(写真:寿司正特製茶碗蒸し)
今回の仙台行きの目的の半分は石巻にある寿司屋、「寿司正」に行くことだった。
高級な寿司をあまり食べたことはないが、昨秋初めて食したときの衝撃・感動は絶大なものだった。
寿司正の特徴を紹介しよう。
大将の握った寿司は5秒以内で食すこと(5秒ルール)
受け皿での醤油は使用しない
寿司の大半は握ったあとに特製の出汁醤油をネタに塗られ、更に酢橘果汁を加える。
この店に行ったらカウンター以外はありえない。
大将の職人芸を目の当たりにしないのは勿体ないからだ。
一つ一つの動作がまさに職人。
包丁・温度・酢飯の硬さ、どれをとっても素晴らしい。
何故に寿司の写真を撮らなかったかというと、先の5秒ルールに則ってのことだ。
すなわち写真を撮影している間に風味が落ちてしまうから。
大将は寿司が一番美味しい状態で食べてもらいたいから5秒ルールを提唱しているのだ。
大将のこだわりは1品1品への手の入れ方。
大将曰く、「ただ単にネタを酢飯に乗せるのでは寿司じゃない」。
だからこそ大将の寿司には味・技・心が凝縮されている。
品目は、
海鮮小料理4品・お任せ握り14個ぐらい(シンコ・ニシン・サバ・平目・穴子・カニ・ボタンエビ・イカ・水ダコ・ウニ・ヅケマグロ・中トロ・シャコ・カンピョウ
順不同)海鮮茶碗蒸し・手作りゴマアイスに、
他希望の握り追加(平目を中心に8個ぐらい食べたかな)
お値段は1人前10,000円。
この値段が高いかは人それぞれだが、
実際に食べてきた者としてはとてもとっても安価だと思う。
東京で同じもの食べたら30,000円は超えるだろう。
ほんとはもっと語れるけど、キリがないからこれぐらいで。
実際に食べてみたらわかるよ、あの美味さ。
今度はまた秋の酒会に合わせて大将の寿司を食べに行きたいな。