先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

“北極海ケーブル”で日欧をつなげ

2023年06月03日 00時10分39秒 | 日記
NHKオンラインが、北極海に光ファイバーを敷いて、日本と欧州をつなぐ北極海るーとの通信ネットワーク構想を報じていた。
 
人工衛星が安く打ち上げられる時代なのに依然、ケーブル通信かと思ったが、人工衛星の軌高度は、ISSなどの地上から200km~1000kmのと、放送とか通信用の3万6000kmのがあるが、2G とか5GhZの1G帯の大容量通信は通信距離が精々1kmだから、4万kmもあると、減衰で利用できないということ。
 
大容量通信には依然として、10Gもある光ケーブルが最適であるということか。そして北海で光ケーブルが埋設するのは
●温暖化で北海の氷が緩んでいること
●ロシアの妨害が避けられること
●下図の北米ルートや、南回りの比べると通信速度が2割早くなる(距離はかわりないのに?)
が大きな理由とか。
 
 
北極海ルートの構想図
 

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1 コメント

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日本海ストライベック (グローバル先端商事)
2025-01-08 11:52:26
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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