか」との質問に、5校6課程が「はい」と回答。「職員会議で意見が減った。教員に自分たちでやってく姿勢がなくなった」との意見もあった。

 結果について、土肥校長は「言論の自由が奪われていると感じているのは教職員だ。管理職ではなく教職員を対象に調べてほしい」と話した。
 【木村健二】

 『毎日新聞』(11月13日20時49分配信 )
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081113-00000128-mai-soci

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