ぴあピアノ教室 in 目白

豊島区目白にある街のピアノ教室のブログです。日々の出来事を綴っています。

レッスンのテンポ

2009-12-18 10:14:59 | ピアノ教育
私は早口です。
普段から普通に、喋るのは早いです。
ピアノの音符を、弾くのと同じ速さで言えるんですから、
ピアノを弾く人って大部分の人が早口なんじゃないかしら?

でも、レッスン中は超高速で喋らないように心がけています。

と言っても、そもそも根っからの伴奏者なので、
相手の話すペースに自然に合わせてしまいがちです。

が、よく「早口だよね」って言われます。

私のレッスン中の話すテンポ。
これは、私としてはかなり考えています。

きちんと分かってもらえるためにゆっくり話す。
というのもあるとは思いますが、
私はこれには反対です。
特に相手が子供の場合。

私の理想は、
相手が聞きとれる限界よりやや遅めで話す、です。

何故なら。

生徒と同じテンポで話していては、
レッスンがまったりゆったりしすぎるから。
生徒が適度の緊張感を持った状態。
「あ、先生の言うこと、一生懸命がんばって聞かなきゃ」って
そんな緊張感を持てるテンポで話します。

闇雲やたらめったら早口でまくし立てているつもりはありません。
だってレッスンですから。
中味を理解してもらわなければ、意味ないですからね。

なので生徒たちの表情をよく観察しつつ、
あ、今の聞き逃したな…と感じたら
すかさずやり直し。言い直し。

なので、生徒によって私の話すテンポはみんな違います。

自分のペース以上では理解しきれない生徒が相手の場合は、
抑揚をつけたり、「これ大事!」「ここ聞いておいて!」とか、
リズムを変えて話します。

分かってる、分かっていない…は、
表情を見ていれば分かりますし、
また翌週同じミスをしてきていれば、
説明不足、理解が浅いというのも分かりますしね。

「分かってないなぁ」と感じていても、
先に進むこともあります。
同じような場面に出会ったときに、再び説明。
これを繰り返すことによって、理解してもらえることもありますから。

ちょっと早めを目指していることは、
レッスンの流れにも繋がります。

1曲弾き終えて「フ~」って一息。
そんな「間」も大事な場合もありますが、
それで集中力が途絶えてしまいそうな子の場合には、
間髪入れずに次々にやることを提示します。
だからこそ、レッスンは30分です。
それ以上は無理です。

またゆったりした曲に取り組んでいる子には、
あえてゆったり話して、ゆったり曲に向かってもらうこともあります。

レッスンのテンポ。
実は結構考えています。
生徒自身のペース、やる気、体調。
私の今日レッスンしたいこと…などなど。
色々考えた上、「今日はこれ」と決めてレッスンに臨んでいます。

だから、ただの「早口人間」ではありません





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頼れる兄貴2

2009-12-16 21:52:08 | レッスン
教室のピアノの下にはレコードプレイヤーが鎮座しています。
普通にレッスン受けていたら中々目にしないのだけれど、
色々なものに興味のあるTくんは、見つけました。

そして、レッスンに来るごとに
「レコード聞いてみたい」「レコード聞いてみたい」って。

Tくん。
最初プレイヤーを見つけた時、「これ何?」って。
レコードプレイヤーだと教えても
「え~、何それ?どうやって使うの?」と。
「あ~、おばあちゃんが話してた気がする…」って。

お、おばあちゃんって。。。
でも、ま、仕方ないか。
私だってレコード終盤世代で、カセット…そしてCD世代だもんね。

プレイヤーを引っ張り出しても汚れてるし、
綺麗にして聞けるようにしておくから、またね…
と断ること数回。

でもせっかく興味を持ってくれたので
聞かせてあげたい…と引っ張り出してみた。

そもそもこのプレイヤーは青木のもの。
私が使っていたものではない。
よって、使い方もそこそこにしか分からない。

試しに近くにあったレコードを乗せてplay。
鳴りませんね。
回転数やら何やら、あちこち触ったけれど鳴りません。

で仕方なく青木に
「あのプレイヤーはあれだけじゃ鳴らないの?」と質問。
「うん、鳴らない」即答。
おいおい。
「じゃ、一体どうやったら鳴るんだね?」

青木曰くの
ああやれば、こうやれば、あれに接続すれば、これに接続すれば…。
そして、結局、現況の我が家では鳴らせないことが判明。
オイオイ。。。

せっかくだったのに…。
残念だけれどTくんに報告。
「ごめんねぇ」と謝る私。

「いいよいいよ。気にしないで。それに色々やってくれてありがとう」って。

Tくん。最近すごく思うんだけど、
大人になったな…。いい奴だな…。

「色々やってくれてありがとう」
だなんて、そこまで気を廻してくれるなんて、
やっぱりTくんは気配り屋の頼れる兄貴だ。


家の娘は近所のプールに通っている。
同じプールにTくんも通っている。
一時娘はプールの登校拒否みたいなのをやっていた。
プールの入口で泣いて「行けない」と言っていた。
そこを通ったTくん。
「僕が一緒に行ってあげるよ」って。
すると娘も「Tくん一緒なら行く」って。
恰好いいじゃないか、Tくん。
(しかし、更衣室で別れなければいけないと分かり、
一緒には行ってもらえなかったんだけどね…)

Tくん、今小学校3年生。
何だかすごく頼もしい。

ピアノもこの一年ですごく変わった。
自分の演奏を客観的に聞けるようになってきた。
難しい所も落ち着いてがんばり続ける粘り強さが出てきた。

今後のTくんが、とっても楽しみだ。

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チョコレートケーキ

2009-12-15 22:54:02 | レッスン
「今日はチョコレートケーキ持って来たよ」とMちゃん。

見せてくれたのは、紙粘土で作ったチョコレートケーキ。
トッピングまでおいしそうに作られていて、
色もホントにチョコレートっぽくて、
チョコ好きの私にはタマラナイ作品。。。

するとMちゃん、
「あげる」って。
満面の笑みで差し出されたら、
とってもうれしくなってしまいました。

気持ちのあったかくなる、うれしいプレゼントでした。
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機械音痴・・・?

2009-12-11 09:45:06 | その他
先週日曜、携帯の機種変更をした。

これまでの携帯は、私のメール打ちの速度に全く付いてきてくれず、
私から怒られていた。
それに合わせて最近では、メールを一通でも書こうものなら、
フル充電にもかかわらず、バッテリーに赤ランプが灯る。

替え時…?

お店の人に聞くと、PHSは比較的反応が鈍いんだとか。
機種が新しくなるにつれて改善されていると言い張る。
が。
その前に使っていた機種の方が、反応は早かったゾ!!
お願いだから下らないでくださいよぉ。

なので、替えようと思っている機種に電源を入れて、
ちょこっと扱ってみて、それで機種を決めることにしたのだ。
だから、今回はきっと大丈夫!!

で機種変。

以前のよりバージョンアップしていて、
お財布ケータイが使えたり、
赤外線通信ができたり、
写真の画素数が上がっていたり。。。

きっと他にもいっぱいある。

そこそこまでは設定できたけれど、
なんと目覚ましが上手く作動していない。
ムムム…!!

私の携帯を頼りに起きていた娘も、
「お母さんが新しい電話に慣れるまで、自分の目覚まし時計使うね」と。
そ、そうだね。
その方がいいね。

残るはあと二つ。
一つは、携帯を開けると画面を文字がずっと横切っている。
うざったいのでやめたいが、分からない。
あと一つは、メールの返信の際、
いただいたメールを引用したい…が、できない。

私は機械音痴だったか…。
と、ちょっと悲しい気持ち。
あとちょっと、説明書とにらめっこの日々。
(それで最近ブログの更新が少ないのである…)
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MUCHA

2009-12-08 09:39:22 | その他
教室のHPを作ってくださったSさんからお借りして、
MUCHAの画集を見ています。

ミュシャと読むようです。
チェコの画家さんです。

きっかけは、Sさんが今弾いているRavelの表紙を
Muchaの絵が飾っているところから。
「きれいですよね」などと話しているうちに、
「私この人の画集持っています」とSさんが。

それでお借りしているわけです。

哀愁というか、暗さ。
影があるような、でも人の温度を感じられる。
そんな印象です。(あくまで私の印象です)。

ポスターや本などの挿絵、
商品のパッケージなどを手掛けた画家さんのようです。
大衆が触れやすい芸術を目指していたのでしょうか。。。

画集を見ていると、
日頃の喧噪を忘れ気持ちが落ち着きます。
いい時間をいただきました。
時間があったら、美術館へ行きたいと思いました。
(最近、行っていないな…)。



それにしてもSさんです。
ものすごく博識なんです。
とにかく好きなことに対する知識が豊富で、
好きなことにはドンドン向かっていける…というか。
いつもお会いするたびに、
ものすごい刺激をいただいています。
年齢は、私よりずっと若いのに、
考え方がとてもしっかりされていて、
人生に対する楽しみとの付き合い方もステキです。

Sさんの弾くピアノは、どこまでも軽やかでおしゃれです。
音楽を感じる感覚が鋭くて、
口で説明するだけでは伝えきれないようなところを、
感覚で掴んでしまいます。

楽譜とのお付き合いが希薄だったようですが、
最近、楽譜とも仲良くなれてきたようです。

Sさんと音楽との関係に
少しでも良好な空気を通してあげられる存在になれるといいな。
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グランプリファイナル

2009-12-05 22:13:28 | その他
フィギュアスケート。
グランプリファイナル、終わりましたねぇ。

私はフィギュアが大好きです。
何と言っても美しい!!
そして、多分きっと「一回勝負」がピアノの演奏に似ていると感じるから…?

技術的な難所も、表現の一部となって浮き出ることなく、
全体を一つの作品として演技する。
…ピアノに近いな~~と思ってしまう。


昨日の放送は男子から見られたんだけれど、
今日は、娘が超のつく甘えっ子をしていたので、
男子のフリーを完全に見逃してしまった。
すご~く残念!!

男子ショートでは、
高橋大輔がすごかった。
怪我をしていたため、彼がリンクに戻って来たのはほんの数カ月前だとか。
それなのに、試合を重ねるごとに感覚を取り戻し、
最初から最後まで、全く気の緩むところのない素晴らしい演技だった。
高橋大輔は、抜きどころのセンスがいい。
やっぱりピアノと一緒だと思うのだけれど、
全部をきちんとやろうとしてしまうと、見ている方聞いている方が疲れる。
そこそこ抜きつつ、キメるところをしっかりキメる。
その抜き差しのセンスが、今の日本男子ではダントツにいいと思う。
そして昨日の高橋は、全身から「楽しいオーラ」が出まくっていた。
見ていてとても興奮してしまった。
見ているこちらも、とても楽しかった。

…。
だからこそ。
見逃したフリー。
一体何故、織田信成に抜かれたのじゃ??

そう、その織田信成もよかった。
彼の今シーズンのフリープログラムは最高だ。
彼のキャラクターと上手くマッチしていて、
可愛らしさと技術のすばらしさ、どちらも楽しんで見てしまう。


女子はやっぱりキム・ヨナ。
何と言ってもキレイでかわいい。
しなやかで、柔らかい線で、芯の通った強さも見せつつ。。。
一時代を築いたミシェル・クワンに近い雰囲気。
でも、ヨナの方が柔らかく繊細。
今回のグランプリファイナルでは、少々弱い面も見えたけれど、
それでも彼女の表現力はすばらしかった。
技術もすばらしく、彼女はすごいスピードでジャンプに入っていく。
すごい精神力の持ち主でもあるのかな。

オリンピックまで、まだまだ目が離せない。
とても楽しみだ。
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超・集中型

2009-12-04 10:12:15 | レッスン
「ここぞ!」という時に、ものすごい集中力を発揮するYちゃん。

普段、他の習い事や塾、塾の宿題に追われて、
あまり練習する時間が取れません。

なので、お母様とも、Yちゃんとも話し合って、
「お家での練習ができなくても、
レッスンでしっかり集中してピアノを弾く。
ピアノ以外の課題もレッスン中たくさん取り組もう」
ということに。


レッスン中、
今弾く曲の中にちょっとだけ難しいところが出現。

「右はこうなってて、左はこうでしょ。」などと、
ポイントを説明しつつ、練習へ繋げて行きました。
大体飲み込めたところで、ピアノで弾いてみることに。

頭で分かっていても、手が指が言うことをきいてくれない。。。
でも、がんばって懸命に何度も弾くYちゃん。

同じ所ばかりを繰り返し弾いていて
ちょっと煮詰まった感じになってきたので、
「ここはちょっと置いておいて、先のことをやろっか~」と私。

するとYちゃん。
「あ~待って、ダメダメ。お家で練習できないから、
今、もうちょっとだから、待ってて~~」って。

そうだね。
分かりかけてるものね。
よし、がんばれ!!

上がってきているテンポを落としてもらったり、
左右別に練習してもらったり、
何度かのクールダウンを入れながら、
Yちゃん、難所を弾けるようになっていきました。

Yちゃんのレッスンは30分です。
でも30分を集中しきった状態で過ごす、
というのも中々難しいものです。
でもYちゃん、30分をとても濃い時間にしています。
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危険な話

2009-12-03 10:26:54 | その他
12月に入りました。

レッスンに来る子供たちから
「クリスマスプレゼント」の話題が聞こえるようになってきました。

「私は○○が欲しいんだぁ」とか、
「今年は○○だな」とか、
なんだか、心の温まる時期だなぁと微笑ましく見ています。

「去年、サンタさん来た?」と聞かれることもあります。
「娘には来たけど、私には来なかった!」とフザケテ言うと
「大人には来ないんだよ」と言われたりもします。

学年の進んだ子からは
「クリスマスは○○を買ってもらうんだ」
なんて聞こえてきます。
私は、「え?!サンタさんは、プレゼント作ってくれるんじゃないの?」と
驚いて見せます。
すると、
「知ってるくせに…」と返ってきます。

こんな愉快な話は、いくらでも話が弾みます。


でも!

先日、小学校高学年のMちゃんが
「ねぇ、サンタさんてさ。どう思う?」って。

さて、年齢も年齢だけに、
何を問われているのだろうと、一瞬考えます。
下手に口を滑らせるわけにはいきません。
ご家庭で大事にされてきていることがきっとあるはずですから。

「ん~~~。そうだねぇ。Mちゃんはどう思う?」
思い切って聞き返してみました。
これで、Mちゃんがどこらへんを考えているかが分かるはず…と思って。

「ん~~~~~。」
Mちゃんは、そのまま考え込んだ様子で帰って行きました。


真剣に考え込んでいる子には、
軽い受け答えはしにくいものです。
かと言って、ファンタジーも返しにくいです。

どっちに話を転がしていいか…、
危険な話だ~。

また、Mちゃんとお話ししてみたいところ…。
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ほかほか

2009-12-02 08:55:14 | その他
今流行りのレッグウォーマーに手を出してみました。

年寄りなので、おしゃれに…というよりも、
もっぱら「あったかく過ごしたい」って所から。。。

基本、パンツスタイルが多いので、
外から見て分からないのですが、
足首と土踏まずをカバーしておくと、
とても温かいことが分かりました。

冷え症で冷え症で、
足も手も冷たい私は、
レッスン中に生徒の手を触ってしまう時、
「ごめんねぇ」などと言うことが多かったのだけれど。

レッグウォーマーをし始めてから、
手先が冷たいは冷たくても、
かなり早く温まるようになりました。

ホカホカです。

やっぱり冬は、ホカホカがいいです
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ガブリエル

2009-12-01 14:22:11 | レッスン
「これやりたい」と手渡された楽譜。

Mちゃんが幼稚園のクリスマス会で独唱するのだとか。
独唱?!
すご~い!
Mちゃん、嬉しそう♪

早速、初見で伴奏しながら歌ってもらう。

Mちゃんのほそいけれど、
のびやかな声が曲にピッタリ。

Mちゃん、すごく楽しそう。
曲(題名忘れてしまった…)もよくて、
とても温かくて優しい気持ちになれる曲。
いい曲。

Mちゃんの歌声と、曲のお陰で涙が出そうだった。

天使ガブリエルの役をやるのだそう。
クリスマス会まで、
まだ何回かMちゃんの歌を聞かせてもらえるかしら?

来週のMちゃんの歌声を待遠しい気持ちになっています。

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