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急がず、後れず。自分の歩幅でぽかぽか行くようなブログです。

旧村川別荘のお雛様

2010年02月24日 | アート・文化

旧村川別荘のお雛様
旧村川別荘のお雛様
旧村川別荘のお雛様

お雛様が公開されています。
お出かけして、御台と見に行って来ました。

我孫子市の教育委員会が管理する、この旧村川別荘は村川堅固と村川堅太郎二代にわたる西洋古代史学者の別荘でした。

パンフレットのサブタイトルに、「手賀沼のほとりに花開く大正から昭和の別荘空間」とあるように、このあたりには著名な文化人の別荘が数多くありました。

多くの別荘は、取り壊されましたが、この村川別荘は遺族と市民、行政によって守られ現存しています。

四季折々に、残った道具類が展示され、母屋と新館や、手賀沼の見える庭園が鑑賞できます。秋には庭の紅葉もきれいだとのこと。市民のボランティアによるガイドさんが、解説してくださいます。

今回はお雛様や、吊るし雛などの展示を見せていただきました。


たまには、童謡なんてどぉ~よぉ~。

2009年12月17日 | アート・文化

今日は、(童謡・抒情歌を歌う)とした、「フラワーズ コンサート」へ、ミダイと行ってまいりました。

懐かしい歌の数々を堪能しました。

老若?の歌姫のコーラス、先生の独唱。

ピアノの演奏にのせた美声に二時間魅せられました。

年の瀬に忙中閑ありで、リフレッシュさせて頂きました。


ハンドベル・コンサート生演奏に酔う。

2009年10月18日 | アート・文化

鳥の博物館で、ハンドベルのコンサートが有りました。
テレビで見たことは有りますが、身近で演奏を聴くのは、初めてです。
開演中に演奏風景を映すことは、遠慮してベルのみを映像にしました。

  秋晴れの午後、遊歩道に沿ってミダイと共に、鳥の博物館にやってきました。

かねて申し込んでおいた(抽選) ミュージアムコンサート   「ハンドベルの音色を、あなたに!」  を鑑賞。

ハンドベルの楽器だけの写真だけでは、演奏の雰囲気も伝わらず残念ですが。 

演奏は、すずの木ハンドベルクワイアで鈴木幸子先生(日本ハンドベル連盟理事)の指揮。

メンバーは小学生のジュニアチーム、中高年のオアシスチーム。それにすずの木ハンドベルクワイアの正メンバーの皆さん。

世界大会や各地での演奏を重ねておられます。市長夫妻も、ともに鑑賞されました。

ハンドベルと言う楽器は、日本には35年程前に入ってきた比較的新しいもので、高音の小さなベルから、低音の大きなベルまで幾つものオクターブで表現演奏されますので、ベルだけのオーケストラのようです。 この大きなベルは、3キロの重さと言うので腕に力がないと大変です。  091018_144401_2 091018_144402_2

今日の演奏は、第一部八曲、第二部の六曲。

ふるさと、紅葉などの童謡から、「翼をください」や「シルクロード」、

第二部のジュニアメンバーが演奏する「魔女の宅急便」より 海の見える街、ダンシング・ベルズ、ディズニー映画「アラジン」より メドレー、シーズンズ・オブ・ザ・ハートの三曲に、メンバーのレッツ・タンゴ、アンコールに応えて「主よ、人の望みの喜びよ」。

澄んだハンドベルの音色も、十数人のメンバーが横列に並んで幾つものベルを奏でるとかなりの迫力でせまります。

手賀沼に落ちる夕日にいざなわれ、ベルの余韻にひたりながら遊歩道を家路につきました。


喜如嘉の芭蕉布「平良敏子展」東京会場から

2007年10月17日 | アート・文化

少し経ってしまったが、先の9月18日に当ブログで紹介した、喜如嘉の芭蕉布「平良敏子展」東京展(銀座時事通信ホール)は、九月三十日に終了し、会期中大勢の来場者で賑わった。

先行した京都会場では無かった、平良敏子さんのお話が聴かれることで、関係者や一般の人たちも毎日、席に溢れ立って聴くほどであった。

平良敏子さんは、八十八歳で、今なお作品の制作をされ、米寿を記念してのこの会は、今までの創作の集大成でもあり展示された170点の作品はどれも心血を注いで制作された芭蕉布の逸品であった。

製作過程は、場内のビデオでくり返し流されていたので、糸芭蕉から、糸にし、織り上げるまで如何に大変であるか良く分かるのであるが、加えてご本人のお話も制作の仕事について、丁寧にご説明された。

もう、芭蕉布を織ることに、ひたむきに今日までやってこられた人だけに、仕事以外の話は一切無く、一途な気持ちだけが伝わってくる。

制作工程の詳細は、ブログでは紹介できないので、代わって会場入り口のご挨拶を写してきた。

>ごあいさつ

昔から 何もかわらず喜如嘉の おばあさんたちや 母におそわったことをまもって 芭蕉布づくりを つづけています

ひとつひとつ昔と同じ方法で芭蕉布をつくって今にいたっています

しかし たくさんある仕事の作業工程の ひとつも息がぬけません

仕事は正直なもので あとから どの様な仕事をしたのかが 布に現れてきます 

ですから偽りのない仕事をすることで これまでお世話になった方々に ご恩かえしをしたいと 毎朝心の中で祈っています

米寿を迎え 喜如嘉の芭蕉布を 皆様にご覧いただけますことは大変な幸せです

                                     平良敏子 

また会場の数ヶ所に、平良敏子さんの気持ちを詩(うた)にして飾ってあった中から、二つばかり紹介する。

「米(ゆに)ぬ年(とし)なていん

肝(おむ)やなき音(わらび)

沙汰(さた)さりる苧芭蕉(うばさ)

残(ぬく)ち いかな」

                      敏子

訳 (米寿を迎えましたが 私の気持ちはまだ若いつもりです

世の人々に評価される美しい芭蕉布を これからも残していきたいものです)

「親父母(うやふじ)ぬ手技(てぃわざ)

守(ま)てちゃる証(あかし)

今(なま)や我が村に

花ゆ咲から」

                敏子

訳 (祖先から守り受け継がれて来た手技を ずっと守って来た証しである芭蕉布は 今では我が村に花咲かせていることよ)

沖縄独特の絣模様は、数百種になるという。また、糸芭蕉を育て、糸にし織り上げるまでの高度の技術と、熟練の手技は、常人には気の遠くなるような話であった。

(平良敏子さんの、芭蕉布の本は会場で売られていた。詳しい工程と作品、ご本人が掲載されている。書店でお取り寄せできると思う。)


我も、前途洋洋、無限の可能性。88歳レッシングさんにノーベル文学賞。

2007年10月14日 | アート・文化

このたび、英国の女性作家ドリス・レッシングさん(88歳)が、ノーベル文学賞に輝いた。

もとより、外国文学に疎い吉天、レッシングさんの作品を読んだわけでは有りませんが、88歳での受賞は凄いと思います。

現在までに、50作以上の作品を発表され、しかも大作ばかりと言う。ノーベル賞に値するに充分で、遅きに失したと言う受賞。

歳からすれば、吉天も前途洋洋、無限の可能性があると思うが、積み上げてきたもの何も無いので、88歳はおろか、100歳でもとどかない。

しかし、地べたから少しでも積み上げる気持ちで、PCのキーボードを撫で回している吉天です。(陰の声「ムリムリ、昨日の夕飯 何食べたか憶えているか?」)フゥ~。

ところで、あの芭蕉布の平良敏子さんも、88歳です。


「芭蕉布」

2007年09月23日 | アート・文化

昨22日、土曜日夜、NHKBSで、叙情歌大全集が放送された。日本の歌の名作の数々が、素晴らしい歌手の皆さんで、2時間次々と歌われ感動した。

そんな中で、沖縄の「芭蕉布」を、普天間かおりさんが歌った。

おりしも今日から、かねて当ブログでご紹介の「平良敏子展」が、東京銀座の時事通信ホールで開催されている。

平良敏子さんは、沖縄は喜如嘉の芭蕉布を織り続け2000年に人間国宝に認定されました。今日は、平良敏子さんのお話も伺えたことでしょうが、吉天はお彼岸でお墓参りに出かけましたので会場に行けませんでした。

明日以降、三十日までですので、是非行きたいと、予定を立てています。

昨夜、NHKbsの叙情歌大全集で、普天間かおりさんの歌われた「芭蕉布」、おそらく平良敏子さんの長年にわたる芭蕉布へのひたむきな努力で世に知られることになり、歌にまでなったことなのでしょう。

早く展示を観て、平良さんのお話をお聴きしたいものである。


平良敏子展東京会場開催九月二十三日からです。

2007年09月18日 | アート・文化

喜如嘉の芭蕉布「平良敏子展」の東京会場の開催は、九月二十三日(日)からです。会場は、銀座の時事通信ホール。(9月23日のみ、午後1時~午後6時30分)他の日は、午前9時30分~午後6時30分です。午後2時より、毎日「平良敏子お話の会」が聴かれます。京都会場ではなかったことで、多くの方の来場が予想されます。

九月三十日(日)までです。

時事通信ホール期間中のみお電話03-3545-5190

東京都中央区銀座5-15-8 時事通信ホール  入場無料


泰西の名画

2007年04月07日 | アート・文化

知りもしないで知ったかぶりして、「泰西の名画を見るような」と言う形容をして文章を書いた。若気の至りで、今思うと汗顔ものだ。

その泰西の名画の本物が、六本木に国立新美術館が出来たお陰で観られるようになった。

今日(4月7日)から、その国立新美術館で、大回顧展モネが開催れている。世界中のモネが約100点も集まる。是非みたい。

学生のころ、学校の中庭の池に睡蓮が咲いていた。イーゼル立てて不透明水彩絵の具で、油絵のタッチでその睡蓮を描いた。

モネの真似のようであったが、我ながらよく出来たと自分をほめてやりたい気持ちであった。美術の先生が額に入れて校舎の廊下に永く飾ってくれた。印象派にかぶれていた。

色彩の点描は、今のデジタルの画素の元につながっているのであろうか。

一方、白金台の畠山記念館では、4月3日より春季展「琳派」が開催されている。6年ぶり一挙公開と言うことで、こちらも見逃せない。

港区内に集中しているので、美術館のはしごも出来るが、体力勝負は避けて、一つ一つゆっくり観賞したい。但し休館日が異なるので注意したい。


祝開館 サントリー美術館。

2007年03月30日 | アート・文化

本日三月三十日、東京ミッドタウン ガーデンサイドに、サントリー美術館が、開館されテーマは「日本を祝う」です。

同館は、最初皇居前のパレスサイドホテルにあって、その後赤坂見附に移り、私も仕事でずいぶんと、お世話になり学芸員の方にもご指導いただいたこともあります。赤坂見附が閉館されて少しなりましたのでどうなるかと思っていましたら、こうなったのです。

懐かしい館蔵品に再び会えるかと思うと、楽しみです。しばらくは込み合うと思いますが、なるべく早く行って見たいです。  

 サントリー美術館 


無用の用の美

2006年10月17日 | アート・文化

和に限って言うと、衣食住それぞれに生活に即した用の機能美がある。

私達の先人が磨き上げた用の美はなんとも美しい。

一口に和の伝統美というが、永年かけて用に即した、形、色、模様、さらに素材の特性を活かした造形美を職人や工人が心血注いで作り上げた品々。

今、生活様式の移り変わりで、何でも簡単にプラスチックなどで、成型したものに取って代わる。

日常生活の用を足すだけのものは、もう昔のような本物の必要はなくなり、つくる人も永年の修行に耐えられなく後継者もなく、高齢の職人さんが僅かに支えている。

用の美は、無用の用の美となり、伝統工芸品は作品といわれ美術館や、個展で鑑賞する。 古いものは骨董品屋さんや、博物館で観る。

職人さんは、作家と称してけれんみのものをつくり、賞狙い。

皆さんそうだと言わないが、物でなく美術品や装飾品の世界で生きている。

用の美を追求して出来たものと、創作、創作とこね回したものとの美の奥行きや巾が違ってきて当然の気がする。

昔、茶人が、生活雑器の茶碗を、自らの審美眼でもって抹茶茶碗に見立て名物にまで仕立てた。

美しいものは、本来の用とは違った用の場においても見事に映える。 

用向きをこえて、美しいものを座右において暮らすことが出来れば人生は楽しい。