データサイエンス(DS)は、人口知能(AI)の中核で、その一部と思っていたが、研究者によると、全く別物という。データサイエンスは、数学、統計学、計算機科学、情報工学、機械学習、データマイニング、可視化などの手法を使用し、学問の分野だけでなく、人類の実社会で有益な知識を抽出する者であり、AIは「状況(入力)によって自律的に行動(出力)を変える機械」であり。別ものであるという。現場で四苦八苦している者にはその差異は分からない。しかし、人工知能とデータサイエンスの言葉の誕生歴史を見ると大きな違いがある。AIはSFや漫画の世界で誕生していて優に一世紀の歴史があるが、DSは、ITバブルの1990年代にはっ存在しなかった。米国発祥と思ったのでネットを調べたら、経済紙のForbusに出て居た。
1962 年統計学者のジョン・ワイルダー・テューキー(John W. Tukey )が著書 “The Future of Data Analysis”で、計算機でデータ処理することの意味を指摘したのがDSの発祥という。
1974年デンマークのコンピュータ科学者でAlgol60を開発した ピーター・ナウア(Peter Naur)が、著作”Concise Survey of Computer Methods”で、“[Data is] a representation of facts or ideas in a formalized manner capable of being communicated or manipulated by some process.“とデータサイエンスを定義している。
1977年に The International Association for Statistical Computing (IASC) が設立され、古典的統計学、最新の情報工学、知識工学により、単なるデータより、学問の分野だけでなく、人類の実社会で有益な知識を抽出するDS開発が促進されるようになった。
1995年になると、ACM(Association for Computing Machinery(計算機協会)、コンピュータの科学と教育に関するテーマ全般を対象にしたコンピュータサイエンス分野の国際学会)のSIGKDD (SpecialInterest Droup 0f Knowledge Discovery in Data)なる分科会で国際的にDS発展が促進されている。
日本の状況を見るとJapan Social Data Science Societyが2015年?設立、データサイエンティスト協会は、2013年5月15日に設立されている。
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