日経がキューバでのアメリカ大使館員の南下ク障害を報じていた。アメリカはキューバ米大使館で原因不明の聴覚障害が生じたため、半数以上の職員と家族の一部を帰国させると発表した。米国民に渡航自粛を勧告するとともに、キューバ人への査証(ビザ)発給も停止する。何らかの音響兵器が使われた可能性があるとみられ、オバマ前政権が国交を回復したキューバとの関係は悪化しそうだ。
メディアによると、ティラーソン米国務長官が26日にキューバのロドリゲス外相とワシントンで会談したが、キューバ側は関与を否定した。攻撃に第三国が関与したとの疑いもあるが、米は事件解明に進展がないことにキューバ政府への不満を強めているという。
外交官らの聴覚障害は昨年11月に始まった。約50人の外交官と家族らが攻撃を受けた可能性があり、21人が聴覚障害や頭痛、脳振盪(しんとう)などを発症した。カナダの外交官も被害を受けたという。
トランプ大統領はオバマ前大統領が進めた国交回復を批判し、キューバ側と再交渉する考えを示していた。大型ハリケーン「イルマ」で被災したキューバの復興にも影響を与えそうだ。
音響兵器なるもの、民生用に開発された音響装置であるが、長時間使用すると、聴覚障害が起きるものが販売されている。アメリカのLRAD(Long Range Acoustic Device)が開発したもので、この装置はモデルによるが、直径80cm程度の椀型か四角形、あるいは六角形をしており、重量は30kg前後で、有効範囲にある対象に向け作動させる事で、攻撃の意欲を無くさせる効果もある。催涙ガスは呼吸器疾患のある者が重体となったり死亡する危険性があるため、これに代わるものとしての利用が期待されている。断続的に強力な音波を照射された場合、聴覚障害の危険性があるという。
ソマリア海賊退治とか捕鯨調査船を妨害するシー・シェパーツ対策や、でも鎮圧に使われている。ほかにも、低周波を使ったものとかがある。LRAD社のはあくまで大音響によるもので、使用したらすぐその位置がわかるから、ソヴィエト連邦時代に開発された低周波音響兵器ではなかろうか? 下記の写真はLRAD社の製品の例。
キューバでの事件は、キューバ政府とは無関係に、あるいはキューバ・アメリカ関係を阻害するために第3国が持ち込んだものではないかとささやかれている。
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