産経新聞によると、中国からの留学生、優秀かつ多くの人が日本に学びに来ているという。周恩来元首相も初代の国務総理(首相)を1954年から1976年の約20年も勤めており、この方に倣いたいという。
過酷な受験戦争が行われている自国に見切りをつけ、日本の大学へ入学する中国人学生が増えている。日本に留学する外国人のうち4割が中国人学生で、今春の入試でも中国人学生が相次いで合格した。京都市伏見区の中国人向け学校「関西語言学院」では東大15人、京大23人と国内の進学校に匹敵する進学実績で、校長は「第2、第3の周恩来を育てる」と話している。
今春の卒業生は、東大15人、京大23人、名古屋大22人、東工大22人、九州大11人-と日本の進学校にも劣らない実績。ほとんどが一般入試で合格しているという。生徒は半年から2年で卒業するというが、ほぼ全員が日本の大学に合格するという。
学院が遼寧(りょうねい)省・瀋陽(しんよう)の東北育才学校と合弁設立した中高一貫校、東北育才外国語学校の出身など、日本語を学んでから来日する生徒が多い。
松尾英孝校長(69)は「ハングリー精神を持つ中国人は『平成の黒船』」と語る。卒業生の評判も良く、大学から「ぜひわが校を受験してほしい」と同校に営業活動にくることもあるという。日本で学び、日中国交正常化に尽力した周恩来元首相の名を挙げ、「第2、第3の周恩来を育て、勉強家の彼らが日本人学生を刺激する薬になればとも思う」と話していた。
日本学生支援機構によると、平成29年度の中国人留学生数は約10万7200人。年によって増減はあるが、おおむね上昇傾向にあるという。中国人は留学生全体の約41%を占め、2位のベトナム(23%)を引き離してトップ。東大、京大、早稲田、慶応など難関大も同様の傾向だという。
中国は怖いなと思うが、このようなニュースを見ると安心する。