"SUVのEVは、さらに危険な車になり得る"なる記事があった。アメリカでの話で、アメリカのSUVは、ピックアップなどの車高が高く運転しずらく、それがEV 車になると、加速度が大きく、スピードもdさせ、大容量の電池を搭載して、車体重量が4トンにもなるとか。それに加えて、アメリカは、道路幅が広く、スピードを出す人が多く、事故が増えているとのpこと。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2023/01/post-100507.php
以下その要約
**************************************************
2022年1~3月期の交通事故死が前年同期比7%増の9560人と、四半期ベースで2002年以来の最悪の水準になっており、それに加えて、SUVのEV移行で、大型化と高加速性、高速化、大重量化で、
自動車産業がやり方を変えなければ、EVへの移行はアメリカの交通事故死を一段と増加させるかもしれない。
現在の状況は世界的に見ても異常だ。ほぼ全ての先進国では、ここ10年間で交通事故死が減っているのに、アメリカでは30%超も増えている。アメリカ人が交通事故で死亡する確率は、フランス人やカナダ人の2倍以上にもなる。
理由① アメリカ人は総じて車を運転する機会が多く、より安全な公共交通機関を利用する機会は比較的少ない。
理由② アメリカの道路には、安全につながる道路監視カメラが少ない一方、信号が少ない(従ってスピードを出しやすく交通事故が起きやすい)幹線道路を都市部に増やしている。
理由③ そしてもう1つ、重大な要因がある。車高が高く、車両重量が重いピックアップトラックやSUV(スポーツユーティリティー車)を好むアメリカ人の性質だ。
さらには、大型車はその重量ゆえに、衝突事故を起こすと相手により大きな衝撃を与える。また、その車高ゆえに、目の前の視界を悪くするし、歩行者にぶつかったときには脚でなく胴体を直撃してしまう。過去20年間のSUV普及により、歩行者の死亡事故は1000件以上増えたとする研究もある。
電動化したSUVは、さらに危険になり得る。車が大きくなるほど、巨大なバッテリーが必要になり、一段と重量が増すからだ。
シビック1台分より重い電池
例えば、フォード・モーターの人気EVピックアップトラック「F-150ライトニング」は約3トンと、ガソリン車モデルより30%近く重い。ゼネラル・モーターズ(GM)の「ハマーEV」は、さらに巨大で4トンを超える。
バッテリーだけでもホンダのシビック1台よりも重い計算だ。これは歩行者や自転車、そして小型車にとって大きな凶器になりかねない。
EVの安全上のリスクは、その重さだけではない。重いバッテリーを積んでいても、電動パワートレーン(駆動装置)により異常にスピーディーに加速できるのだ。
*****************************************************************************
日本には当てはまらないかと思ったが、電池重量、意外に重く、中型車の電池重量は、下記のように200Kgもある。電池容量は、100KWh。小型EV車でも、電池容量は50Kwhあるから、ガソリン車に比べると、重いし、加速性があって、スピードが出やすいから、EV車運転はガソリン車よりも慎重な運転が望まれるのも確かであろう。
同じくらいの大きさのガソリン車トヨタクラウンとEV車テスラSクラスと比較すると、確かにEV車の方が200Kgは重い。
車両重量 ~1890KG(全長4900mm、全幅1800、全高1455mm)
車両重量 ~2100KG(全長470mm、全幅1954、全高1445mm)