私にとって、至福の時とは、大満足の幸せでもなく、ほんの僅かな幸せ感が味わえる時である。
いきなり、尾籠な話で、恐れ入るが、トイレで用を足しおえて、大きく伸びをする時のすっきり感。
ソバ屋で、板ワサか、卵焼きか何かで、焼酎のお湯割り一杯で、ほんのりした時。
念願のモノが手に入って、さてと一息入れた時。
久しぶりに来た孫に会えた時と、帰ったあとの安ど感。
うつら、うつらと、眠気に誘える一瞬。
あと先のこと、何も考えないで、ひたすらぼんやりして、過ごす時。
陰っていた陽が、雲が去り温かさが戻って小春日の陽気に畳が輝くような時。
風呂上がりの、サッパリ感。
まだまだ、他にもあると思うが、無理に頭を巡らせることは、至福の時ではない。
忘れたものを思い出し、幸せだなー。でもよろしい。
(あなたの至福の時は?)