語学に本当に奔走中(旧子供の夢をかなえたい 旧英語に本当に奔走中)

娘Noneは現在某国公立大学生、今年院を受験予定。現在自分はジオシティーズ時代からのネット界の知り合いを捜索中。

ハビトゥスについて

2012-06-01 21:06:06 | 学習日記
私は本当はハビトゥスについて語るほどの知識はない、
ブルデューについて啓蒙書で少し読んで、その理解なんかは
これからピエール・ブルデューについてウィキペディアで見て
これから簡単にコピペする内容のことを知ってもらえば
私と読者の方々のハビトゥスに対する知識は大差なくなります

ハビトゥス(羅:habitus - 英:habit - 日:習慣,習癖)をキー概念として、人間の日常行動の論理を解明し、構造主義民族学を批判的に発展させた。
主に教育と社会階級について分析。単に裕福な家庭の子が進学で有利というだけでなく、文化資本(上品で正統とされる文化や教養や習慣等)の保有率が高い学生ほど高学歴であることを統計的に証明した。またその子供も親の文化資本を相続し、同じく高学歴になることも統計的に証明した。彼はこれを文化的再生産と呼んだ。特権的文化の世代間継承と、学校がそれに果たす役割を解明。社会構造が再生産され変化するメカニズムについて考察し、現象学的主観主義を発展させることも目指した。これらの研究は、自己を他者から区別する「卓越化」が構造化される過程の分析から、階級闘争まで触れた著書『ディスタンクシオン』としてまとめられた。社会的地位の再生産に関する、マルクス主義とは異なる新しい理論として、ヨーロッパだけでなく日本やアメリカでも注目された。


これには私は反対も賛成もない。
貧しい人や、学力的地位の低い人にチャンスが少ないことは、あまり
良いことだとは思っていないけれど、私自身がNoneが幼少の時、
同年齢の子に教材とか一緒に使うことを薦めたけど、撥ね付けられた
覚えがあるので、チャンスがないことをなんとかしようと思って
いる人ばかりでないことを知らされた。実際知的な職業でないこと
ということが海外ほど階層格差を生んでいる国でもない。
ただ、知的な職業に就きたいと思う人で、さらに高度な教育に
ついていける人ならそれなりのチャンスがあるべきだと思う。
教育格差をなんとかしようと思う気持ちは数年前の、教育に
熱心な人ばっかりではないんだという実体験から、なんとか
したいと思う家庭でそれぞれ努力していく問題なのだと思い始めた。

ただ、親がそれなりに勉強をして、コツとか知っていて、あるいは
良い教育機関を知っていて、子供にうまく学力をつけるノウハウが
あるというのに、そうでない家庭と不公平だからといって、それは
いけないんです、というのは少し親側として納得してもらえないと
思う。

躾のしっかりした家とか、筋骨隆々な体格が遺伝している親子とか
不公平さをどうしようもない部分ってあると思っている。

不公平があっても、それは固定したものだとは思っていなくて
親が教育熱心でも、子供はほかのことに興味を持ったり、親の
体格を遺伝しててもセンスまでは受け継がなかったとか、そんな
こともあって、本人の素質というのがやはりある程度生きている
と私は信じている。

親子共に教育に熱心な場合は、親が熱心でなくて、子どもが自覚
してから追い抜かすというのは難しいと思う。
私がそうで、たいへん悔しかったし、たぶんそんな子が今の時代に
いたらやはり悔しいだろうと思う。

でも、時代も違ってきているから、老舗の教育機関でできないような
ことややらないようなことをして独自に力を付けていって、この時代に
要求されるような人材になることは十分あることだと思うから、
むしろ逆境を逆手に取る心意気のようなものを持って欲しいと思う。

ブルデューはドイツ語専攻のときから興味は持っていたんだけど、
外大のフランス哲学の先生でもブルデューの講義する人はいなくて
図書館で本を借りては挫折の繰り返しでありました。

私は、格差が固定化するのは反対だけれど、親が自分の持っている
特技を伝えたいという願望や、得意でなくても教育なり他の特技なり
親が身に付けて欲しいと思うことを子供にさせていきたいという
ごく自然な要求をおかしなものだと思わない。
親も勉強をしたほうがいいと私が思っているのは、やはり教材の
善し悪しとか、その価格とかを判別するのに、やっぱり何を基準に
その努力なしで選ぶんだろうと正直思うから。

それに、早期教育賛成なのは、それほど親が高学歴とかでなくても
専門家の出した出版物などの助けで、それほど格差を広げないことに
なるだろうと思うことと。(大衆の高学歴化のことでドイツ哲学の
教授がオルテガの本の話をしてましたね。私は読んでませんが)
大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)
Ortega y Gasset,神吉 敬三
筑摩書房


で、実際、勉強がんばって結果出せば出すほど、他の同レベルの子が
親から教育熱心でした、手間もお金もかけてくれました、みたいな子が
増えていくし、その子たちはなにも悪くないし、その子たちに変な
差別意識みたいなのが無ければ、その中で人間関係を築けるように
ならないといけないわけですから。

ただ、大阪は公立でもいい学校に行ければ中堅私立よりは進学が期待
できるので、若干、同じようなルートでNoneと同じような進学を
する、経済的にも学力的にも似たようなレベルの子がきっといる
と見積もっているところもあるんですが。
(やっぱり、日用品から休日の使い方まで、経済的な差が広いと
言葉につまることも多いでしょうから)

格差の話はこの程度でしょうか。

私はNoneに金持ちの子に負けるなとか勝てとかを考えている
わけではないんです。

ただ、話を理解してもらうのにAという話をしたのにBという
話をしていた、といわれるようなことは、言い方がまずかったり
聴き手に理解されてなかったり、違う話になっていたりするから
だと思うんです。

Aっていう話をAだと分かってもらう努力と、それを理解して
記憶して伝達してもらえるだけの相手。

これだけの環境を整えるのに私はえらく努力が必要だと思っている
んです。

だいたいこんな感じです。
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