CNNによると、北大西洋条約機構(NATO)の推計値や、西側の対ウクライナ軍事支援の状況に詳しい情報筋から推計して、ロシアは月間約25万発の砲弾を生産しており、年間では約300万発に上るという。
ロシアは砲兵による攻撃が歴史的に得意だそうで、ウクライナの対抗は、難しいとCNN が以下の様に報じている。
欧州の情報当局高官がCNNに明らかにしたところによると、米国と欧州のウクライナ向け生産能力は合計で年間約120万発にとどまる。
小国ウクライナの軍事大国ロシア侵略対抗はNATOや米国の支援によるしかないが、ロシアの核攻撃を恐れたり、それぞれの国内問題で、ウクライナ支援には限界があって、ウクライナは国土をロシアにとられて停戦に持ち込むしかないのではなかろうか?
この様な中にあって、イスラエル対イスラム問題が再燃している。イランがイスラエルによる「シリアのイラン大使館攻撃」に対する報復を事前に通知して行っている。
ドローン 170機、巡行ミサイル 30発以上、 弾道ミサイル 120発以上
というが、イスラエルによると、99%撃墜したとのこと。イランは、イスラエルの空軍飛行場を狙ったもので、大きな被害を狙ったものでは無いとのことだが、99%の撃墜は、イスラエルのアイアンドームによるものではと思ったが、事前通知であったため、米軍の空母からの対空ミサイルや、英国・米国・仏国の戦闘機からの対空ミサイル防衛が多いためであったという。
大国や強兵国家が、小国を侵略するのは、コミュニケーション手段が充実し、国際協調も出来上がった現代でも、日常茶飯事に起きている。にも拘らず、日本は、防衛することすら反対して、殆ど無防備になっていて、東京や大阪、名古屋などの大都市に数十発のミサイルが撃ち込まれるだけで、大勢の人々が亡くなってしまう。日本人は防衛を真剣に考えないといけないのではなかろうか?
の高官はCNNに対し、「我々はいま生産戦争のただ中にある」「ウクライナ戦争の帰趨(きすう)は戦争遂行のための装備を双方がどれだけ整えられるかにかっている」と述べた。
複数の当局者によると、ロシアが1日に発射している砲弾の数は1万発に上るのに対し、ウクライナ側は1日2000発にとどまる。欧州の情報当局者によると、約960キロに伸びる前線の一部ではさらに分が悪い場所もある。
ウクライナの戦況は現在、ロシアが2022年2月にウクライナ首都キーウへ進軍を開始して以降、最も危険な局面を迎えている。米国の対ウクライナ軍事支援予算は枯渇しつつあり、共和党議員の反対でこれ以上の支援は事実上ストップしている状況だ。
一方、ロシアは最近ウクライナ東部アウジーイウカを奪取し、戦場で主導権を握っているとの見方が多い。ウクライナは弾薬だけでなく、深刻化する前線の人員不足にも悩まされている。
米国や同盟国はM1エイブラムス戦車などの高度なシステムをウクライナに多数供与しており、近くF16戦闘機の供与も始まる見通しだ。しかし軍事専門家の間では、この戦争の勝敗はどちらがより多くの砲弾を発射するかで決まる可能性が高いとの見方が出ている