先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

マイクロプラスチックは心臓発作・脳卒中を起こす!

2024年04月30日 13時42分07秒 | 日記
数年前、廃棄されたプラスチックが、風化や摩擦などで小さな破片になるのや、歯磨き粉や化粧品で滑り止めに使われるマイクロプラスチックが、人間や動物に健康上の大きな問題を起こすと言われていたがその後、話題になってなかった。そこに、NationalGeoraphicが、2024年3月6日付けの医学誌「The New England Journal of Medicine」に発表された論文を紹介、血管内にたまった微小なプラスチック粒子が、心臓発作(心筋梗塞)、脳卒中、死亡のリスクを高くすることを証明したという。
 
以下その要約:

 脂肪などでできた沈着物であるプラークが動脈の壁の中にたまる「アテローム性動脈硬化」になると、血管の壁が厚くなるため体の各部への血流が悪くなり、脳卒中や狭心症、心臓発作のリスクが高まる。プラークは通常、コレステロール、脂質、細胞からの老廃物、カルシウム、フィブリンと呼ばれる血液を固めるタンパク質からできている。

 今回の研究は、頸動脈(首の動脈)のプラークを取り除く手術を受けたアテローム性動脈硬化の患者304人について行われた。切除したプラークにプラスチックが含まれていた人は、含まれていなかった人に比べて、その後の約3年間に心臓発作や脳卒中を起こしたり何らかの原因で死亡したりする割合が4倍以上も高かったという。

 プラスチックに含まれる化学物質が溶け出し、ホルモンなど内分泌系の働きを乱すといった健康問題を引き起こす可能性があることは以前から知られていたが、「プラスチック粒子そのものが人間の健康に影響を及ぼすことが示されたのは、今回が初めてで、マイクロプラスチックを人間の疾患と関連づける、画期的な研究」という。

しかし、マイクロプラスチックヲ無くそうという運動は起きていない。人間が引き起こした自然破壊は、たくさんあり過ぎて、一々対応できず、生きる上で已むを得ないのかも。


人物の絵から、しゃべる動画を生成VASAー1

2024年04月27日 07時55分56秒 | 日記

CNNがマイクロソフトのVASA-1という、人の絵や写真から、しゃべる動画を生成できるAIを紹介していたが、言語も多くの国の言葉をしゃべり、悪用されると恐ろしい。

CNNの解説。右クリックで「リンクを新しいウィンドウで開く」などで再生。

CNNの記者が米マイクロソフトのAIモデルを解説 - CNN.co.jp

 

モナリサと中国人男性の絵から動画だけの抽出は以下のURL参照。

https://vasavatar.github.io/VASA-1/video/o1.mp4

https://vasavatar.github.io/VASA-1/video/o5.mp4

 

どういう手順で作成しているかを、MSは下記Youtubeで紹介していた。文章を右クリックし、「リンクを新しいウィンドウで開く」とかで再生。

 顔写真と音声ファイルからリアルな話し顔の映像を作成できるMicrosoftのAIモデル「VASA-1」のデモンストレーション動画 - YouTube

 


米アップル、EV開発を中止か

2024年04月19日 07時58分06秒 | 日記

2024年2月28日の日経新聞が、アップルは27日、電気自動車(EV)の開発を中止する方針を固めたと報じていた。

そして携わっていたスタッフの多くは人工知能(AI)部門に移り、生成AIのプロジェクトに集中することになるとの事。

 

今回の報道はEV販売が期待外れの結果に終わり、複数の主要自動車メーカーが投資撤回と価格引き下げに踏み切る中で浮上した。一方、AIは勢いを増す。今回報じられたアップルのリソースシフトは、マイクロソフトやグーグルなどAI技術で先行する競合との差を埋める一助になる可能性がある。

英国を拠点とする投資プラットフォーム、ハーグリーブス・ランズダウンの幹部スザンナ・ストリーター氏は「AI関係のあらゆるものに熱狂が集まる中、投資家のEV熱は薄れており、巨大IT企業はトレンドを追っている」と指摘する。

この冬、欧米の寒冷地で、EV車の充電の行列が出来て、待ちくたびれて、EV車放棄するニュースが出て居た。これはEV車固有の問題ではなく、Li電池の問題である。スマホの1万mWhの小電量Li 電池ですら充電時間は数時間かかる。30年前に出荷されたトヨタのHVのプリウスもLi電池から出火、暫く水素ニッケル電池にしていたが、アルカリで、電荷3のLiは、そもそもが大容量が必要なEVには不適だと思うが、大勢の二次電池開発者が長年にわたって求めても、Li二次電池以外に解が見つかっていない。

 

だから、現在のLi電池の可燃性の水溶性電解質に変えて、固体化し、さらに小セル化して、衝撃に強く、充電時間が短く、重量当たりの電気容量がおおきい固体電池開発を急いでいるのであろう。

それが完成するまでは、現在のLi電池のEV車は使わない方が良いという事。ここで問題なのは、中国で国策でEV車を大量生産させたが、電池は、水溶性電解質のLI電池で、充電時間がかかり、衝撃に弱く、低温だと充電能力が下がるという優れもので、自動車先進国では手を出さなくなっている。30億所帯分のマンションを作ってしまって、大量の不良財産を抱え込んだ中国、RV車でも大不良在庫を抱え込んだのではなかろうか?

自前で固体電池を開発できないが故に、固体電池開発に総力を挙げているトヨタの成果を!!と勘繰りたくなる。

 


ウクライナのミサイル被弾数1万!

2024年04月19日 06時34分13秒 | 日記