先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

FASTテレビ??

2024年01月17日 13時24分55秒 | 日記
日本の多くのメディアが、アメリカでFAST(Free Ad-Supported StreamingTV)なるものが続々誕生していると報じている。このFASTテレビとは何かと思って、記事を読んでみた。それ見よると
米国でも、無料動画配信の信ぴょう性が問題になっているようで、Youtubeなどの動画を見ても、色々な意見や、記事を載せているが、意見や記事の根拠が明確でないものがほとんど。これは日本のSNS動画も同様。それで、
米国で近年、メディアグループが、責任をもって、広告付きFASTテレビ(Free Ad-Supported StreamingTV)を新設している。この広告付き無料ストリーミングサービスのチャンネル群の充実で、配信経由の視聴がリニアのそれに近づいていると米各メディアが報じている。

日本のフリーの動画配信は、発信者が勝手なことを言っていることが多く、其れこそFake動画サイト横行である。責任ある、メデイアが、有料でもよいから、ニュース配信主体のFASTテレビを起こしてほしいものだ。 

セルロースナノファイバー蓄電池

2024年01月17日 13時06分08秒 | 日記
日経が、2023年11月2日号で、「東北大・静岡大・日本製紙、酸化処理したセルロースナノファイバー(CNF)の高い蓄電性の機構を解明」という記事を載せていた。日本の基礎技術開発力は、失われた30年後からは徐々に、目覚ましく伸びている。いろいろな分野で、例えば、半導体にしろ、航空機産業にしろ、日本の基盤技術がなければ最先端の製品が作れない。ただ、依然、システム全体をまとめることでは弱いが、基盤技術が確固たるものになったので、時間の問題だろう。
さて本題に戻ると、CNFが高い蓄電能力があるという発見は、将来的に蓄電池、さらにはエネルギー供給課題を解決する者であろう。しかし、その実現は
まだまだ時間がかかるかも。以前CNFが、現在、航空機や自動車の外枠に使われている炭素繊維に代わっていくと期待されているが、未だ、そうはなっていないから。しかし、蓄電の問題も、自動車の車体への適用課題も遠からず解決すると思う。記事の概要は以下の通り。

【概要】
木材パルプ等から生産される(CNF)は、カーボンニュートラル(注3)を推進する新規素材として期待されていますが、現時点での応用は機械的・化学的分野における使用に限定されています。
東北大学未来科学技術共同研究センターの福原幹夫学術研究員、橋田俊之特任教授、静岡大学の藤間信久教授らの研究グループと日本製紙株式会社富士革新素材研究所は共同で、以前同グループが見出していたTEMPO酸化CNFの蓄電性に関して、その機構を詳細に調べた結果、結合水の存在が蓄電性に大きく寄与することを見出しました。CNF蓄電体は構成材料に電解液を全く用いない特徴がありますが、今回の検討により、本固体蓄電体は使用温度が〜150℃と広範囲であり、しかも従来の蓄電池と対照的に耐水性があることが実証されました。これは500Vまでの高電圧短時間充電に加え、空中や真空中からの電荷の蓄電に道を開く可能性があります。またナノサイズ径CNFの使用とそのシートの積層化による蓄電体の大容量化が示唆される。