支笏湖は、火山の噴火の跡にできたいわゆるカルデラ湖です。
まるで湖という美しい女王を守る衛兵であるかのように、湖をぐるりと取り囲むように外輪山が並んでいます。
支笏湖畔の山に登った方ならご存じかと思いますが、湖と山々の景色はすばらしく行く度に感動を与えてくれます。
この外輪山一周は、snufkinjrさんが初冬の恵庭岳からの支笏湖と山々の美しさに感動し、「いつかこれを1周したい!」
と思ったところから始まりました。
しかし支笏湖の外輪山を一周すると、距離は約80km。
そして当然ですが外輪山の稜線に沿って道がある訳ではなく、積雪期でなければ不可能です。
場合によっては急な谷やガケのようなところを登り、深い雪を掻き分けて進まなければならりません。
滑落や雪崩の危険もあり、そして体が動かなくなれば凍死もありうる非常にリスクの高いチャレンジです。
また今回もsnufkinjrさんの業界紙から転載させていただきます。
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このチャレンジに向けて、snufkinjrさんと悟空さんは、相当長い期間をかけて準備をしていました。
2人で山々を下見し、ルートを何度も検討し、最適な道具は何かを熟考した上で揃えています。
ブログを読むと、山のベテランである悟空さんからいろいろと冬山についてのアドバイスを受けながら、
計画の基本的なところはsnufkinjrさんが考え、試行錯誤しながら準備を進めたように見受けられました。
2人で一緒に天気の悪い日を選んで厳寒期の山頂で宿泊訓練をしたり、トレーニングをしたり・・・
本当に時間と手間、そしてお金もかけたチャレンジだったと思います。
このチャレンジも、もし天気のいい日で堅雪で歩きやすいという条件だったら、ずいぶんと簡単だったはずです。
しかし、あまり雪解けに近くなると藪が顔を出すことになり、いつ実行するか、天候の判断は難しかったと思います。
今回のチャレンジは「普通なら山に入らない」ような過酷な条件下でのトライで、賛否両論あるかと思います。
しかしこの過酷な条件でも成功できたのは、装備やルート、そして体力のすべてにおいて入念な準備がされていた、
ということを証明しているのだと思います。
実はこのチャレンジの最終日、自分は千尺高地にいて、ものすごい量の新雪、パウダースノーを満喫しました。
その深い雪の中をラッセルし、そして夜にはモナカ雪に苦しみながらも地獄のように長い行程を歩き切る・・・
本当に常人には不可能な冒険をやり遂げたお2人に、惜しみない拍手を贈りたいと思います。
↓クリックで拡大
これからあと少しで寒い季節がやってきます。
冬の支笏湖に行かれたら、あるいは支笏湖の外輪山遠くから眺めたりした時・・・
過酷な条件下で支笏湖の外輪山を一周に挑戦したお2人がいたことを思い出していただければと思います。
まるで湖という美しい女王を守る衛兵であるかのように、湖をぐるりと取り囲むように外輪山が並んでいます。
支笏湖畔の山に登った方ならご存じかと思いますが、湖と山々の景色はすばらしく行く度に感動を与えてくれます。
この外輪山一周は、snufkinjrさんが初冬の恵庭岳からの支笏湖と山々の美しさに感動し、「いつかこれを1周したい!」
と思ったところから始まりました。
しかし支笏湖の外輪山を一周すると、距離は約80km。
そして当然ですが外輪山の稜線に沿って道がある訳ではなく、積雪期でなければ不可能です。
場合によっては急な谷やガケのようなところを登り、深い雪を掻き分けて進まなければならりません。
滑落や雪崩の危険もあり、そして体が動かなくなれば凍死もありうる非常にリスクの高いチャレンジです。
また今回もsnufkinjrさんの業界紙から転載させていただきます。
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このチャレンジに向けて、snufkinjrさんと悟空さんは、相当長い期間をかけて準備をしていました。
2人で山々を下見し、ルートを何度も検討し、最適な道具は何かを熟考した上で揃えています。
ブログを読むと、山のベテランである悟空さんからいろいろと冬山についてのアドバイスを受けながら、
計画の基本的なところはsnufkinjrさんが考え、試行錯誤しながら準備を進めたように見受けられました。
2人で一緒に天気の悪い日を選んで厳寒期の山頂で宿泊訓練をしたり、トレーニングをしたり・・・
本当に時間と手間、そしてお金もかけたチャレンジだったと思います。
このチャレンジも、もし天気のいい日で堅雪で歩きやすいという条件だったら、ずいぶんと簡単だったはずです。
しかし、あまり雪解けに近くなると藪が顔を出すことになり、いつ実行するか、天候の判断は難しかったと思います。
今回のチャレンジは「普通なら山に入らない」ような過酷な条件下でのトライで、賛否両論あるかと思います。
しかしこの過酷な条件でも成功できたのは、装備やルート、そして体力のすべてにおいて入念な準備がされていた、
ということを証明しているのだと思います。
実はこのチャレンジの最終日、自分は千尺高地にいて、ものすごい量の新雪、パウダースノーを満喫しました。
その深い雪の中をラッセルし、そして夜にはモナカ雪に苦しみながらも地獄のように長い行程を歩き切る・・・
本当に常人には不可能な冒険をやり遂げたお2人に、惜しみない拍手を贈りたいと思います。
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これからあと少しで寒い季節がやってきます。
冬の支笏湖に行かれたら、あるいは支笏湖の外輪山遠くから眺めたりした時・・・
過酷な条件下で支笏湖の外輪山を一周に挑戦したお2人がいたことを思い出していただければと思います。