先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

入場料1500円を取るのに、来店者の4割が本を購入すると言う本屋「文喫」!

2019年10月31日 03時49分11秒 | 日記

 

 

六本木の青山ブックセンターの後釜に入った「文喫」という本屋さん、店内を高給喫茶飲食店にして、売り物の本棚の本、自由に取って読めるようにし、備え付けの机で自由にたと言う。その代わり入場料が1500円で飲み物は飲み放題、別料金だが食事もできると言う。オープンは12月11日。

それで、来店者の4割が本を購入すると言う。これについてはニュースソースは覚えておらず。

発想の原点は、本屋に行けば、全く未知の本との出会いがあるのに無料であった。この未知の本との出会いを提供するのが本屋であるから、1500円は安いものとのこと。感心させられる。

以下、文喫のWebサイト:::::::

ここから→文化を喫する、入場料のある本屋←ここまで

人文科学や自然科学からデザイン・アートに至るまで約三万冊の書籍を販売します。一人で本と向き合うための閲覧室や複数人で利用可能な研究室、小腹を満たすことができる喫茶室を併設しています。エントランスでは約九十種類の雑誌を販売。普段はあまり出会うことのできないラインアップも交え、来店されたお客様の新たな興味の入り口となります。また、企画展も定期的に開催します。

文喫のたしなみ方

入場料 1500円

一、総合受付で入場バッジを受け取る

二、飲食受付で珈琲・煎茶(おかわり自由)を受け取る

三、じっくりと本を選び、好きな席で過ごす

四、意中の一冊と出会うかもしれない

五、店内の全ての本が購入可能

六、お帰りの際は入場バッジを受付に返す

 

 
店内の写真が、CINRA.NET編集部の佐伯さんと言う方が取っていた:::::::

 

意外と明るい閲覧室。ちょっとした仕事も

選書室よりも一段高いスペースにあるのが、一列に並んだ机。ここが閲覧室だ。店内全体に言えることだが、事前に公開されていたイメージイラストよりも明るく感じる。目の前は吹き抜け空間が広がる。

閲覧室閲覧室

ここでは本をじっくり読むことができる。とはいえ各机ごとにスペースが区切られているわけではないので、談笑も可能だ。入場時に渡されるバッジに記載された情報でWi-Fiが利用できるので、この場所でちょっとした仕事をすることもできそうだ。

 

コーヒー&お茶が飲み放題、開放感あふれる喫茶室。ロッカーもある

喫茶室では飲食を楽しむことが可能。コーヒーと煎茶はおかわり自由だ。ホットとアイスを選ぶことができ、味もしっかりしたもの。煎茶は宇治から取り寄せたとのこと。

喫茶室のキッチン
喫茶室のメニュー

椅子やクッションも。

喫茶室
喫茶室

喫茶室近辺にはロッカーが設置。こちらは追加料金なしで利用可。

ロッカー

 


トヨタ自動車のコンセプトカー「LQ」新しい時代の自動車?

2019年10月29日 12時07分48秒 | 日記
 
 
東京モーターショウの印象、多くの人にとって、強くはなかったのか、記事が少ないように思える。EV 車もバッテリーの課題があって、対して出展されていなかった様だし、自動運転は、まだまだ時間が掛かると思われるから、これまた来場者の目を引き様なものはなかったと思われる。
 
その中で、新時代の愛車とうたった、トヨタのコンセプトカーが、面白いといえる程度か? ①AI を使って、車が乗車者に働き掛け、快適な運転をするとか、②安全運転では、自動運転レベル4を実現し、また自動車庫入れ、Head-Up-DisplayによるAR で安全運転を支援したりというもの。正直なところ、自動車にはあまり夢が無くなった感がする。
 
 
 
 
以下、トヨタのLQのWebサイトからの抜粋引用::::::::::::::::::::::::::
 
「LQ」の主な特徴と搭載されている技術は、下記の通りです。
  1. モビリティエキスパート AIエージェント「YUI」

AIエージェント「YUI」は、モビリティエキスパートとしてお客様一人一人に寄り添い、特別な移動体験を提供することを目的に開発されました。「YUI」は、常にお客様の表情や動作から感情や眠気などの状態を推定し、会話を中心としたコミュニケーションに加えて、覚醒・リラックス誘導機能付きシート・音楽・車内イルミネーション・空調・フレグランスなどの各種HMI(Human Machine Interface)を用いて働きかけ、安全・安心・快適な移動に貢献します。また、シーンや嗜好に応じた音楽の選曲・再生や、興味のある話題や施設情報を提供することで移動自体を楽しむことをサポートします。

今回、「YUI」の開発およびサービス向上のため、下記企業の協力をいただいており、将来は、お客様のスマートフォンなどクルマ以外の端末や他のサービスとの連携を進めることで、サポートする領域をより拡大していくことを目指しています。

  2. 安全・安心」、「快適な」移動体験に関わる技術

  1. 自動運転

    自動運転(SAEレベル4相当)機能を搭載しています。

     

  2. 無人自動バレーパーキングシステム

    駐車場において、乗降場と駐車スペース間で無人自動運転ができるシステムで、駐車スペースを探す必要がなくなり、ご高齢の方、お身体の不自由な方、妊娠中や乳幼児をお連れのお客様などアクセシビリティに配慮が必要な方に加えて、駐車が苦手な方の負担を軽減します。また、隣接する車両と20cm間隔で駐車できるため、駐車場の省スペース化に貢献します。

    車両に搭載した複数のカメラ・ソナー・レーダーに加えて、2次元路面マップを用いて車両の現在位置を特定するシステム、駐車場に設置したカメラ、自動バレー駐車を指示する管制センターを連携させ、駐車場内での入庫と出庫を無人で行います。車両のセンサーと駐車場のカメラが自動運転経路への他の車両や歩行者の進入を監視しており、他の車両や歩行者を検知した場合は自動で停車します。

  3. AR-HUDパナソニック株式会社と共同開発

    AR(Augmented Reality)表示ができるHUD(Head Up Display)によってHUDの情報表示エリアを拡大し、ドライバーの視線移動を低減することで安全運転を支援します。

    ウインドシールド越しに見える風景に、注意喚起情報(車線、標識など)や経路案内などの運転をサポートする情報を立体的にわかりやすく表示させることが可能です。また、車両前方7m~41mの奥行を持つ(230インチ相当)大画面表示によって、ドライバーの視線移動を低減します。

AR-HUD
AR-HUD
  1. 覚醒・リラックス誘導機能付きシート(世界初)

    ドライバーの状態に合わせて、シートに内蔵した複数のエアブラダー(空気袋)や空調機能によって、覚醒やリラックスをサポートし、運転に適した状態の維持に貢献します。

    ドライバーが眠気を感じている場合は、シートバック内のエアブラダーを膨らませることで背伸びのような姿勢をサポートするとともに、シート空調の冷風刺激によって、ドライバーの覚醒を促します。一方、自動運転モードなどドライバーがリラックスできるときは、シートバック内のエアブラダーを徐々にゆっくりと膨張・収縮させ腹式呼吸をサポートすることで、より深いリラックスを誘導します。

  1. その他の先進装備・技術
  1. 新しいHMI機能

    これまで車両と乗員が情報をやり取りする接点ではなかった車両のルーフやフロアマットをHMI領域として活用し、乗員に直感的でわかりやすく情報を伝えられます。ルーフやフロアマットの中にイルミネーション機能を搭載することで、自動運転モードと手動運転モードで異なるカラーを点灯させたり、「YUI」が話しかけている乗員のフロアマットを発光させたりすることが可能です。

LQ

また、ヘッドランプに内蔵された100万個の微小なミラーの切り替えによって、複雑な図形や文字を路面に描画することができるDMD(Digital Micromirror Device)式ヘッドライトによって、ドライバーに路面状況を知らせたり、車内外のコミュニケーションが可能となります。

LQ
  1. 有機ELメーター(トヨタ初)

    メーターにトヨタ初となる有機EL(Emitting Diode)ディスプレイを採用しました。高い視認性を確保しながら、ディスプレイを大きく曲げることで先進的なインパネ造形を際立たせます。

  2. 大気浄化塗料

    オゾンを酸素に分解する新開発触媒塗料をラジエーターファンに塗布することで、車両走行時に、光化学スモッグの原因となる地表付近のオゾン(対流圏オゾン)を分解*3します。

    “走れば走るほど、空気がきれいになるクルマ”(マイナスエミッション技術)として期待しており、今後は市販車両への搭載を検討しています。

*3 1,000Lの大気中に含まれるオゾンの約60%を1時間で浄化する効果を確認(トヨタ測定)
  1. デザイン

車両デザインは、キャビンを前に出した未来的シルエットとし、車両中央にある「YUI」を起点に車両内外をシームレスに連続させる「INSIDE OUT」をデザインテーマとして採用しました。

内装では、エアコンの吹き出し口を乗員から見えない場所に配置するインビジブルレジスタを採用することでインパネ周辺の凹凸が少ないシンプルな造形となっています。また、センターコンソールは、トポロジー最適化という設計手法と3Dプリンター工法の組み合わせにより、強度確保と意匠に分かれていた構造を一体化し、お客様から見える支持構造体を減らすことで、先進的な車内空間の実現に貢献しています。外装では、ドアの下部もガラス面とすることで、ドア部分と車内空間がシームレスにつながり、より洗練された造形となっています

LQ 主要諸元

全長/全幅/全高 4,530mm/1,840mm/1,480mm
ホイールベース 2,700mm
乗車定員 4人
パワートレーン EV
車両重量 1,680kg
航続距離 300km程度
 

世界経済のリセッションは当面ない?

2019年10月29日 11時31分36秒 | 日記

日経ビジネスが、アメリカのリセッションについて、経済指標を解析し、まだ先ではと解説していた。なるほどと思う。

好景気が長く続いているアメリカも、リセッション入りと言う話はよく聞く。加えて、中国も、不動産バブルがはじけたとか、景気テコ入れ策が取られ始めて、そうかもしれないかとは思う。家計における可処分所得に占める借金の利払い費などの比率は、ヒストリカルに見て低い水準にあり、米家計・非営利団体における資産と負債のバランスを見ると、両者の差である純資産(net worth)は右肩上がりであるから、直ぐのリセッションはないと言う判断である。しかし、好調が続いているので、何時ターニングポイントになるかわからないからリセッションは注意深い監視が要るだろう。

 

アメリカで、経済の兆候を見るのに良いとされているミニソタ州の失業率、少しあっかする傾向があると言う。

 

米国の家計の可処分所得に占める借金の利払い費などの比率は、ヒストリカルに見て低い水準にある。19年4~6月期のDSR(デット・サービス・レシオ;可処分所得に占める住宅ローン・消費者ローンの利払い費比率)は9.69%。これに自動車リース、賃借、自宅保険料、資産課税を加えたFORは15.03%にとどまっている



米家計・非営利団体における資産と負債のバランスを見ると、両者の差である純資産(net worth)は右肩上がりであり、個人消費に資産効果が及びやすいことが分かる


ラグビーワールドカップ2019の黒字収支と、外国からの来場者の支出の多い事!

2019年10月28日 00時53分39秒 | 日記

決勝戦は11月2日だが、来場者のもっともらしい推計が国土交通省観光庁(JNTO)から出され、日本政策投資銀行から面白い纏めが出ていた。

 

まず予算は630億円とのこと::

ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会は26日の理事会で、最終の大会予算案を承認した。

収入総額は、今年3月の案から66億5000万円増の630億円。販売が好調なチケット収入を290億円から350億円に増やした。支出はスタジアムなどの会場整備費や決勝トーナメントで災害が起きた時に使用するバックアップ会場の確保費用などを計上した。チケットは販売可能枚数約182万枚の約9割にあたる約164万枚を売り上げたという。

 

次に収入であるが、日本全体の収入として纏めてあって::2330億円

①直接収入が来場者は200万人、外国からの来場者は41万人、そして宿泊日や、国内旅費、チケット代など、直接収入が1422億円

②来場者の支出に伴う、一次収入効果が、528億円

③直接収入と一次効果による二次効果が380億円

 

特に興味ひかれたのが、外国からの41万人の来場者で、その内訳は以下の様になっているとのこと:

 

そして、外国からの来場者の日本国内での平均滞在数はやく17日で、一人当たりの日本での支出は21万円と言う。外国からの来場者が、800億円強。

やはり外国からの観光者は日本経済を潤すには確実である様だ!

 

 

 


中国では日本産リンゴ輸入禁止が、異常な人気だとか!

2019年10月27日 11時25分05秒 | 日記

 

日本農業新聞に『実質禁輸のはずが… 日本リンゴ中国席巻 弘前大・黄教授報告』と言う記事があったが、日本でもこういった不正は沢山あるが、中国のは更に桁違いで多い。人口比の10倍はあるのでは?

 

 中国・上海近郊の果物卸売市場で9月中旬、不思議な光景が広がっていた。偽の日本産リンゴが出回っているだけでなく、中国が輸入禁止しているはずの日本産リンゴが販売されている。現場を視察した、青森県の弘前大学・黄孝春教授が報告する。

 
フランス産の黄林が日本産で人気の高い玉林として売られている
 
産地・品種隠して流通 偽物も堂々販売

 市場では「王林」と表示した箱に入ったリンゴが販売されていた。10月末以降の収穫品種である「王林」が9月に出回るのは早過ぎる。果実のシールを確認すると早生の「黄王(きおう)」だった。箱に貼っているラベルには、フランス産で中国向け輸出と記されている。

 仲卸業者(上海)によると、人気が高く、卸売価格は1箱(36玉)800元(1元=約15円)と、数年前の約2倍になっているという。

 大玉で有名な品種「世界一」の偽物も、堂々と中国国内で販売され、海外に輸出されている。その正体は、遼寧省の瀋陽大学が育成した耐寒性の「寒富」だ。1玉当たりの平均果重は250グラムだが、最大では900グラムになる。同省の業者は、「世界一」の中国語発音)である「shijieyi」で、既に商標登録している。

 貿易上にも不思議なことがある。

 日中両国の交渉によると、日本産は2011年産以降、中国に輸出できないはずだ。東電福島第1原子力発電所事故を契機に、中国が日本産果実に対し、ストロンチウムなどの放射性物質検査証明書を求めているが、日本が認めず、両国合意に至っていない。そのため中国で輸入は実質、禁止となっている。しかし、日本の財務省貿易統計には輸出実績がある。


中国向けリンゴの輸出量

検査強化で輸入量激減 現地は再開待望

 貿易統計によると、11年産(9月~翌年8月)の輸出は前年を下回ったものの、12年産からは3年連続前年を上回り、15年産は過去最多の1622トンが輸出された。背景には、両国の交渉内容が(1)中国税関全体に周知されていない(2)税関によって解釈が違う──などの可能性がある。

 風向きが変わったのは17年。中国では3月15日の「消費者権益日」の関連イベントで、食品安全の問題として日本の放射性物質が話題を呼んだ。当時は中国税関も検査を厳しくし始めており、日本産の輸出は16年産から前年を下回り、19年1~8月はゼロだった。

 相次ぐ日本産の偽物の横行や貿易ルールの違反の背景には、日本産を求める消費者ニーズの高さがある。世界の約半分のリンゴを生産する中国ではあるが、現地栽培が難しい大玉の「世界一」や外観がきれいな有袋「むつ」などの人気は高い。特にスーパーなどでは、外観が美しくサイズも大きい日本産を扱うことが、店舗のステータス向上につながるとしている。

 上海で04年から青森リンゴの輸入販売を手掛けているJCKの斉藤青雲社長は「世界一などギフト用リンゴ以外に、自家消費用の青森産リンゴ、特に黄色系の王林やトキが人気だ。それが輸出数字に表れている。両国政府の一日も早い合意を期待する」と話す。

日本農業新聞