先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

気象庁は税金泥棒、存在意義がなく潰すべき

2024年07月15日 11時58分22秒 | 日記

梅雨明けが何時になるか、検索したら、日本気象協会、tenki.jpなるWeb サイトが出てきて、下記の表で示されたような情報が表示された。この日本気象協会とは国土交通省所管の一般財団法人で、気象業務法第17条第1項の許可を得た予報事業者である。気象庁は、日本気象協会のような予報事業者に基本データをわたし予報は予報事業者が行う。

そこで下記の日本最大で最も権威がある日本気象協会の「梅雨明け」データを見るとこれからの事は何も記述されておらず、梅雨明けが生じた日付けのみ書いてある。市民にとっては何時梅雨が明けるかであるのに何の記述も説明もない。気象庁や気象協会の存在意義が全く無い。

もしかしたら、AIに予報を任せたら上手く行くと思う。日本でAI開発を行っている先端企業はPredictionOneのソニーで、気象庁の全機能をソニーに移管すれば、市民も気象予測が知れるし、役人も民間に移って働き甲斐が増すし、ソニーも収益が上がって沢山の税金を納められるしすべてが上手く行く!

なお、AIとは下記の図で示されるように、予測の学問である。

 

 

 

 

 


ペロブスカイト太陽電池

2024年07月08日 14時21分45秒 | 日記
ペロブスカイト太陽光発電素子(PSC)は、日本人の発想かと思っていたが、
日経エレクトロニクス2021.10.01号で、英国のランク賞なるもので、2021年9月28日PSCで7人の受賞が決まったと報じていた。それを見ると、PSCは日本人だけの発見ではなさそう。ちょっと残念。唯、ノーベル賞の有力候補であるのは間違いななそう。
 
問題は、日本人の地道な研究成果の実用化を虎視眈々と狙っている国がある。政治的圧力により短期に成果を上げないと研究者として生きていけない仕組みになっているからでそんな国に、ノーベル賞受賞に値するような発見は行われる事はない。
 
従来の太陽光発電では、シリコン系とかGaAs系とかあるが、実用化で特許を取られ、日本の太陽光設置業者は悔しい思いをしている。ペロブスカイト開発製造会社は、その2の枚にならない様に頑張ってほしいもの。
 
 

 

日経エレクトロニクス2021.10.01号の記事の要約。
 
図1 受賞者の面々
人の並びは、左のリスト通り。本文とは異なる(写真:ランク財団の発表資料から)
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PSCで受賞した7人は、図1 受賞者の面々

(1)PSCの前身ともいえる色素増感太陽電池(DSSC)を開発したスイスの大学EPFL(Swiss Federal Institute of Technology Lausanne)教授のMichael Graetzel氏、(2)2008~2009年に世界で初めてペロブスカイト太陽電池(湿式を含む。変換効率は0.4~3.8%)を開発した、当時大学院生で現・日本ゼオンの小島陽広氏、(3)小島氏の指導教授で共同研究者だった桐蔭横浜大学 教授の宮坂力氏、(4)小島氏らの論文を最初に追試し、変換効率6.5%を得た韓国Sungkyunkwan University教授のNam-Gyu Park氏、(5)変換効率で10.9%という高い値を達成した論文(2012年)の筆頭著者である英University of Oxfordの研究者(当時)で現在は学術雑誌「Science Robotics」編集者のMichael Lee氏と、(6)その共同研究者で効率向上に重要な役割を果たす正孔輸送層材料を開発した同大学教授のHenry Snaith氏、(7)PSCの変換効率を現在の25%台にまで引き上げる上でさまざまな貢献をした韓国Ulsan National Institute of Science and Technology (UNIST)教授のSang Il Seok氏、である。

宮坂氏を軸に開発が進展

図2 宮坂氏を軸に開発が進展
 
PSCの開発初期の研究者のつながりと経緯を示した。(図:『日経エレクトロニクス』、2017年4月号、pp.81-89の「ペロブスカイト太陽電池『格安で超高性能』を実現へ」から)
[画像のクリックで拡大表示]
 
日経エレクトロニクスは、ランク賞(Rank Prize)について以下の様に記述している。ノーベル賞受賞は十分あり得る。ランク賞は、20世紀半ばに英国の映画配給事業などで成功したJoseph Arthur Rank氏が自ら立ち上げたチャリティー基金(現ランク財団)を基に、晩年の1972年に開設した賞。実際の賞の授与は1976年からで、「栄養学」部門と「光エレクトロニクス」部門というまったく異なる2分野で優れた業績を上げた研究者が対象である。光エレクトロニクス部門では日本の研究者も多く受賞している。例えば、1987年にアモルファスSiトランジスタを液晶ディスプレーに応用した当時の松下電器産業の堀田定吉氏ら3人、1991年には光ソリトン伝送の研究で米Bell Laboratories(1973年当時)の長谷川晃氏、1995年には光硬化性の樹脂を用いる3Dプリンターを発明した名古屋市工業研究所(1980年当時)の小玉秀男氏ら、1998年には青色発光ダイオードを開発した赤﨑勇氏、天野浩氏、中村修二氏(3人は2014年にノーベル物理学賞受賞)、2016年にはAWG(Arrayed-Waveguide Grating)型波長フィルターを開発したNTTフォトニクス研究所(当時)で、現在上智大学教授の高橋浩氏、ほかがいる。ノーベル賞などと異なり、1回に10人以上の受賞者が出ることもある。

北半球各地が現在、猛暑

2024年06月22日 19時41分59秒 | 日記
ロイター[ロンドン 6月20日 ロイター]が - 夏が始まったばかりの北半球各地が現在、猛暑に襲われて死者も出ており、昨年を超えて過去2000年で熱い夏が訪れる兆候かもしれないと報じていた。CNNも中東や東南アジアの酷暑を報じていた。モンスーン地帯の日本などの東アジア地区は、今、梅雨時期で、雨が多いが故に酷暑を避けられているが、梅雨が明ければ日本も猛暑になることは間違いないだろう。
 
以下、ロイターの記事の一部。
 
ここ数日の記録的な暑さで、アジアや欧州では数百人の死者が出たのではないかとみられている。
サウジアラビアでは今週、気温が51度を超える中、約200万人が聖地メッカを訪れる大巡礼の「ハッジ」に参加しており、当局によると数百人が死亡した。
米海洋大気庁によると、地中海沿岸諸国は今週も猛烈な高温に見舞われ、ポルトガルやギリシャ、アルジェリアで森林火災が発生した。
バルカン半島全域は北アフリカから吹く熱風に襲われており、セルビアでは今週、気温が40度近くに達すると予想されている。当局は警報を出し、人々に外出を避けるよう勧告した。
欧州ではまた、危険な暑さの中で観光客の死者や行方不明者が相次いでいる。
米東部の広い範囲は、上空を覆う高気圧が熱を閉じ込める「ヒートドーム」現象が4日連続で起こった。
 
気象当局は20日、アリゾナ州の一部で気温が45.5度に達すると予想し、猛暑警報を発令した。
連邦政府の全国暑熱健康情報システムによると、同日には全米で合計1億人近い住人に猛暑注意報や警報が出された。
インドのニューデリーは19日、過去55年間で最も高い夜間の気温を記録し、サフダルジュン天文台によると午前1時の気温は35.2度だった。
気象庁のデータによると、ニューデリーでは5月14日から38日連続で最高気温が40度を上回った。

 

CNNも同じく6月20日、中東や東南アジアの酷暑を報じていた。

イスラム教の聖地であるサウジアラビア・メッカへの大巡礼(ハッジ)で今年、500人近くの死亡が公式に確認された。酷暑のなかメッカへ向かっていたエジプト人巡礼者600人が死亡したとの情報も浮上しており、実際の死者数は倍以上に上る可能性がある。

各国の当局によると、少なくともマレーシア人14人、インドネシア人165人、ヨルダン人68人、パキスタン人35人、チュニジア人35人、イラン人11人、インド人98人が亡くなった。ヨルダン外務省によると、ヨルダン人22人が病院に搬送され、16人が今も行方不明になっているという。

イランの半国営タスニム通信によると、イラン赤新月社は19日、熱中症などのためイラン人数十人が病院に搬送されたことを明らかにした。

CNNの集計では、これにより最新の正式な死者数は少なくとも460人に上った。

サウジとエジプトは公式の数字をまだ発表していないことから、死者数は今後大幅に増えると予想されている。また、政府が認識している巡礼者は各国の割り当ての中でメッカへ向かった登録済みの巡礼者のみで、未登録の巡礼者にさらなる死者が出ている恐れもある。

巡礼者は今年、最大49度に達する酷暑の中でハッジの旅に出た。

エジプト大統領府によると、マドブーリー首相率いる危機対策班が「死者の家族の支援に当たる」という。

エジプト内閣の20日の声明によると、エジプト人の公式の死者数は28人。ただ、ロイター通信などのメディアでは、500~600人が巡礼の途上で命を落としたと報じられている。

ハッジは世界最大規模の宗教的な集まりで、サウジ統計当局によると、今年のハッジには180万人あまりが参加している。

巡礼者が亡くなるケースは珍しくなく、昨年は200人以上が死亡したが、今年のハッジは例年にない猛暑の中で行われている。

ハッジの季節はイスラム暦に応じて毎年変更され、今年は6月に当たる。6月はサウジで最も暑い月のひとつ。


地球の20%は50年後には人が住めなくなる

2024年06月22日 19時31分27秒 | 日記

CNN(香港)が、 今のままのペースで地球温暖化が続いた場合、現在30億人が暮らしている場所が、50年後には暑すぎて人の住めない場所になるという、考古学や気候学、生態学の専門家でつくる国際チームが米科学アカデミー紀要に発表した研究結果を紹介していた。

この研究の要約は以下の通り:

研究チームが歴史的な世界気温と人口分布に関するデータを分析した結果、世界の人口の大部分は、年間平均気温が11~15度の地域に集中していることが分かった。モンスーンの影響を受ける南アジアの地域には、20~25度の温度帯が存在する。空調などの技術が進歩しても、人類は過去6000年にわたってそうした環境に住み続けてきた。

しかし今、その状況が変化を強いられている。

地球の気温は2100年までに3度の上昇が予想される。陸上は海上に比べて温暖化のペースが速いことから、人が経験する気温は2070年までに約7.5度の上昇が見込まれる。影響を受ける地域には、アフリカのサハラ砂漠以南、南米、インド、東南アジア、アラビア半島、オーストラリアなどと言う。

印度の主要都市の高温化は以下の図のように予想される/NASA EARTH OBSERVATORY IMAGE BY JOSHUA STEVENS

インドは過酷な気温の下で暮らす人口が最も多い国の1つになると予想される/NASA EARTH OBSERVATORY IMAGE BY JOSHUA STEVENS

地球上で最も気温が高いのはアフリカのサハラ地域で、年間平均気温は29度以上。そうした過酷な環境に覆われている地域は地球の陸地の0.8%にとどまる。

しかし研究チームの予測では、この極端な暑さは2070年までに地球表面の19%に拡大し、35億人に影響が及ぶ。

影響を受ける地域には、アフリカのサハラ砂漠以南、南米、インド、東南アジア、アラビア半島、オーストラリアなどが含まれる。南京大学の専門家によると、こうした地域では人口が急増しており、特にインドとナイジェリアは、過酷な気温の下で暮らす人口が最も多い国になると予想される。

研究チームが予測する35億人という気候移民の数は、世界銀行の推計を大きく上回る。世界銀行の推計では、南アジア、サハラ砂漠以南、中南米で1億4300万人が移住を強いられる恐れがあると予測していた。

ただし希望はある。世界の二酸化炭素排出量を、迅速かつ大幅に削減すれば、過酷な暑さにさらされる人の数を半減させることも可能だと研究チームは指摘している。


中国の実力

2024年06月16日 14時59分01秒 | 日記

中国の実力を見るのに科学技術論文数を知るのが手っ取り早い。下記Webサイトに出て居た。データは2018年と思われれるが、6年後の現在も傾向はうかがい知れる。

GraphToChart 

 

論文数だけでなく、大学の研究者の話では、この10年近くは、中国の場合、引用された論文数も多く単に論文数だけでなく、意味ある論文が多いとのこと。

 

各国の科学技術研究費はどうかというと、文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP - National Institute of Science and Technology Policy)のサイトに出て居たが、アメリカに次いで多く、日本の3倍近くある。

 

研究活動の成果は、ノーベル賞受賞数にも表れるだろう。

世界の国の「ノーベル賞」受賞者数ランキングが下記Webサイトに出て居た。

国際 ねとらぼリサーチ (itmedia.co.jp)

各国の数字は、2021年までとか2020までとかであったり、留学中に受賞したりあるいは帰化して国籍が変わってっている場合もあり、多少の変化があるが、概ね傾向は掴める。

世界の国の「ノーベル賞」受賞者数ランキング

第1位:アメリカ(388人)

第2位:イギリス(133人)

第3位:ドイツ(109人)

第4位:フランス(70人)

第5位:スウェーデン(32人)

第6位:ロシア/ソビエト連邦(31人)

第7位:日本(28人)

第8位:スイス(27人)

第8位:カナダ(27人)

第10位:オーストリア(22人)

第23位:中国(8人、在中国人は平和、文学、医学の3名)

英国、フランスの研究費が、中国の10分の一、論文数も大きく少ないのにノーベル賞受賞が多いのは、研究の核心を抑えられていて、中国が研究費も多く、論文の数も多く、重要性が高いのが多いのに、ノーベル賞受賞が少ないのは核心に迫れていないから?

IT分野見ても、ソフト・ハードとも中国発信のものは無いことを見ると核心に迫れていないからだろうか?