先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

米GDP6.4%成長、第1四半期

2021年04月30日 00時34分41秒 | 日記

[ワシントン 29日 ロイター] - 米商務省が29日に発表した2021年第1・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値は、年率換算で前期比6.4%増加し、2003年第3・四半期以降で2番目の高成長となった。新型コロナウイルスワクチンの普及で世界的大流行(パンデミック)への不安が和らいだことや、家計や企業に対する政府の大規模な財政出動が成長を後押しした。

市場予想は6.1%増。第1・四半期としては1984以来の高い伸びを記録した。昨年第4・四半期は4.3%増だった。今年は過去40年来の高成長を遂げるとみられる。

オックスフォード・エコノミクスの米国担当主任エコノミスト、リディア・バウサー氏は「年初の段階で公衆衛生状況の改善や迅速なワクチン接種、大規模な財政出動、安定的な金融政策支援といった要因が重なり、成長への強力な支えになった」とした上で「経済は春の開花を経て夏には好況を呈する」と予想した。

GDPの約7割を占める個人消費は10.7%増と、前四半期の2.3%から大幅に拡大。自動車や家具、娯楽用品、電子機器などの売り上げが伸びた。

設備投資は9.9%増、住宅投資は10.8%増。輸出は1.1%減、輸入は5.7%増だった。政府支出は6.3%増加した。


コロナ禍にあっても、主要大手は史上最高利益を達成!

2021年04月29日 17時38分43秒 | 日記

コロナ過で、旅行業やレストランなど多くの産業は大きな痛手を受けていると素人考えでいたが、連休前に2021年3月期の業績発表をしているところが多く、自動車、電機、通信、食品などの分野の主要企業はそれぞれが史上最高益もしくはそれに準じた利益を上げていた。多くの中小企業は分野を問わず、コロナ過で大きな痛手を受けていることと思う。実際、多くの人がコロナ過で州乳を減らし鵜足職を失っている。大手巨大企業は、コロナ過をうまく乗り切れているようで、そうなら、史上最高英と言われている利益を、みんなに還元すべきでは?大衆があってこそ、巨大企業はコロナ禍で大きな利益を上げられたから。

下記はSBI証券の作成のデータである。多くは4月28日にハ@@要されたものが記載されているが連休明け発表のもあるが、それらは見込みが記載してある。

①自動車・通信・電気

 

②飲料・食品

 

 


新リチウム金属電池、EV車を変革できる?

2021年04月27日 19時43分44秒 | 日記

MIT Tech Reviewが、『新リチウム金属電池、「ガソリン車並み」EVは実現するか?』と解説していたが、Li金属電池とは何だ!

記事を読むと、何のことない。従来のLiイオン電池の負極(アノード)は黒煙であったのを、LIにしたら、エネルギー容量が50%以上増えたとのこと。素人には小さいことに見えるが、そんなちょっとした工夫で大きな進歩を達成できるのなら、日本人技術者の得意とするところでは?

以下、記事の引用:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 

従来のリチウムイオン電池では、2つの電極のうち一方の電極であるアノード(負極)のほとんどがグラファイト(黒鉛)でできている。グラファイトは炭素の一種であり、電解液を介してアノードとカソード(正極)の間を行き来するリチウムイオンを容易に取り込んで放電できる。この荷電粒子の流れが電流となって電池から流れ出て、モーターなどに電力を供給する。ただ、グラファイトはリチウムイオンのホスト物質にすぎず、リチウムイオンは炭素シートの間に入り込んでいる。荷物が棚の上に載っているようなものだ。グラファイトは、自らの力ではエネルギーを蓄えることも、電流を生み出すこともできない重荷なのだ。

リチウム金属電池は、アノード自体がリチウムでできている。つまり、電池のアノードに含まれるほぼすべての原子を利用して電流を生み出せるというわけだ。理論的には、リチウム金属アノードをベースとする電池は、グラファイトを使う電池に比べ、同じ重量・体積で50%以上多くエネルギーを蓄えられる。

ただ、リチウム金属は反応性が非常に高いため、液体電解質と常に接触していると反応が起こり、電池の劣化や発火の原因にもなる。そう語るのは、カーネギーメロン大学でリチウム金属電池を研究し、クアンタムスケープのコンサルタントを務めるベンカット・ビスワナサン准教授だ。別の問題として、リチウムイオンが行き来する際にデンドライトと呼ばれる針状の構造が電池内に形成される場合があり、電池のショートや発火の原因となることも挙げられる。

2020年11月に上場したクアンタムスケープは、秘密裏に10年間、研究開発を続けてきている。同社の固体電解質電池が上記の問題をどのように克服しているのかについての重要な詳細はまだ明らかにされていないが、性能は驚くほど優れているとされる。

2020年12月のオンライン・プレゼンテーションで開示された一連のグラフによると、同社の実験用の単層バッテリーは15分で容量の80%以上にまで充電でき、走行距離で数十万キロメートルまで使用でき、氷点下でも問題なく動作可能であるという。同社は、この電池によって電気自動車の航続距離を80%以上伸ばせると考えている。つまり、現在は1回の充電で400キロメートル走行できる車が、720キロメートル走行できるようになるということだ。

「クアンタムスケープには驚かされました」と、オークリッジ国立研究所の電池研究者で、固体電解質に関する先駆的な研究をしてきたナンシー・ダドニー博士は言う。「一見したところでは、とてもよいと思いました」。だが、博士は「他の電池の進歩においても、以前に同じようなことはありました 」と付け加えた。

ダドニー博士が指摘するように、画期的技術を期待されながら結局失敗に終わったスタートアップの例は、電池の分野では枚挙にいとまがない。クアンタムスケープをこの先待ち受けている課題も困難を極めるものであり、その中でも、試作セルを商用化し、製品として低コストで製造できるようにすることについては、とりわけ苦労しなければならないだろう。

同社が成功すれば、電気自動車市場を大きく変えることになるかもしれない。コストが削減され、航続距離が伸び、ガソリンスタンドで給油するのと同じくらい便利に充電できるようになれば、何千ドルもの大枚をはたいて自宅に充電ポートを設置できるようなお金持ち以外にも売れるようになるし、遠出すると足止めを食らってしまうのではと心配 …

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次世代自動車の普及拡大のために

地球温暖化問題の解決には、CO2の排出抑制が必須です。運輸部門では、ガソリン車から電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHEV)など次世代自動車への早期転換が求められています。そこで課題となるのが、現在のEVを駆動するリチウムイオン電池の高エネルギー密度化、安全性の向上、低コスト化などです。 株式会社東芝は、動作不良の一因となるリチウム金属の析出が発生しづらい「チタン酸リチウム(LTO)」を負極材に使うことにより、極めて高い安全性を備えたリチウムイオン電池「SCiB?」を2007年に開発しました。さらに市場の要請が強い「高エネルギー密度化」や「高出力化」に対して、2012年からのNEDOプロジェクト「リチウムイオン電池応用・実用化先端技術開発事業」に参画し、正極と負極の接触防止のためのセパレータの薄膜化などによって、革新的な二次電池(蓄電池)の実用化に取り組み、2015年に「23Ahセル」、2016年に「10Ahセル」の開発、実用化に成功しました。

 


スマホ決済はクレカの非接触活用で“主役”に返り咲く?

2021年04月27日 19時30分19秒 | 日記
 

 日経ビジネスが、カードの非接触決済、スマホ活用で“主役”になると報じていた。一般人には、あれこれ言わず、これで行くと一本化してもらいたい。

 

 キャッシュレスで政府が掲げる目標は、「2025年までにキャッシュレス決済比率を、消費者の最終支出に占める割合ベースで、現状の20%から40%へと高める」という。現在のキャッシュレス決済はクレジットカードが主というが、プラスチックCDを出すのは面倒で、スマホをかざせば決済できるのが便利という訳か、CD会社、非接触にしようという事。

キャッシュレス決済比率の内訳の推移
 
キャッシュレス決済比率はそれぞれの決済手段の支払額を民間最終支出(内閣府「国民経済計算[名目]」による)で割って計算(出所/経済産業省「キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会」)
 

 

(出所/JCB調べ 「キャッシュレス決済に関する調査~コロナ禍におけるキャッシュレス決済事情~」より)
 
2つの図を見ると、キャッシュレス決済は、クレジットカード、電子マネー、QRコードが主力。消費者は何を使えばよいか、決めるのに迷う。そうなら贔屓の店が使える決済を使えばよいだけ。
 
決済会社は人騒がせするだけで消費者は、気にすることない。

トヨタは、水素エンジン、実用化できる?

2021年04月27日 19時23分23秒 | 日記

トヨタが、カローラ スポーツをベースとした競技車両に水素エンジンを搭載し、5月21日から23日に行われるスーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook 第3戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レースから、「ORC ROOKIE Racing」の参戦車両として投入すると言う発表を契機に、水素エンジンがにぎやかになっている。しかし、トヨタ、FCVはどうするのだろう。幾ら値からがあっても分散させてしまえば、勢いが削られるのでは? しかも、水素エンジンの開発、歴史が長いのにドコモそれに成功していない。FCVでも、アメリカや欧州の自動車メーカー、トラックで着々地保を固めているのに、トヨタ配下のいすゞ、日野、FCVトラックは出しそうもない。トヨタが自動車メーカの先頭を切れなくなったら日本の製造業は終わり。

トヨタが成功したのは、30年前の、ハイブリッドと、半世紀前の販売の神様と言われた半世紀前の神谷正太郎社長がアメリカ市場に切り込めた2点で、それはそれですごい事だろうが、その戯画ない。なんとなく、トヨタは過去の巨大な遺産で生きているような感じがする。ここらあたりでFCVでもよい、水素エンジンでも良い、Li個体イオン電池でも良い、自動運転技術でもよい、販売だけでなく世界の先頭に立つにふさわしい技術を打ち立ててもらいたいもの。

 

一方、水素エンジンが実用化が出来ないわけではなさそう。それは三菱重工業(東京都千代田区)は1月21日、グループ会社の三菱重工エンジン&ターボチャージャ(MHIET/神奈川県相模原市)が、産業技術総合研究所(産総研/東京都千代田区)との共同研究により、純水素を燃料とした水素エンジンの運転試験を実施したと発表したことにみられる。

1MW級水素エンジンを2030年代に実用化へとのこと。唯、大型エンジンで、超高圧水素ガスをバックファイヤー内容に噴射するのは、出来るかもしれないが、2m平方、深さ1mのエンジンルームで実現するのは至難の業の様に見える。

今回の取り組みでは、MHIET製の4ストロークレシプロガスエンジン「GS6R2~GS16R2」シリーズ(ピストン径170mm × ストローク220mm)を改良した単気筒エンジンを、産総研 福島再生可能エネルギー研究所(福島県郡山市)に設置。希薄燃焼ガスエンジンGSRシリーズを基本とし、水素の燃焼特性に合わせて、水素燃料供給方法、着火方法、給気弁閉じ時期、空気過剰率などを見直すことで、水素専焼・予混合方式での安定燃焼条件を明確にした。というように、大規模エンジンが故に成功できたのではと素人目には見える。