拾ってみよう。
誰の言葉か、17項目ある。
1、今日は最良の一日、今は無二の好機。
2、苦難は幸福の門。
3、運命は自らまねき、境遇は自ら造る。
4、人は鏡 万象はわが師。
5、夫婦は、一対の反射鏡。
6、子は親の心を実演する名優である。
7、肉体は精神の象徴、病気は生活の赤信号。
8、明朗は健康の父、愛知は幸福の母。
9、約束を違えれば己の幸を捨て他人の福を奪う。
10、働きは最上の喜び。
11、物はこれを活かす人に集う。
12、得るは與うにあり。
13、本(もと)を忘れず、末を乱さず。
14、希望は心の太陽である。
15、信ずればなり、憂えれば崩れる。
16、己を尊び人に及ぼす。
17、人生は神の演劇 その主役は己自身である。
(青春のある時期、どれも、もっともだとの思いでノートに書き抜いたもので、原典や編者が誰であるか不明である。)
(自分のために書き抜いたもので、ブログに載せることは著作権云々はないと思うが許されよ。)
今のように、自己啓発本が多く出版されていなかったので、書籍や雑誌で見かけた言葉を書き抜いて己の糧としたものである。
その後の自己啓発本の多くは、バブル期に「積極的に行け行けの思想」が席捲し、自己資金のない時は、借りてでも積極的に前へ前へ進めでブレーキの無い車を疾駆するように導いた。
バブル崩壊と同時に、間違った自己啓発本に導かれた成功者は泡と消える目にあった。
しかし、古典の書をよりどころにした、真の成功者は今もって盛んである。
どのような本にせよ、悪いと言うことはないので、受け止めて運用する側に責任がある。
幸か不幸か、目からうろこのような自己啓発本に行きあたらなかった所為で、大成功もしなかった代わりにどん底になっても生きながらえている。
自分にとって、ヒルティの「幸福論」とかは、価値ある出会いであった。
世に先人の知恵である東西の箴言、格言を噛みしめてみるのも時に救いとなる。
いろはカルタの中にも、人生の機微に触れるフレーズもある。
すべては、わが師と思えばよろしい。反面教師も含めて。